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GIRL  作者: salesian
8/9

第八話

新キャラ登場。

騎士の新たな力も判明します。

乞うご期待を!!

俺はどうも痛みに弱いらしい。

前に交通事故にあったときも意識を失ったし…

あんまり痛みを感じないので楽といえば楽なのだが…


とてつもない疲労感と倦怠感が体を襲っている。

このままもう一度意識を失いたいと思った。

だが天音のことを思い出したため必死に飛び起きた。

すると

「きゃっ!!」

という声がした。

「無事だったみたいだな。」

と言いながら目を開けて声の主を見ると天音ではなかった。

「大丈夫?騎士君。」

「あっ!!」

目の前には俺の元カノの明日香がいた。

「なんでここに?」

「なんか落ちてきちゃった…」

「それより小さな女の子知らない?」

「多分あの子じゃない?」

と言って俺の斜め後ろをさした。

「天音!!」

急いで駆け寄ると天音が横たわっていた。

「大丈夫、ただの気絶だから。」

「よかった・・・とりあえずベッドに寝かそう。」

「万が一ってことがあるからあんまり動かさない方がいいと思うよ?」

頭を打っている可能性を考慮しているのだろう。

「しっかりと守ったから大丈夫だと思うよ?」

「なるほど、それで無傷なわけか・・・」

確かに天音は無傷だった。

その点俺は背中に痣、全身に擦り傷、右足釘の捻挫によるひどい痛みとかなり辛い。

(お風呂が憂鬱だ・・・)


そのあと天音をベッドに寝かしたあと椅子に座った。

「さてと、とりあえず色々話したいことがある。」

「何の話?」

「まずなんでここに来ちゃったの?」

「知らないわよ、何か足元が抜けて・・・」

「じゃあ何で俺のこと覚えてる?」

「当然なんじゃないの?騎士の彼女なんだから。」

「あのな・・・」

と言いかけたとき天音が起きた。

「彼女ってどういうこと?

いないって言ってたわよね?」

静かな物言いだったが怒りを抑えて言っているように見えて恐ろしかった。

「彼女じゃなくなったんだよ、ここに来る10日前ほどに・・・」

「とりあえずどういうことか説明してくれる?」

「はい・・・」


明日香とは中学の同級生だった。

委員会が一緒だったのでその関係ではよく話したがそれ以外はあんまり話さなかった。

中3になり俺は推薦で行く高校が決まっており、明日香も別の高校に推薦が決まっていた。

最後特に話すこともなく、そのまま卒業した。

それから半年が経ち文化祭が迫っていた。

文化祭の人集めを行う係りだった俺は昔のつてを頼って中学校時代の友人に電話した。

その時、女子で呼んだ数少ないうちの一人が明日香だ。

このあとよく明日香たちと遊ぶようになり、最終的には付き合うことになった。

だけどその半年後二人が望まない形で分かれることとなった。

もともと明日香は大企業のお嬢様で次女だ。

16歳になったことで結婚できるようになり、政略結婚の話が持ち上がった。

引越し、新しい生活を始めることが決まっていた。

明日香の将来を考えるとウチみたいな一般家庭より、大企業のお坊ちゃんといたほうが幸せになると思った。(それ以前に結婚できる可能性がない。)

なので自分から別れを切り出し、明日香の前から姿を消したというのが真実だ。

「それとその御曹司との縁談は断ったわよ。騎士君の名前を出して。」

「はっ?」

「だから結婚を誓い合った人がいるからって」

「えっ?誓い合った記憶はないんだけど・・・」

「あれ?そうだったけ?」

「しかも親公認じゃないから結婚するまで最低あと4年かかるぞ」

「そう・・・」

「ちょっと、私のこと忘れてない?」

と天音が割り込んできた。

「五年ぶりの再会なんだから仕方ないじゃん。」

「五年?」

「ああそうか、知らないんだった・・・」

「私が説明しとくからベッド持ってきてよ。」

「どこからどうやって?」

「一階の仮眠室から階段脇のスロープ使えば何とかなると思う。」

「引きずるの?」

「キャスターがついてるから。」

「了解。」

俺は言われた通り仮眠室に行ってベッドを運んだ。

かなりスロープの傾斜が大きく、かなり苦労した。


10分ぐらいかけてやっと運び終えた。

校長室の空いているスペースにベッドを置き、天音に声をかけた。

「終わったぞ。」

「騎士、明日香さんって何者!?

理解のスピードも別格だし、ただ者じゃないよ・・・」

「幼い頃から帝王学や英才教育を受けている完全無欠な奴なんだよ・・・

俺だってほとんど歯が立たない・・・」

「そんなことないわよ。

騎士君には映像記憶能力っていう才能があるじゃない。」

「映像記憶能力?」

「一瞬だけでも見えたものを細部まで思い出せる能力よ。

 騎士君はその能力者の中でもずば抜けているの。

 まさに奇跡の能力よね・・・」

「知らなかった・・・」

「だからテストもすごい良かったんだよね。」

「毎回、お前が一位だったくせに・・・」

「同率一位でしょ?たまたま出席番号で騎士君が二番目に書かれるだけで。」

「それでも上から2個目には変わりはない。」

こうやって話しているとどんどん元の世界が恋しくなる。

早くみんなで元の世界に戻りたかった。

そんな俺の気持ちに気づくことなく天音はお約束のように

「だから私を無視しないでよ!!」

と言う。

「仕方ないだろ、五年ぶりなんだから。」

明日香と会えたという意味もあるが元の世界の話を聞くという意味でも五年ぶりだった。

「そうだけど・・・」

「天音とだってこんな感じだっただろ?」

「だけど・・・」

こんなやりとりをしている間でもどんどん俺の心を占める元の世界の割合が高まっていく。

耐え切れなくなった俺は

「じゃあしばらく俺は口を開かない。二人で今後のことでも話していてくれ。」

と適当に理由をこじつけ一人になろうとした。

「なんでそうなるのよ!!」

と二人から猛烈な批判を受けたが

「一人にさせてくれ、日没までには戻る。」

と言い放った。

きっと明日香ならわかってくれるだろうと思い外に出た。


学生という身分上非常に忙しいです。

更新がまちまちになりがちですが引き続きお読みいただけると幸いです。

引き続き皆様からのコメントお待ちしております。(>人<;)

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