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神剣のセレスティア  作者: 玉響すばる


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幕間 セレスティア用干し肉製造工房

 グランガルドの朝は早い。


 炉に火が入る前から、鍛冶師たちは動き始める。


 鉱石を選ぶ者。


 炭を運ぶ者。


 水桶を満たす者。


 槌の柄を確認する者。


 そして、その日だけは、妙な作業をする者たちがいた。


 肉を切る者。


 塩を揉み込む者。


 香草を刻む者。


 吊るし棚を整える者。


 工房の一角に、鍛冶とは明らかに違う香りが漂っていた。


 バルド・ガルガンドは、作業台の前で腕を組んでいた。


 目の前には、薄く切られた肉が並んでいる。


 厚さ、幅、繊維の向き、塩の量、乾燥時間。


 すべてが記録されていた。


 弟子の一人が、真面目な顔で言った。


「バルド親方」


「まだ親方ではない」


「では、バルド様」


「様もいらん」


「では、バルド」


「何だ」


「これは、本当に鍛冶工房の仕事でしょうか」


 バルドは、しばらく黙った。


 肉を見た。


 記録板を見た。


 吊るし棚を見た。


 そして、深く息を吐いた。


「分からない」


「分からないのですか」


「少なくとも、普通の鍛冶工房の仕事ではない」


「ですよね」


「だが、父上が言った」


 弟子たちが、一斉に工房奥を見る。


 そこには、ゴルド・ガルガンドがいた。


 腕を組み、炉の前に立っている。


 いつものように不機嫌そうな顔だった。


 だが、目だけは真剣だった。


「何を見ている」


 弟子たちは背筋を伸ばした。


「いえ!」


 ゴルドは、肉の並んだ台の前へ来た。


 一枚をつまむ。


 厚みを見る。


 繊維を見る。


 香りを嗅ぐ。


 弟子たちは、鍛冶の材料検査を見る時と同じ緊張で見守った。


 ゴルドは言った。


「厚い」


 弟子が慌てる。


「薄くします!」


「薄すぎると噛み応えがなくなる」


「では、どの程度に」


「バカ姫が文句を言う程度だ」


 弟子は固まった。


「基準が曖昧です」


 バルドが静かに言う。


「父上、数値化しましょう」


「数値化?」


「はい。セレスティア様が『硬いですわ』と言う硬さを基準にするなら、一般用、復興用、剣神用で硬度を分けるべきです」


 ゴルドは目を細めた。


「剣神用」


「はい」


 弟子の一人が記録板へ書いた。


 干し肉硬度分類。


 一般用。


 復興作業用。


 長距離行軍用。


 剣神用。


 別の弟子が恐る恐る言う。


「剣神用とは」


 ゴルドが答えた。


「バカ姫用だ」


「つまり」


「硬い」


「どのくらい」


「文句を言いながら食うくらい」


 バルドがまた言った。


「父上、それでは品質管理になりません」


「なら、お前が決めろ」


「分かりました」


 バルドは肉を一枚持ち、真面目な顔で言った。


「剣神用干し肉の条件を定義します」


 弟子たちは、妙に緊張した。


「第一に、保存性」


「はい」


「第二に、携行性」


「はい」


「第三に、復興作業中でも食べられる栄養量」


「はい」


「第四に、噛むことで現世に戻る実感を得られる程度の硬さ」


「はい」


 弟子の筆が止まった。


「四番目は必要ですか」


 ゴルドが即答した。


「必要だ」


 バルドも頷いた。


「必要です」


「なぜ」


 ゴルドは鼻を鳴らした。


「バカ姫は、神になった」


「はい」


「真神格だ何だと、放っておくと遠くへ行きやがる」


「はい」


「なら、噛ませろ」


「噛ませる」


「硬いものを噛めば、嫌でも地上に戻る」


 弟子たちは黙った。


 それは乱暴だった。


 だが、妙に納得できた。


 バルドが補足する。


「父上の言い方は荒いですが、意味はあります」


「はい」


「セレスティア様にとって、食事は現世との接点です」


「はい」


「火酒もそうです」


「はい」


「看板もそうです」


「はい」


「干し肉も、ただの食べ物ですが、同時に地上へ戻る合図になっています」


 弟子が記録した。


 剣神用干し肉。


 ただの保存食。


 神具ではない。


 加護なし。


 ただし、現世帰還補助効果あり。


 バルドがそれを見た。


「最後の一文は危険です」


「なぜですか」


「また干し肉の神騒動になります」


「あ」


 弟子は慌てて消した。


 代わりに書く。


 ただし、空腹は避けられる。


 それで十分である。


 ゴルドが頷いた。


「それでいい」


 そこへ、工房の外から声がした。


