第155話 西から迫る脅威
いよいよアルファ山脈西部へ向けて出発する悠真たち。
しかし、目的地へ近づくにつれ、想像を超える厳しい環境が待ち受けていました。
果たして、無事に調査を進めることができるのでしょうか。
翌朝、グラード・マーケットの空には薄い雲が広がっていた。まだ街が本格的に動き始める前の静かな時間、悠真たちは《アストラスカル号》の操縦室に集まり、これから向かうアルファ山脈西部の地図を確認していた。
窓の向こうには、朝日に照らされた街並みが広がっている。昨日歩いた大通りも、今は人影がまばらで、遠くから荷馬車の車輪が石畳を転がる音がかすかに聞こえていた。
「それじゃあ、出発しようか」
悠真が声をかけると、操縦席に座っていたララが頷いた。
「任せて。まずは山脈の西側まで一気に向かうわよ」
飛行船がゆっくりと浮上し、グラード・マーケットの建物が少しずつ小さくなっていく。街を囲む城壁を越えたところで船首が西へ向きを変え、やがて広大な大地の上を滑るように進み始めた。
すでに一日半の飛行を経験しているため、仲間たちも船内での過ごし方には慣れてきていた。リズは窓際に陣取り、遠ざかる街を眺めている。クランはその隣で静かに景色を見つめ、ドゴルドは地図を手に山脈周辺の地形を確認していた。
「そういや、ひとつ気になってたんだけどさ」
ラパンが操縦席の後ろから顔を覗かせた。
「これから相当寒いところに行くんだろ? この飛行船、大丈夫なのか? 空の上ってだけでも結構寒そうなのに、雪山の上なんて想像したくないぞ」
「大丈夫よ。そうなると思って、あらかじめ防寒魔法を仕掛けておいたから」
ララは前方から目を離さずに答えた。
「へえ、準備がいいじゃないか。さすがララだな」
「魔法石で作動するようにしてあるから、私がずっと魔力を使う必要もないわ。船内の温度は保てるはずよ」
「そりゃありがたい。俺は寒いのが苦手なんだよ。雪山なんて暖かい部屋から眺めるくらいがちょうどいい」
「だったら、どうしてついてきたのよ」
「決まってるだろ。まだ誰も詳しく知らない場所に行けるんだぞ? そんな面白そうな話、見逃せるわけないじゃないか」
ラパンが楽しそうに笑うと、ララも呆れたように口元を緩めた。
その日の飛行は順調だった。緑の平原は次第に岩の多い荒野へと変わり、遠くの山々には白い雪が目立つようになっていった。途中で操縦を交代しながら西へ進み、日が沈む頃には窓の外に人家の明かりも見えなくなっていた。
そして、一晩が過ぎた。
翌朝、操縦席にはメリーが座っていた。
夜明け前にラパンと交代してから、しばらくは穏やかな飛行が続いていた。前方には雪と氷に覆われた山々が幾重にも連なり、朝日を浴びた稜線が淡い銀色に輝いている。
しかし、山脈の奥へ進むにつれて風が強くなり、船体が時折左右に揺れるようになっていた。
メリーは操縦装置に添えた手に力を込め、前方を注意深く見つめていた。
そのとき、白い雲の向こうで何かが動いた。
「……え?」
黒い影が急速に大きくなる。
次の瞬間、巨大な鳥の顔が操縦室の窓いっぱいに広がった。
「きゃああっ!」
メリーが悲鳴を上げた直後、船体の外側で青白い光が弾けた。
ドンッ!
