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神剣のセレスティア  作者: 玉響すばる


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登場人物詳細 戦後処理編終了時点

※邪神戦争後、第82話終了時点の整理。

※セレスティアは真神格の現世神だが、世界を統治する神ではない。

※司る神格は、破邪、葬送、守護、終焉、剣。

※食卓、保存食、干し肉は司っていない。


※セレスティア・リュミエール・アルヴァレイン


白樹の森の王女。アルヴァレイン王家の長女。

真神格へ至った現世神にして、剣神。

邪神戦争において邪神を討伐した存在。

黒星、閃白、解白の三振りの神剣を携える。

司る神格は、破邪、葬送、守護、終焉、剣。

邪なるものを祓い、死者を眠りへ送り、守るべきものを守り、終わるべきものだけを終わらせる剣神である。

ただし、世界を統治する神ではない。王権の源泉でもない。祈願成就の神でもない。食卓、保存食、干し肉を司る神でもない。邪神討伐後は、世界を支配することを拒み、最後の刃として在ることを選んだ。

世界の日常統治、復興、記録、裁きは、この世界に生きる者の手で行うべきだと考えている。そのため、復興作業でも過干渉を避ける。

橋を直すのは職人。食事を作るのは食事を作る者。記録を残すのは記録官。剣神である自分は、最後の一点で刃となればよいと考えている。

本人は祀られることを嫌う。祠、神殿、守り札、供物台、剣神の名を使った商売などを見つけると撤去する。ただし、民の善意そのものを壊すのではない。

祈りや供物を、復興、食事、記録、救護へ戻そうとする。神として恐れられるより、白樹の森の食卓へ戻ることを大切にしている。

ゴルドからは「バカ姫」と呼ばれている。その呼び方を嫌がってはいない。むしろ、剣神として祀られそうになる自分を地上へ引き戻す呼び名として受け入れている。

火酒を十樽持ってゴルドの工房へ行った。真神格であるため酒では酔わないが、火酒は美味しい飲み物として楽しんでいる。王妃エルフィリアからは、食事を抜かないこと、一人で飲まないこと、飲酒量を自慢しないこと、翌朝食へ出席することを条件に火酒を許可された。

ゴルドの干し肉をよく食べさせられる。

本人は毎回「硬いですわ」と言う。

しかし、その干し肉が地上へ戻ってきた証のようにもなっている。


※司る神格

①破邪

邪なるもの、外理に侵されたもの、魂の座を冒涜するものを祓う神格。邪神の理、死者の眠りを妨げる力、生者を素材にする理、魂の座へ侵入する力に対して働く。ただし、人間の過ちや社会問題を何でも神罰で斬るための神格ではない。

セレスティアは、社会の罪は社会の法と記録で裁くべきだと考えている。


②葬送

死者を役目から解放し、眠るべき者を眠りへ送る神格。

剣聖セレスティア、三賢者、邪神に利用された死者たちを眠りへ送った。

死者を英雄として飾りすぎることも、犠牲としてまとめすぎることも嫌う。

死者は眠る。生者は記録する。それがセレスティアの基本姿勢である。


③守護

世界を支配するのではなく、守るべきものを守る神格。生者の選択を奪わず、地上の者の役目を奪わず、最後の一点で刃となる。復興においても、セレスティアは全てを神力で直そうとはしない。地上の者が自ら立つことを重視する。


