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僕のキャラが崩壊します!!  作者: さくら
Ⅰ・中間期末考査対策の勉強会スタート
11/75

櫻田と東間の後輩

ところどころ修正しました。

 今日、櫻田は東間と途中で待ち合わせして学校へと登校した。


 「つーかさ。なんで土曜日に学校来ないといけないわけ?」

 「しょうがないだろ?私立なんだから」


 この日は土曜日の午前中授業。

 S組も普通科と同じで4時間授業で終わるのである。

 だが、これを利用して放課後にいつもの少人数教室で勉強会を行うと宮間から

 メールが送られた。


 櫻田と東間の親は仕事で帰りが遅くなることがあるので、中学の頃からケータイを持たされていた。そのため彼女達は一年の頃にお互いの連絡先を交換し現在に至る。

 それから高校になって木崎・宮間・畑本・稲井と知り合ったが、稲井はケータイを持っておらず、自宅の連絡先を登録。東間が畑本と連絡先を交換してそれから櫻田とも交換。それから彼が、木崎と宮間の連絡先を彼女達に勝手に教えて

勝手にメールをした結果、畑本は二人から「勝手に連絡先を教えるな」と大目玉

を食らったのであった。だが、用事があったら連絡するとのことで消さずに登録

している。



 「そういえば、今日って学校見学だよな?」

 「あぁ~そういえば昨日言ってたっけ。でも見学するってS組でしょ?」

 「そうだけど、廊下ぐらい通ると思うぜ」

 「…そういえば、あの子どこ行くの?」

 「えっ?あぁ~確か…って、それより、お前んところの妹は?」

 「なんだよ、突然。あいつは僕より頭良いから、兄貴達と同じ高校行くと

 思うぞ。そういうの聞かないから、どうなのかは知らないけど」

 「ふ~ん~やっぱりそうなるよな~」

 

 

 そして、放課後…

 少人数教室では、木崎と畑本、櫻田の三人のみが席に座っていた。

 東間は日直であることを忘れていたらしく少し時間がかかるらしい。

 宮間は用事があるとかで遅くなると木崎から教えられた。


 「おい、チビ。ジュース買ってこい」

 「えぇ~嫌だよ。自分で買ってきたら?」

 「なんだとこらっ!」

 「きー君、そんなに怒ると歳とったらしわが増えるよ?」

 「このくそチビぃーーーー!!!」

 

 「あぁ、もう。うるさいです!僕が買ってきますから、そんなに怒らないで

 ください。何買えばいいですか?」

 「…フルーツジュース」

 「分かりました。じゃあ、行ってきますね」


 そして櫻田は、自販機のある場所へと走って向かった。

 フルーツジュースを買って急いで少人数教室へと戻ろうとした際、一人の

 男子生徒が彼女に声をかけてきた。


 「櫻田先輩~」

 「ん?」

 

 櫻田は聞き覚えのある声に反応し、声が下方向へと顔を向ける。

 

 「先輩、お久し振りです」

 「りき君!?」

 

 そこにいたのは、櫻田と東間の中学時代の後輩。

 茅野瀬力ちのせりきだった。

 

 櫻田はすぐに彼の元へと駆け寄って話しかけた。

 「久し振りだね!でも、どうしてここに?」

 「実は俺、今日見学に来てて…それで帰ろうとしていたら先輩を見つけたので

 つい声をかけちゃったんです」


 「そうなんだ。ってことはこの学校を受験するの?」

 「いや、見学しただけでそこまではまだ決めてなくて…」

 「あぁ…そうだよね」

 

 すると、「櫻田」とまたしても聞き覚えのある声が聞こえてきた。

 宮間である。


 「あっ、宮間君」

 「なにしてるんだ?…君は」

 「っ!?」


 「この子は、僕と東間の後輩。学校見学に来てたみたいで」

 「こっ、こんにちは」

 

 茅野瀬は初対面で身長が高い宮間に少しびびりながらも、彼にお辞儀をして

 挨拶をした。それを見て宮間も「こんにちは」と丁寧に返す。


 「玄関まで送ろう。ついてきなさい」と宮間は玄関がある方へと歩いていく。

 それを見て櫻田は茅野瀬を連れて、彼の後を追って行った。


 

 「じゃあ、気を付けてね。力君」

 「はい。ありがとうございます。それじゃあ…また」

 

 茅野瀬はちらっと宮間を見て、すぐさま走って帰って行った。

 それについて二人はいったい何の意味があったのか、よく分かっていなかっ

 た。


 茅野瀬を見送った後、二人はすぐに少人数教室へと戻ると、東間が

 日直を終わらせて、畑本と楽しく会話をしていた。


 「地味子、おせぇぞ。何してたんだ?」

 「いや、それが…「櫻田と東間の後輩に会って話してたんだよ」

 「あっ?後輩??」


 「あぁ~やっぱり来てたのか、あいつ」

 木崎と畑本は状況が全く理解できていなかった。

 分かっているのは、櫻田と宮間と東間の三人のみである。


 「東間、お前知ってたならなんで黙っていた!?」

 「いや~別にまだここに行くって決まってるわけじゃなかったし、見学する

 だけしてみるとは聞いただけで、まさか今日だとは知らなかったんだよ」

 

 「ねぇねぇ~二人共、なんの話してるの?」と畑本が東間に聞く。


 「あぁ。私達の中学時代の後輩が今日見学に来てたんだよ」

 「へぇ~そうなんだ。女の子?」

 「いいや、男だよ。道久君と同じように可愛いぞ」

 「えぇ~僕より可愛い男の子なんていないよ~?」


 確かに可愛い男の子である畑本だが、それは男子としてどうなのかと櫻田は

 思った。あと、東間が茅野瀬を可愛いと言っているのも意外だとも。


 東間と茅野瀬の家は隣同士で、親同士も非常に仲が良い。

 そのため二人は姉弟のように育ちったためか、知らない人が見れば、実の姉弟

 だと誰もが勘違いするぐらいで、これはもはや友達以上恋人未満のような

 関係だという。


 

 「納得したか?時間がない。さっさと始めるぞ」

 

 それからすぐに勉強会が始まったのである。




 

 


 

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