鈍い衝撃が伝わり、操縦室の床が小さく震える。
「な、何ですか、今の!」
慌てて操縦装置を握り直したメリーの前を、巨大な翼が横切った。窓の向こうには、鋭い嘴と鉤爪を持つ鳥型の魔物が何体も飛び交っていた。
騒ぎを聞きつけたララとラパンが駆け込んでくる。
「メリー、どうしたの!?」
「魔物です! 突然、目の前に現れて!」
メリーが指さした先で、一体の魔物が大きく翼を広げた。再び船へ向かって突進してきたが、防御結界にぶつかると弾き飛ばされ、雪雲の中へ姿を消した。
「大丈夫よ。防御結界があるんだから、あの程度の攻撃じゃ船は壊れないわ」
ララの言葉に、メリーは胸を押さえて息を吐いた。
「本当に驚きました……。窓を突き破ってくるかと思って」
「いやあ、俺もあんなでかい鳥は初めて見たな。あいつら、よっぽど縄張りを荒らされるのが嫌なんだろうな」
ラパンは興味深そうに外を眺めていたが、すぐに眉をひそめた。
「それより、なんだか寒くないか? 昨日はあんなに暖かかったのに」
言われてみれば、操縦室の空気はいつの間にか冷え込んでいた。窓の縁には白い霜が広がり始め、メリーが吐いた息もかすかに白くなっている。
「おかしいわね。防寒魔法はちゃんと作動しているはずなのに」
ララが魔法石の状態を確認する。その表面には安定した光が宿っており、異常は見当たらなかった。
「魔法石は正常よ。ということは、外の寒さが想定以上なのね」
「おいおい、防寒魔法でも追いつかないって、外は一体どうなってるんだよ」
そのとき、横から猛烈な風が吹きつけ、船体が大きく傾いた。
「きゃっ!」
メリーが操縦装置にしがみつく。
異変に気づいた悠真たちも操縦室へ集まってきた。
「何があったの?」
「鳥型の魔物に襲われてるの。それに、この風……」
ララが説明している間にも、窓の外では巨大な影が次々と飛び交っていた。さらに雪が激しくなり、先ほどまで見えていた山の稜線が白い幕の向こうへ消えていく。
ドゴルドが窓際へ歩み寄り、険しい表情で外を見つめた。
「こいつはまずいな。雪山じゃ、視界を失うのが一番危険だ。まして空の上となれば、何があるか分からん」
「結界で魔物は防げても、山にぶつかったらどうなるか分からないわ」
ララも同意した。
悠真は白く霞んだ前方を見つめた。スノードラゴンがなぜ住み慣れた西部を離れたのか、その理由を確かめるためにここまで来た。しかし、無理に進んで仲間たちを危険にさらすわけにはいかない。
「……引き返そう。今日はこれ以上進まない方がいい」
「そうね。風が弱まる場所まで戻りましょう」
ララが操縦を引き継ぎ、メリーとラパンが補助に回った。魔物たちはなおも船の周囲を飛び回っていたが、進路を東へ変えると、やがて一体、また一体と追跡をやめていった。
雪雲を抜けた頃には、船体の揺れも少しずつ収まっていた。
「まさか、入口で追い返されるとはな」
レオンが腕を組み、遠ざかる白い山々を眺めた。
「でも、あれだけの寒さなら、スノードラゴンが移動した理由も何かあるのかもしれないね」
悠真がそう答えたとき、手元の双界カードが突然光り始めた。
「……ボッツさん?」
悠真が通信をつなぐと、聞き慣れた声が慌ただしく響いた。
『悠真! 今どこにいるんだ!?』
「アルファ山脈の西側まで来ていたんだけど、天候が悪くて引き返しているところだよ。何かあったの?」
『大変なんだ! ウィストンが魔物に襲われてる! それだけじゃない。ノルディアからも救援要請が来てるんだ!』
操縦室の空気が一変した。
「二つの町が同時に?」
『そうなんだ! どっちも今まで見たことのない魔物らしい。西の方角から現れたって報告が入ってる!』
悠真は仲間たちと顔を見合わせた。
西から現れた魔物。スノードラゴンの移動と関係があるのかもしれないが、今は考えている場合ではなかった。
「分かった。すぐに向かうよ」
通信を切ると、レオンが一歩前へ出た。
「二手に分かれよう。ウィストンには俺たちが行く」
「じゃあ俺とレオン、ラパン、メリーの四人でウィストンへ向かう。リズたちはノルディアをお願いできる?」
「もちろん!」
リズが力強く頷いた。
「ノルディアは冒険者の町だ。腕の立つ連中も多い。俺たちが着くまで持ちこたえてくれるだろう」
ドゴルドがそう言うと、クランも静かに頷いた。
「ララ、飛行船は頼んだよ」
「任せて。できるだけ急ぐわ」
悠真は双界カードを取り出し、レオン、ラパン、メリーの三人を自分の近くへ呼び寄せた。ボッツとはすでにカードの相互承認を済ませているため、彼のいる場所へ転移することができる。
「それじゃあ、みんなも気をつけて」
悠真が転移を発動すると、淡い光が四人を包み込んだ。次の瞬間、悠真たちの姿は操縦室から消えていた。
ウィストンに到着した悠真たちを迎えたのは、悲鳴と建物が壊れる激しい音だった。
通りには砕けた木材や瓦礫が散乱し、住民たちが家族の手を引きながら逃げている。冷たい風に混じって土埃が舞い、遠くでは兵士たちの怒号が響いていた。
「悠真! 来てくれたのか!」