④終焉

滅びではなく、終わるべきものだけを終わらせる神格。邪神、呪い、死者を縛る鎖、役目を強制する理、魂の座への侵入などを終わらせる。

全てを消す神格ではない。

残るべきものは残し、眠るべきものは眠らせ、渡すべきものは次へ渡す。


⑤剣

全ての神格を貫く中心。

祈りでも、支配でも、信仰でもなく、必要な一点に刃を通す剣神としての根幹。剣を抜けば勝てる。だからこそ、簡単には抜かない。


☆黒星

セレスティアの大剣。

不壊、鋭刃、破邪、聖剣、永続斬撃を宿す神剣。

重さと終焉を支える黒き神剣。

邪神戦では、邪神の理を押さえ、セレスティアが終焉を通すための支えとなった。

主を地上へ戻す錨でもある。

口調は重く短い。

必要なことだけを言う。

セレスティアが過干渉に傾きそうな時には、静かに止める。

食事に関しては王妃、ゴルド、閃白、解白と同じ側に立つ。

よく「食え」と言う。


☆閃白

セレスティアの白き神剣。

不壊、鋭刃、破邪、聖剣、永続斬撃を宿す。

濁りを祓い、セレスティアの剣筋と判断を澄ませる神剣。黒星より丁寧な口調。

邪神戦では、邪神の支配、滅び、偽りの慈悲、歪んだ正義の濁りを祓った。

戦後も、祠や守り札、剣神の名を使った商売に潜む濁りを見抜く。

穏やかだが、食事と休息に関しては黒星と同じく厳しい。


☆解白


セレスティアの背にある小剣。不壊、鋭刃、破邪、聖剣、永続斬撃を宿す神剣。理の結び目を見極め、ほどく。

邪神戦では、死者の魂の座、生者の善意、支配と救済、慈悲と所有、終焉と滅びの結び目を見つけた。記録と分類が得意。

ただし、「現世神性維持食材」という分類を作った結果、干し肉騒動の遠因になった。

本人はあくまで記録上の分類だと主張している。

セレスティアの過干渉傾向、帰還意思、神格安定などを淡々と分析する。


※アウレリウス・セレネス・アルヴァレイン


白樹の森の王。セレスティア、ミレーヌ、ルシェルの父。

邪神戦争中は世界連合の指揮を担い、邪神討伐後は復興、死者名簿、邪神戦争記録所、剣神非信仰令の整備を進めている。

剣神セレスティアを白樹の森の王権の源泉にしない方針を明確にした。

セレスティアを娘として心配しながらも、王として世界の均衡を見ている。

感情を大きく表に出すことは少ない。

しかし、セレスティアの帰還を深く喜んでいる。

戦後処理では、剣神セレスティアを利用しようとする動きに対して、制度として線を引こうとしている。

「神が世界を支配しない」ことを、王として正式に保障する役割を担う。


※エルフィリア・セレスティーヌ・アルヴァレイン

白樹の森の王妃。セレスティア、ミレーヌ、ルシェルの母。食事と休息の管理者。

真神格の剣神であっても、食事を抜くことを許さない。剣神非信仰令よりも、朝食出席を重視する場面がある。

邪神戦後のセレスティアを、神ではなく地上に帰ってきた娘として扱う。

セレスティアが火酒を十樽持っていくことは止めなかった。ただし、食事を摂ること、一人で飲まないこと、飲酒量を自慢しないこと、翌朝食へ出ることを条件にした。作中最強の生活管理者。

セレスティアが神になっても、母としての態度は変えない。そのため、セレスティアにとって最大の地上の錨でもある。


※ミレーヌ・エトワール・アルヴァレイン


白樹の森の王女。アルヴァレイン王家の次女。セレスティアの妹。邪神戦争中、死者名簿の読み上げを続けた。死者を邪神へ渡さないため、氏名未判明者も「探索継続対象」「忘却せず」と読み上げた。

姉を剣神としてではなく、姉として見ている。

剣神セレスティアが祠に祀られることより、白樹の森の食卓へ帰ってくることを大切にしている。

戦後は、死者名簿の整理や記録碑の文言確認にも関わっている。

民の目線に近く、セレスティアが強くなりすぎた後も、姉として引き戻せる存在。

セレスティアの言動に対して素直に笑ったり、心配したりできる人物。

「剣神」ではなく「お姉様」を見ていることが、セレスティアにとって重要な救いになっている。


※ルシェル・クラルテ・アルヴァレイン


白樹の森の王子。セレスティアの弟。

記録役として、邪神戦争中から戦後処理までを支えている。死者名簿、封印地外縁の記録、剣聖セレスティアの葬送記録、剣神非信仰令、復興記録、干し肉騒動などを正確に残す。記録板を持つと止まらない。真面目すぎるため、セレスティアの干し肉発言や朝食出席まで記録しようとすることがある。ただし、記録官としての能力は非常に高い。

今後の死者名簿改竄事件では中心人物になる。

セレスティアが剣で斬らない問題を、記録と証拠で斬る役割を担う。


※ゴルド・ガルガンド


グランガルドのドワーフ一の鍛冶師。

バルド・ガルガンドの父。黒星、閃白に深く関わる職人。セレスティアを剣神ではなく「バカ姫」と呼ぶ数少ない人物。

その呼び方は軽んじているのではなく、セレスティアを祠や神殿へ閉じ込めず、地上へ引き戻すためのもの。邪神戦後は、祠、守り札、剣神の商業利用を見つけると壊しに行く。

ただし、民の善意そのものは見ており、使える材は復興へ回す。干し肉と火酒でセレスティアを地上につなぐ。

口は悪いが、見る目は鋭い。

ロウガン・エルドのことも知っており、封印地跡で火酒を一滴だけ垂らした。

セレスティアが火酒十樽を持って工房に来た時も、呆れながら受け入れた。

「拝むな、働け、食え」という思想を、誰よりも乱暴に、誰よりも正しく体現している。


※バルド・ガルガンド

ゴルド・ガルガンドの息子。ドワーフの鍛冶師。

他工房で修行していたが、邪神戦争後にグランガルドへ戻ってきた。ドワーフの寿命は約三百年であり、バルドは人間基準では十分な鍛冶師だが、ドワーフ社会ではまだ若手から中堅に差しかかる扱いである。

