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僕のキャラが崩壊します!!  作者: さくら
Ⅱ・学力テスト+宮間家訪問
30/75

自業自得・・・・


 昼食を食べ終わった後、櫻田と宮間は二階へと戻り勉強を再開する。休憩時間は虎二郎に元気をもら

 ったこともあって時間はあっと言う間に過ぎ、気がつけばもう帰る時間帯になっていた。


 「あらっ、もう帰っちゃうの?」

  階段から下りる音を聞いたのか、宮間の母親がリビングから現れ二人に声を掛ける。


 「えぇ、これから家に帰って、夕食の準備をすると。彼女は四人兄妹の長女でお父様と次男のお兄さ

  んと妹さんの四人で暮らしていて、いつも妹さんと一緒に作ってるみたいですよ」

 「まぁ、そうだったの」


  息子から話を聞き、宮間の母親は櫻田に視線を移すと突然彼女の手を優しく握る。


 「あっ、あの…」

 「何か困ったことがあったら遠慮なく言ってね。私、何もできないかもしれないけど」

 「えっ…あっ…その…」

 「お母さん、いきなり何を言いだすんです?」

 「だって…」

 「あっ、あの…ありがとうございます。そのお気持ちだけで十分ですので」

  

  困ったことがあったらと言われても…ねぇ。


 「今日はありがとうございました」

 「また家に遊びに来てね」

 「ありがとうございます。じゃあ…「お母さん、途中まで彼女を送ってきます」

 「えっ!?」

 「そうね。女の子一人だと危ないし」

 「あっ、あの…「では行ってきます。…行くぞ」

 「あっ…はい」

 「気をつけてね~」

 

 結局、櫻田は宮間に途中まで送ってもらうことになったのでした。


 「結斗君、別に送らなくても大丈夫だったのに」 

 「何を言う。もし帰る途中で何かあったら困るから、その対策をしただけにすぎない」

 「あっ…そっ、そうですよね。ごめんなさい」

 聞かなきゃよかったよ、ちきしょう…。

 

 「櫻田」

 「はっ、はい!すみません、聞かなきゃよかったなんて思ってごめんなさい「そうじゃない」

 「えっ?じゃあ何?」

 「…また家に来い。あの人も喜ぶだろうから」

 「あの人って…お母さん?」

 「そうだ。他に誰がいると思う?」

 「…いえ」

 

 あの人って…自分のお母さんなのに、なんか他人みたいだな。なんでだろう?そう考えていると

 もう家に近い場所まで来たため、櫻田は宮間に声を掛ける。


 「結斗君、もうここで大丈夫だよ」

 「そうか。じゃあ気をつけて帰れよ」

 「うん、ありがとう。あの…もし良かったら、今度は僕の家に遊び…いやっ、勉強しませんか?」

 「今、遊びにって言いかけただろ?」

 「きききっ、気のせいです!!結斗君の家に比べたらすごく狭いし、お手伝いさんとかいないけど」

 「分かった。近いうちにお前の家に行こう」

 「えっ!?」

  

 絶対断られるだろうと思っていた櫻田は宮間の言葉を聞いて驚く。だが、それには彼なりの理由が

 あった。

 「毎日勉強ばっかりしていると疲れるし、気分転換も必要だ。お前がそこまで言うなら明日にでも

  行ってやろう」

 「えっ、明日っ!??」

 「何を驚いてる。お前が言い出したことだろ?」

 「えっ、いやだって「それとも今の言葉を撤回する気か?」と宮間は櫻田に見えない圧力を掛ける…

  それも鋭い目つきで。


 「…いっ、いえ。そんなことは」

  櫻田は後悔した。言わなきゃ良かったと。

 「よろしい。じゃあまた明日」

 「はい…また明日」


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