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I'm not a hero.  作者: 星野紗奈
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狂った話

お久しぶりです。星野紗奈です( *´艸`)

今回は「狂った話」です。

内容はずっと前から考えていたのですが、実際に執筆にかけた時間は短いので、内容をうまく読み取っていただけるか……。

文章も短いので、想像力を膨らませてください(;'∀')

この話は、一人で語る感じにしてみました。ちょっと一人芝居を意識してみましたが、初めてなのでうまくいっているかわかりません。いつもと違った雰囲気を楽しんでいただければと思います(*'▽')

感想などいただけると、とってもありがたいです!


それでは、どうぞ↓

 あ、来た来た。ごめんなさいね、急に呼び出して。カウンセリング室なんて、入りづらかったでしょう?先生に言ったら、今日は開いてるから使ってもいいって許可もらったの。実は、あなたに話したい事があって。

 まあ、立ち話もなんだから座りましょうか。こんなものしか用意できなかったけど、良かったらそのお茶もらってちょうだい。もう、別に遠慮しなくていいから、ね?

 じゃあ、本題に入りましょうか。私ね、困っていることがあるの。それを話すために、ちょっと昔の話をするわ。まあ、聞き流してもらっても全然かまわないけど。

 だいぶ前の事なんだけど、あなたは覚えているかしら?私がつらいとき、落ち込んでいるとき、いつもあなたの言葉は私を支えてくれたわ。中でもね、あなたが褒めてくれた時はたまらない気持ちになったの。「あなたはヒーローだ」なんて、そんな言葉、きっとあなた以外誰も言えやしないわ。だからね、ずっとそんなあなたの言葉を支えにして今までがんばってきたの。

 でもね、私、そんなんじゃなかったみたい。今、つらくて、苦しくて、仕方がないの。なぜかって?今順を追って話すから、待ってね。半年くらい前からかな、突然人が怖くなったの。人を信用できなくなってしまったみたいなの。例えば、すれ違う人に嫌がられたような気がしたり、この人心の中では何を考えているんだろうって考えちゃったり。なんだかね、人の内側の真っ黒い部分がちらちら見えて、うまく表現できないんだけど、怖いの。一度考え始めたら止まらなくって、深い闇に引きずり込まれていくみたいだったわ。それからちょっと経ったら、今度は、そうやって人を信用できない自分が怖く思えたの。だからどんどん嫌になって、心の底から「私は最低な奴だ」って叫んで、憎んで、いつのまにか自分が嫌いになっちゃった。

 ばかばかしいって思うでしょう?……やっぱりあなたは優しいのね。ああ、そうね、続きを話さなきゃ。えっとね、そんなこと考えているうちに、あなた以外、みんな嫌いになっちゃったの。人間って、なんて醜いんだろう、って。私はヒーローなんていう綺麗なものじゃない、そんなもの存在しないんだ、って。もう、あなたしかいないの。他の人は誰も信用できないわ。

 このままだと私は、私にとって一番大切なあなたまで嫌いになってしまいそうなの。それが一番怖いわ。大切な人さえ信用できない醜い人間にはなりたくないもの。だからね、私から一つだけお願い。

 私を、殺して。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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