ゴルドより礼儀正しく、冷静。

ただし、鍛冶や構造を見る目は厳しい。

セレスティアを最初は剣神として畏敬していた。

しかし、火酒十樽を浮かせて工房に来た姿を見て、父が「バカ姫」と呼ぶ理由を少し理解した。

祠撤去の際には、壊すだけでなく資材として再利用する視点を示した。

今後、復興、記録碑、鍛冶技術、神剣関係で重要な役割を担う。

父ゴルドの荒さを補う、実務型の鍛冶師。


※剣聖セレスティア


七十年前の邪神戦争で死んだ、前世のセレスティア。

死後、邪神格に肉体を利用されたが、剣神セレスティアにより解放された。魂の座の奥に、邪神さえ気づけなかった想いの残渣があった。

その想いは、邪神戦争を終わらせること。

最終決戦では、剣神セレスティアの真神格に呼応し、一時的に剣神の眷属として顕現した。

死者の側から邪神を拒み、邪神の死者利用を崩した。

邪神討伐後、名もなき森にて一人の死者として葬送された。

神具化されず、聖遺物化されず、祀られず、崇められず、土へ還った。

役目を終えた者。

眠るべき者。

忘却せず。


※アルディス


三賢者の一人。境界を閉じた賢者。七十年間、邪神封印を支え続けた。

邪神討伐後、封印の役目を終え、眠りへ移行した。

封印地外縁に神殿は建てられず、邪神戦争記録所に記録として残される。

世界を閉じ込めるためではなく、世界を次へ渡すために境界を閉じた者。


※メルゼア


三賢者の一人。魂の逆流を止めた賢者。死者の魂を邪神へ渡さないため、七十年間封印を支え続けた。邪神討伐後、役目を終えて眠りへ移行した。

海の民からは深く敬意を持たれているが、祀られるのではなく、眠った者として記録される。


※ロウガン・エルド


三賢者の一人。圧力結界の賢者。辺境村出身、石工の子。豆の塩煮が好物。字が汚く、弟子を叱る時に額を小突く癖があり、橋の設計に失敗して川へ落ちたことがある。ゴルドによれば、火酒を飲むと説教が長かった。

七十年間、邪神封印を支え続けたが、邪神討伐後に役目を終えて眠った。

英雄としてだけではなく、一人の人として記録される。


◇世界連合


邪神戦争へ備えるために各地が協力して形成した枠組み。

白樹の森、人間王国、グランガルド、海の民、竜の谷、草原諸族、山の隠れ里などが関わる。

邪神討伐後は、復興、死者名簿、邪神戦争記録所、剣神非信仰令などを扱う。

剣神セレスティアを統治者にせず、世界はこの世界に生きる者の手で支える方針を取る。


◇邪神戦争記録所


封印地外縁に設置予定の記録施設。

神殿ではない。

祠でもない。

巡礼地でもない。

祈るための場所ではなく、忘れないための場所である。

三賢者、死者名簿、封印杭、海底楔、竜脈支援、復興記録、失敗例などを保管する。

碑文には、ゴルド案を整えた次の言葉が入る予定。

祈る前に、記録を読め。

生者は、死者を利用せず、死者から学ぶべし。


◇剣神非信仰令


邪神戦争後、世界連合により承認された令。

剣神セレスティアを祀らないための決まり。

剣神セレスティアの祠、神殿、御神体、祭壇、供物台、守り札、祈願札、加護札、商業利用、代理人詐称、政治利用、軍事利用を禁じる。

個人の感謝や敬意を禁じるものではない。

ただし、その感謝を場所、物、金、権威、命令へ固定することを禁じる。

正式肖像を作る場合は、必ず次の文言を添える。

祠不要。本人は現世に在る。祈る前に、各々の持ち場に立て。


◇干し肉騒動


剣神非信仰令の後、民間で発生した誤解。

セレスティアが食事を重んじ、供物を子どもへ食べさせ、本人も朝食に出て干し肉を食べていることから、一部で「食卓を守る剣神」「干し肉を司る剣神」という俗説が発生した。

セレスティア本人は強く否定している。

公式見解は次の通り。

剣神セレスティアは、食卓、保存食、干し肉を司る神ではない。

ただし、復興期における食事、保存食、炊き出し、子どもへの食糧配分を重視する。

干し肉を食べても剣神の加護は得られない。

ただし、空腹は避けられる。

それで十分である。

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