番外編 ロークの奮闘
テストが終わって、ハイテンションで書きました!
高評価を押してもらえるとありがたいです。
では、どうぞ!
〈ローク・リーフ視点〉
「はぁ!」
ぞろぞろと這い出てくるゾンビどもをズバッズバッ!と切り続けていた。
一時は私の『火炎剣』でゾンビどもの数を減らしていたが、
ゾロゾロと無限に這い出てくるゾンビどもを前に、
冒険者達は心を折られかけていた。
「あきらめるなぁー!諦めなければチャンスは見えるはずだ!」
と、掛け声を上げるが、自分のことで精一杯なのか誰も返事をしない。
「クソッ!」
明らかに士気が落ちている。
これではゾンビを追い払うどころか、冒険者達まで全滅してしまいそうだ。
「考えろ!考えろ!どうする俺!」
私はゾンビどもを撃退する方法を生まれて1番頭を回したんじゃないかと思うほど、
グルグル考え続けた。
だからだろうか。
「うわ!」
よそ見をしていた私は小石に躓いてしまい、
転んでしまった。
「カタカタ」
「っしまった!」
その隙にアンデット達が接近する。
と、
「でゃあああああああ!」
赤髪の少年が目の前のアンデットを打ち払った。
「へっ、こんくらいでへたるなんてザマァねーな。
その太った体で動けるくらいが不思議だけどな!」
と、生意気な口調で話しかけてきた少年。
「なにを!」
「貴族様は下がってろよ。
戦は俺たちの仕事だ。」
フンッと鼻で笑い、去っていく少年。
「、、、あのガキの言うとうりだ。
ローク様、あんたは後ろで下がってろ。」
と、クロンガまでもが言う。
「だが!」
「へっ俺たちのために戦ってくれるのはいいが、
勝ったとしてもあんたを失っちゃあこの町はおしまいだ。」
「なに?、、だが兄さんもいるから、、」
「へっ貴族様の都合は関係ねえんだよ。
この町が認めたのはろくに姿も見たこともないロクでもなし長男でもなく、
あんただローク。」
「っつ!!」
クロンガは今なんと言っただろうか。
「今、、、なんて、、?」
「ん?そうか今オメェがこの町を守ってるのは自分がこれまでしてきたことの償いのつもりか。」
「何故それを、、」
「へ!人の考えてることなんて目を見たらすぐわかる。」
へっと自慢げに鼻を擦るクロンガ。
「だがな、さっきも言った通り、俺はいやこの町の住民は誰もあんたのことを恨んでたりしねえよ。」
「だが、、、」
「あーーーめんどくせえ!いいか!この町はお前の事町長として歓迎してんだ。」
そうだそうだと所々から声が聞こえる。
「てめえはこの町の奴らのことしか頭にねえだろうが、
俺たちはお前達の事を考えてんだよ。」
そうだ、、俺は民たちのことしか考えてなかった。
「お前がいればこの町は復旧できる。
だが、お前を失えばこの町は終わりだ。
だから今は休んどけ、目が覚めたら全部終わってる。」
と、クロンガはサムズアップをしながらアンデットたちに向かって行った。
周りをよく見ると、怪我をしているものはいない。
怪我をしているものは全員後ろにいて、1人の少女を中心に円を組んでいる。
「『女神の癒し』」
少女が呟くと魔法陣のようなものが現れ、
その中にいた戦士たちの怪我が治っていく。
「ふぅ、、、。」
額から流れ出る汗を拭いながらため息をつく少女。
しかし、少女には激しい疲労が見える。
さっきの少年とこの少女の奮闘のおかげで、
人類側の優位を維持できているがそれもいつ途切れるか分からない。
何か、、、、、逆転の一手は、、、!?
そう考えた時だ。
アンデットたちに異変が起きたのだ。
全員ピタリと動きを止めると、突然バタンバタンと崩れ落ちはじめた。
「、、、、、、へ?」
あちこちで疑問の声が上がったが、すぐに歓声に変わった。
「やったぞおおおおおおおおおおおお!!」
「俺たちの勝ちだあああああああ!!」
「領主、ポーク様バンザーイ!!」
私は危険はもうないとわかると、地面にヘナヘナと崩れ落ちた。
なぜ突然アンデットたちが崩れ落ちたのかは分からない。
だが、私は直感で理解していた。
あの、私を変えた弟が何かをしたのだと。
主人公があのリッチを倒した頃ですね。
リッチが倒されてスキルの効き目が切れたと言うわけです。
第一章はあと、番外編が1個続きます。
次回は逃げた現領主の末路です。
お楽しみに!!
ブクマと、評価ボタンをポチッと押してもらえるとありがたいです!
あなたの評価が励みになります。




