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GIRL  作者: salesian
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第五話

部屋に戻ると天音はすぐにベッドに入った。

「もう寝るの?」

「前も言ったけどここ、照明ないから。」

「なぁ、聞いていいか?」

「何?」

俺は息を思いっきり吸った。

そしてこう言った。

「天音、一体お前は何者なんだ?」

「…どういうこと?」

「電話といいこの世界の情報といいとても一人でどうにかなるものじゃない。」

「情報は簡単に集められる場所があるの。電話は…」

「俺の親父が設計したもの。」

「そうよ。たまたま持ってここに来たの。」

「なんでこれを持ってた?」

「覚えてないの?」

「全く、この電話の存在自体風呂場で気がついた。」

天音は少し間を空けてこう言った。

「…設計図を見て作った。」

「個人が作れるようなものじゃない。

道具と材料が完璧に揃って親父ですら一個一ヶ月はかかる。」

「えっと…」

「俺が作ったやつだ。電話に隙間があるだろ?俺がミスしてうまくはまらなかったんだ。」

「ほんとに覚えてないの?」

「全然覚えてない。」

「私、騎士の幼馴染だったのよ。」

一瞬わからなかった。

「えっ?俺には幼馴染はいないはずじゃ…」

「記憶から消されたの。それがこの世界に来た者の定め。」

「はっ?」

「明日、正確に分かる場所に連れて行ってあげる。」

「明日っていうのはここでの明日か?」

「当然。」

「とりあえず明日までに思い出せるだけ思い出してみる。」

「今まで黙っててごめんね。」

「気づかなかった俺が悪いんだ。気にするな。」

「明日、きちんと説明するから。」

俺はベッドに入った。

「おやすみ、天音。」

「おやすみ。」



次の日目が覚めると朝だった。

隣ではまだ天音が寝息を立てながら寝ていた。

あまねを起こさないように慎重にベッドから抜けた。

なんだか無性に腹が減った。

台所に行って適当に食材を取り出し朝食の下準備をすませるとまた慎重にベッドに戻った。天音の髪をゆっくりと撫でた。


昨日思い出したことがある。

天音の苗字が高橋だということ。

俺の家の隣は高橋さんという人が住んでいる。

多分それが天音の実家だろう。

あと天音の存在が記憶から消えたのは遅くても11歳頃だ。


しばらく考えていると10分ぐらいするとあまねは目を覚ました。

「おはよ~」と眠そうに天音は言った。

「ご飯食べる?なんだか腹減って。」

「私もお腹減ったから早く食べたい。」

「ちょっと待ってて。」


5分ぐらいすると朝食は完成した。

天音はそれをおいしそうに食べていた。

「ねぇ?今日の朝なんで私の髪を撫でてたの?」

「昔、天音にそうやってた事を思い出して…」

「でも懐かしいな。こっちで言うと1000年ぶりぐらいになるのかな?

いままでずっと一人だったから来てくれてよかったよ。」

天音は笑顔で言った。

「珍しく素直だな…」

「うるさい!!」

とそっぽを向いてしまった。

「それでここの仕組みについて知れる場所ってどこ?」

「…この後行く。ここから10分ぐらいだから。」

「じゃあ行こう!!」

俺は自分の食器を片づけながら言った。

「もう?」

「思い立ったが吉日って言うだろ?」

「そうだけど…」

「ほら!!」

と言って天音の手を掴んで外に出た。


若干話が進みました。

これぐらいのペースで行けるとは思いませんが一日一回の更新を心がけます。

これからもGIRLをよろしくお願いします。

あと皆様からのコメント心よりお持ちしております。

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