「親方、肉屋が来ました!」


「通せ」


 屈強なドワーフの肉屋が、大きな包みを担いで入ってきた。


 中には、良質な肉が入っている。


「注文の品だ」


「見せろ」


 ゴルドが肉を見る。


 バルドも見る。


 弟子たちも見る。


 肉屋は少し困惑した。


「鍛冶師が肉をここまで見るのか」


 ゴルドが言う。


「バカ姫用だ」


「ああ」


 肉屋は納得した。


 納得してしまった。


 バルドは少しだけ頭を抱えた。


「父上、その説明で通じるのは問題です」


「通じたならいい」


「よくありません」


 肉屋は笑った。


「剣神様は、まだ硬い干し肉を食べているのか」


 ゴルドが睨む。


「剣神様じゃねぇ」


「ああ、そうだった」


 肉屋は言い直した。


「バカ姫は、まだ硬い干し肉を食べているのか」


「食ってる」


「なら、いい肉を持ってきた」


「よし」


 バルドは、ここでまた一つ悟った。


 グランガルドでは、剣神非信仰令よりも、ゴルド工房の呼び方の方が浸透している。


 剣神様ではない。


 バカ姫。


 祠不要。


 本人は飯を食う。


 その雑な理解が、結果として一番正しい方向へ人々を導いている。


 肉屋は、さらに言った。


「ただ、硬すぎると苦情が来るぞ」


「誰から」


「普通の客からだ」


「これは普通の客用じゃねぇ」


「なら何用だ」


 ゴルドは言った。


「剣神用だ」


 バルドが即座に訂正する。


「セレスティア様用保存食です」


 肉屋が笑った。


「同じじゃないのか」


「違います」


「どう違う」


「剣神の加護を売る商品ではなく、セレスティア様が実際に食べるための保存食です」


「面倒だな」


「大事です」


 肉屋は肩をすくめた。


「分かった。セレスティア様用保存食だ」


 ゴルドが小声で言う。


「バカ姫用でいい」


 バルドが見る。


「父上」


「何だ」


「外向きには駄目です」


「内向きならいい」


「工房内なら、まあ」


 弟子たちは記録した。


 正式名称。


 セレスティア様用保存食。


 工房内呼称。


 バカ姫干し肉。


 バルドはその記録を見て、しばらく沈黙した。


「工房内でも危険な気がします」


 ゴルドは言った。


「気にするな」


「気にします」


「お前は細かい」


「父上が雑すぎるのです」


 干し肉作りは続いた。


 塩の量を調整する。


 香草を混ぜる。


 燻煙に使う木材を選ぶ。


 火加減を見る。


 鍛冶師たちは、普段は鉄と火を扱う者たちである。


 だが、火を見る目は同じだった。


 煙の回り方。


 乾燥の進み方。


 温度の上がり方。


 湿気の抜け方。


 バルドが言う。


「ここは鍛冶に似ていますね」


 弟子が頷く。


「火加減と時間ですね」


「そうです」


「素材を見る」


「そうです」


「焦らない」


「そうです」


 ゴルドが言った。


「鉄も肉も、急ぐと駄目だ」


 弟子たちは妙に感動した。


 しかし、次の一言で台無しになった。


「ただし、バカ姫は硬くても食う」


 バルドがため息をつく。


「父上」


「事実だ」


「事実を雑に使わないでください」


 その日の午後。


 第一試作品が完成した。


 工房の卓に並べられる。


 一般用。


 復興作業用。


 長距離行軍用。


 セレスティア様用保存食。


 それぞれ厚みと乾燥具合が違う。


 弟子たちは試食した。


 一般用。


「食べやすいです」


 復興作業用。


「少し硬いですが腹持ちがよさそうです」


 長距離行軍用。


「かなり硬いです」


 セレスティア様用保存食。


「……」


 弟子の一人が、噛んだまま止まった。


 別の弟子が水を取る。


「大丈夫か」


「噛めます」


「飲み込めるか」


「少し待ってください」


 バルドは記録する。


 剣神用硬度、一般ドワーフ弟子には過剰。


 ゴルドが不満そうに言う。


「まだ柔い」


 弟子たちが一斉に見る。


「これで柔いのですか」


「バカ姫なら文句を言いながら食う」


 バルドが言った。


「父上、文句を言いながら食べる硬さと、食べ物として適切な硬さは別です」


「なら、文句を言いながら食える範囲にしろ」


「その範囲を検証しています」


「面倒だな」


「品質管理です」


 そこへ、通信術式が開いた。


 白樹の森からだった。


 映ったのはルシェルである。


「ゴルド親方」


「何だ、ルシェルの坊主」


「姉上用の干し肉製造について、記録確認が必要です」


 バルドが固まった。


「なぜ、もう伝わっているのですか」


 ルシェルは真面目な顔だった。


「グランガルドの肉屋から、白樹の森の食料管理係へ照会がありました」


