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僕のキャラが崩壊します!!  作者: さくら
I・夏休み+勉強合宿
17/75

櫻田と宮間の家族について

その日の夜だった。

夕飯を食べ終えて明日に備えて今日はもう寝ろと宮間に言われ、全員は風呂へと入って各自用意された

部屋へと入って寝たものの櫻田は全く寝つけず起きていたのであった。


「うぅ~やっぱり枕が変わると眠れないな…」

少し風にでも当たろう。と櫻田はベランダにやって来た。


「おっ、涼しい。ちょうどいいかも」

しばらくの間、手すり部分にもたれ掛かっていることにした櫻田はある人物に声をかけられて

はっとする。


「櫻田、何してる?」

「っ!?あっ…宮間君。なんか眠れなくてしばらく夜風に当たろうかなって」

「そうか」


「宮間君は?」

「…俺もお前と同じだ」

「そっか。宮間君も枕が変わると眠れないんだね」


だが、櫻田はこの時何も疑問に感じなかった。自分の別荘だというのにどうして眠れないのかということ

に全く気付いていなかったのだ。


「しかし、良い眺めだね?ここは。僕、小さい頃に家族と出かけて以来海なんて行ってないから…なんか

懐かしく感じるよ。夏とかよくここに来るの?夏休みとか」

「…いや。最後にここに来たのは、俺がまだ小学六年の時。つまり四年ぶりだ」

「えっ?」


「俺の父親はある会社を経営していてな。仕事が忙しくてあまり家にはいない」

「あっ…ごめんなさい。僕」

「構わないよ。もう慣れたから」


櫻田はまずいことを聞いてしまったと思っていたが、宮間本人は気にしておらずむしろいつも通り

何も変わっていなかった。だが、彼女は思う。本当は寂しいのではないかと。

勝手な想像でしかないので本人には聞かないが、でも櫻田はきっとそうに違いないと思うのであった。


「お前の方はどうだ?家族とはどういう風に過ごしている」

「うちは…父と兄二人と妹が一人の5人家族で、家事は僕と妹が担当なので朝はバタバタしてますね。

 今は一番上の兄が一人暮らしをしてて二番目の兄に手伝ってって妹が言うんですけどスルーされて

 逃げられることが多くて」

「こらっ、また敬語になってるぞ?」

「あっ…ごめんなさい」


やはり癖はすぐに直らないものだと櫻田は思った。


「あと、二人で話している時でも良いから「結斗」と呼べ」

「あっ…それもすっかり忘れてた」


「まぁ、いいだろ。お前の家は賑やかそうで楽しそうだな」

「それ、絶対褒めてないよね?」

「俺はてっきりお前は一人っ子かと思っていたが、4人兄弟とは予想外だった」


確かに櫻田はよく一人っ子だと勘違いされることが多い。

外見はともかく性格からしてもそう見られがちなのかもしれないが、彼女の口から「うちは4人兄弟」と

言った途端に「えっ?そうなの!?」と多数の人間がこの事実に驚くのだった。


「よく言われるよ。一人っ子だとか末っ子だとかって…まぁ、三番目だから変わらないかもしれない

 けど。結斗君は兄弟いるの?」

「俺は一人っ子だよ」

「へぇ~そうなんだ。お兄さんとかいそうなのに」

「人を見た目で判断するんじゃない」

「あっ…ごめん。つい」


櫻田と宮間はその後も家族の話を約一時間ほど話し続けて、自分達の部屋へと戻り深い眠りについた。



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