第三話
気が付くと駅にいた。
時刻は8時1分だった。
(おかしいな。少なくとも3時間ほど天音のところにいたのに・・・夢?)
そう思っていたら手に何かを持っていた。
(電話?そうだ天音から貰ったんだ。)
電話を弄っていると電車がやってきた。
その電車に乗って学校に行った。
結局その日は授業にも集中できずただ天音のことが気になって仕方なかった。
幸い、誰も俺に話しかけてこなかった。
18時頃天音から貰った電話が鳴り響いた。
恐る恐る出てみると
「ばか!!なんで勝手にいなくなったのよ!!」
と涙声で天音が言った。
「なんかかってに戻っちゃって。どうすれば戻れるの?」
「電話についているWってボタンを3秒間押して。
そうしたらこっちの世界に戻れる。
ただし行き先を思い浮かべながら。理解した?」
と天音が言い終わるのとほぼ同時にまた地面がなくなった。
必死に「校長室、校長室」と念じながら落ちていった。
すると今度は落ちていきながら意識を失った。
しばらくして目が覚めると足に痛みを感じた。
足を見るとあまねが足の上に乗っていた。
「えっ?俺、戻ってきたの?」
「そうよ。バカ!!!!どんなにさびしかったと思っているの?」
と天音が言いながら俺に抱きついてきた。
よくわからないがとりあえず
「ごめんな。」
と言った。
そしてしばらく時間を空けて
「もう離してくれる?」
と俺は言った。
「・・・ごめん!!」
天音は顔を赤らめた。
「そうそう。さっきの話の続きなんだけど時間の流れの速さが違うってどういうこと?」「ああ。この世界はあなたたちのいる世界とはほとんど変わらない。ただ時間の流れが違うだけ。だいたい1/200ぐらいかな」
「だから元の世界に戻ったとき1分しか経っていなかったのか」
「あとこの世界にはもともと何かが住んでいた。だけどそれがいなくなってからこの世界のバランスが崩れた。それで時々向こうの世界とつながるらしいの。」
俺はもう一つ疑問に思ったことを聞いた。
「じゃあ腹が減らないのは?」
「それも説明するね。この世界と違う世界からやってきた人はそれまでいた世界の時間の感覚をそのまま持ってきちゃうらしいの。つまりここでの200日は向こうでは1日になるの。そうするとここで200日過ごしても本当は1日しか経ってないからそんなにおなかが減らないの。」
(いまいちよくわからない・・・)
とりあえず「そんなことどうしてわかったんだ?」
と話を続けた。
「まあそれは後で話すとしてお風呂わいたよ」
「じゃあ行こうか」
と俺が言うと天音は俺の手を引っ張って行った。
一話一話が短くてすみません。
なるべく1日で更新できるようにしますのでこれからもよろしくお願いいたします。
引き続き皆様からのコメントお持ちしております。