「照会」


「セレスティア様用保存食として、塩分量と栄養配分の確認が必要か、と」


 バルドは目を閉じた。


 仕事が早すぎる。


 そして話が広がりすぎる。


 ゴルドは気にしない。


「必要か?」


 ルシェルが答える。


「必要です」


「そうか」


「母上も確認します」


 通信の向こうで、王妃エルフィリアの声がした。


「ゴルド殿」


 ゴルドの背筋が、ほんのわずかに伸びた。


「王妃様」


「セレスティア用の保存食を作るなら、塩分、保存性、食べやすさ、携行性を確認してください」


「はい」


「硬すぎて食事量が落ちるものは不可です」


「……はい」


「火酒と一緒に摂る場合の量も考慮してください」


「はい」


「一人で食べさせすぎないこと」


「はい」


「干し肉は大切ですが、食事全体の一部です」


「承知しました」


 弟子たちは、小声で囁いた。


「親方が素直だ」


「王妃様は強い」


「炉より強い」


 ゴルドが睨んだ。


「聞こえてるぞ」


 ルシェルが続けた。


「なお、姉上は干し肉を司る神ではありません」


 ゴルドが鼻を鳴らす。


「知ってる」


「商品名、看板、袋、記録票に剣神加護、御利益、祈願、守護等の文言は不可です」


 バルドが頷く。


「承知しています」


「正式名称は」


 バルドが答えた。


「セレスティア様用保存食」


 ルシェルは少し考えた。


「様は不要かもしれません」


「では」


「セレスティア用保存食」


 ゴルドが言った。


「バカ姫干し肉でいい」


 ルシェルは即答した。


「公式名称としては不可です」


「工房内なら」


「記録に残さなければ」


 弟子が慌てて記録板を隠した。


 ルシェルは見逃さなかった。


「今、記録していましたね」


 弟子は固まった。


 バルドが言った。


「後で修正します」


「お願いします」


 通信の向こうで、ミレーヌの笑い声が聞こえた。


「お姉様が知ったら困りそうですね」


 王妃が言った。


「困っても食べます」


 ゴルドが頷く。


「そうでしょうな」


 その時、通信の向こうにセレスティアが現れた。


 全員が止まった。


 セレスティアは、少しだけ目を細めていた。


「親方」


「何だ、バカ姫」


「わたくし用の干し肉製造工房とは、何ですか」


「見ての通りだ」


「見えているので聞いています」


「お前用の保存食だ」


「なぜ鍛冶工房で作っているのですか」


「火加減を見るのは鍛冶師の仕事だ」


「肉です」


「素材だ」


「鉄ではありません」


「硬くする」


「目的が違います」


 バルドが咳払いした。


「セレスティア様」


「はい、バルド」


「これは、復興支援及び長期移動時の携行食としての試作です」


「本当に?」


「はい」


「干し肉騒動の再発ではありませんか」


「再発防止の規格化でもあります」


 セレスティアは少し黙った。


「規格化」


「はい。剣神の加護を売るのではなく、保存食として正しく扱うためです」


「それなら」


 ゴルドが言う。


「あと、お前が飯を抜かねぇようにするためだ」


「親方」


「事実だ」


「抜きません」


 王妃の声が通信越しに聞こえた。


「抜く可能性があるからです」


「お母様」


「携行食は必要です」


「はい」


 セレスティアは、少しだけ諦めた顔をした。


「分かりました」


 ゴルドは試作品を一枚掲げた。


「食うか」


「通信越しには食べられません」


「後で送る」


「硬すぎるものは」


「文句を言いながら食える硬さにする」


「基準がわたくしの文句なのですか」


 バルドが真面目に答える。


「現在、そうなっています」


「変えてください」


「検討します」


 ゴルドが言った。


「変えなくていい」


 セレスティアは額に手を当てた。


 通信が終わった後、工房内はしばらく静かだった。


 弟子の一人が言った。


「つまり、続けてよいのですね」


 バルドは頷いた。


「続けます。ただし、正式名称はセレスティア用保存食です」


 ゴルドが低く言う。


「バカ姫干し肉」


「工房内呼称に留めます」


「看板には」


「書かないでください」


 ゴルドは不満そうだった。


 その日の夕方。


 それでも看板は更新された。


 バルドは止めた。


 弟子たちも止めた。


 だが、ゴルドは書いた。


 セレスティア用保存食、試作中。


 剣神の加護なし。


 ただし腹は膨れる。


 硬さ調整中。


 バカ姫の文句を基準にするなと怒られた。


 飯を抜くな。


 バルドは看板を見た。


「父上」


「何だ」


「後半が私的記録です」


「看板は私的だ」


「工房前に出しています」


「なら公開私的記録だ」


「その分類は存在しません」


「今作った」


 弟子たちは笑いをこらえていた。


 その看板の写しは、翌日には白樹の森へ届いた。


 セレスティアは、それを読んで固まった。


 ミレーヌは声を出して笑った。


 ルシェルは記録しようとして、王妃に見られて筆を止めた。


 王は茶を飲みながら、かすかに笑っていた。


 王妃エルフィリアは、看板の文言を静かに確認した。


「剣神の加護なし。ただし腹は膨れる」


「お母様」


「正しいです」


「正しいのですか」


「はい」


「硬さ調整中」


「必要です」


「バカ姫の文句を基準にするなと怒られた」


「これも事実です」


「飯を抜くな」


「最重要です」


 セレスティアは、完全に反論を失った。


 数日後。


 正式な試作品が白樹の森へ届いた。


 木箱には、丁寧な焼き印が押されている。


 セレスティア用保存食。


 剣神加護なし。


 空腹対策。


 製造、ゴルド工房。


 監修、エルフィリア王妃。


 硬度調整、バルド・ガルガンド。


 セレスティアは木箱を見た。


「情報が多いですわ」


 王妃が開ける。


 中には、小分けにされた干し肉が並んでいた。


 一袋ごとに記載がある。


 通常携行用。


 長期移動用。


 復興作業用。


 神域会議用。


 セレスティアは最後の袋を見た。


「神域会議用?」


 ルシェルが説明する。


「長時間の神々の会議で食事が遅れた場合に備えるものです」


「神域で干し肉を食べるのですか」


 王妃が答える。


「必要なら」


「精霊王の前で?」


「必要なら」


 セレスティアは、しばらく沈黙した。


 黒星が低く鳴る。


『よい』


 閃白が澄んで言う。


『現世との繋がりです』


 解白が淡く告げる。


『神域会議用携行食、合理的』


「あなた方まで」


 セレスティアは、通常携行用を一枚取った。


 噛む。


 硬い。


 だが、以前より食べやすい。


 塩気も強すぎない。


 香草の香りもある。


 腹持ちも良さそうだった。


「……美味しいです」


 王妃が微笑んだ。


「よろしい」


 ミレーヌが嬉しそうに言う。


「お姉様、硬いですわとは言わないのですね」


「硬いです」


「でも美味しい」


「はい」


 ルシェルが記録板に手を伸ばした。


 王妃が見た。


 ルシェルは止まった。


 だが、セレスティアは少し考えて言った。


「これは記録してもよいです」


 ルシェルが顔を上げる。


「よろしいのですか」


「はい」


「では」


 ルシェルは記録した。


 ゴルド工房製、セレスティア用保存食。


 剣神加護なし。


 保存食として有用。


 硬いが美味。


 空腹対策として有効。


 セレスティア本人、承認。


 セレスティアは頷いた。


「ただし、干し肉の神ではありません」


 ルシェルも頷く。


「明記します」


 そして、追加された。


 なお、剣神セレスティアは干し肉を司らない。


 その夜。


 グランガルドのゴルド工房では、弟子たちが新しい棚を作っていた。


 鉄ではなく、干し肉用の保存棚だった。


 看板には、さらに一文が足されていた。


 セレスティア用保存食、本人承認。


 剣神加護なし。


 空腹対策。


 硬いが美味い。


 干し肉の神ではない。


 でも食え。


 バルドはその看板を見て、もう止めなかった。


 ゴルドは腕を組んで満足そうだった。


「よし」


 バルドが言う。


「父上」


「何だ」


「この工房は、鍛冶工房です」


「そうだ」


「干し肉製造工房ではありません」


「鍛冶もする」


「干し肉も作るのですね」


「バカ姫が食うからな」


 バルドは、少しだけ笑った。


「なら、仕方ありません」


 ゴルドは鼻を鳴らした。


「そういうことだ」


 炉の火が赤く揺れる。


 その横で、干し肉が静かに吊るされている。


 鉄と肉。


 槌と塩。


 火花と燻煙。


 どう考えても妙な光景だった。


 だが、グランガルドの者たちは、すぐに慣れた。


 なぜなら、ゴルド工房だからだ。


 そして、ゴルド工房には昔から妙な看板がある。


 バカの剣のみゴルド対応。


 そこから始まった工房が、今では剣神用ではなく、セレスティア用保存食まで作っている。


 千年後も、きっと何かしら作っているだろう。


 バカ姫のために。


 祠ではなく。


 供物ではなく。


 神具ではなく。


 ただ、本人が食べるためのものを。


 それが、ゴルド工房のやり方だった。

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