ボッツが駆け寄ってきた。その額には汗が浮かび、普段の落ち着いた表情は失われていた。
「助かった! 魔物は三体だ。兵士たちが食い止めてるんだが、もう限界なんだ!」
その言葉を遮るように、通りの向こうから地響きが伝わってきた。
現れたのは、見たこともない巨大な魔物だった。
白い狼に似た頭部には二本の角が生え、熊のように分厚い胴体を六本の脚が支えている。背中からは氷の結晶のような突起が突き出し、長い尻尾の先端は鋭い刃のように尖っていた。
体長は四メートルほど。そんな異形の魔物が三体、通りを塞ぐように立っていた。
「なんだ、あいつら……」
レオンが剣を抜く。
「おそらくスノーキメラだ!」
ボッツが叫んだ。
「西部に生息してるとは聞いたことがあるが、俺も実物を見るのは初めてだ!」
そのうちの一体が大きく口を開いた。
白い息が噴き出したかと思うと、通りの石畳が瞬く間に凍りついていく。
「みんな、下がって!」
悠真が前へ踏み出した。
「《絶風壁》!」
目の前に激しい風の壁が生まれ、迫ってきた冷気を押し返した。白い霧が左右へ散り、背後にいた兵士たちが慌てて距離を取る。
「助かった……!」
兵士の一人が息を呑んだ。
「悠真さん、レオンさん、身体強化をかけます!」
メリーが杖を掲げると、二人の身体が柔らかな光に包まれた。悠真は足元を確かめるように一歩踏み出し、身体の動きが軽くなったことを感じ取る。
「ありがとう、メリー!」
「よし、まずは一体ずつ減らすぞ!」
レオンがスキルカードを取り出した。
スピード強化の力を発動させると、その姿が一瞬ぶれたように見えた。次の瞬間にはスノーキメラの懐へ踏み込み、剣を振り上げている。
しかし、魔物は六本の脚を器用に動かして身体をひねり、斬撃を避けた。さらに刃のような尻尾が横から迫る。
「レオン、危ない!」
悠真の声と同時に、レオンがバリアのスキルカードを発動した。透明な障壁に尻尾が激突し、甲高い音が響く。
「こいつ、見た目よりずっと素早いぞ!」
「そりゃ脚が六本もあればな! でも、好き勝手にはさせないぜ!」
ラパンが杖を掲げた。
先端に青白い光が集まり、空気を裂くような音が響く。放たれた雷撃はスノーキメラの背中を捉え、氷の突起の間を激しく走った。
魔物が苦しげに身体を震わせる。
「今だ! 悠真!」
悠真が踏み込もうとした瞬間、別の一体が横から突進してきた。
「くっ!」
咄嗟に身をかわしたが、巨大な前脚が肩をかすめ、悠真は石畳の上を転がった。痛みが腕に走り、服の袖が裂けている。
「悠真さん!」
「大丈夫! かすっただけだ!」
悠真が立ち上がる間にも、三体目がラパンへ向かっていた。
「おっと、今度は俺か!」
ラパンは後ろへ飛び退きながら雷撃を放った。魔物の足元で青白い光が弾け、六本の脚が一瞬もつれる。
その隙にレオンが割って入ったが、別のスノーキメラが鋭い爪を振り下ろしてきた。
剣で受け流しきれず、レオンの左腕に赤い傷が走る。
「レオンさん!」
メリーがすぐに駆け寄ろうとしたが、レオンが片手を上げて制した。
「まだ大丈夫だ! それより悠真を頼む!」
「二人とも治します! 無理をしないでください!」
メリーは安全な位置を確保すると、悠真とレオンへ続けて回復魔法をかけた。温かな光が傷口を包み、鋭い痛みが少しずつ和らいでいく。
しかし、その間も魔物たちの攻撃は止まらなかった。
ラパンは三体の位置を確かめながら雷魔法を撃ち続けていた。敵を倒すためというより、悠真とレオンが動ける時間を作るための攻撃だった。
「おいおい、こいつら休ませる気がないな! 悠真、レオン、右のやつを狙おう! あいつが一番動きが鈍ってる!」
雷撃を受け続けた一体は、六本の脚のうち一本を引きずっていた。
「分かった!」
悠真が《絶風壁》を展開し、残る二体の接近を阻む。風に押された魔物たちが踏みとどまる間に、レオンがスピード強化を使って傷ついた一体へ迫った。
剣が前脚を深く斬り裂き、巨大な身体が傾く。
「《烈風斬》!」
悠真が放った鋭い風の斬撃が、無防備になった首元を捉えた。
スノーキメラは低い唸り声を上げ、石畳を砕きながら倒れ込んだ。
「一体目だ!」
レオンが叫んだ直後、残る二体が同時に襲いかかってきた。
悠真は《絶風壁》で正面の攻撃を防いだが、横から回り込んだ一体の尻尾が足元を薙いだ。飛び退いた拍子に膝を強く打ち、思わず顔をしかめる。
「悠真さん、下がってください!」
メリーの回復魔法が届くまで、ラパンが前へ出た。
「まったく、二体になっても元気な連中だな。だったら、こっちも少し本気を出すか!」
杖の周囲に幾筋もの雷光が絡みつき、空気が震えた。ラパンが振り下ろすと、太い雷撃が二体の間へ落ち、石畳を砕きながら青白い光を広げた。
二体のスノーキメラが同時に身をすくませる。
「今のうちだ! 長くは止められないぞ!」
レオンは再び加速し、一体の側面へ回り込んだ。スノーキメラが振り向こうとしたところへ悠真の《烈風斬》が飛び、背中の氷の突起を砕く。
魔物が大きくよろめいた。
その隙を逃さず、レオンが剣を突き立てる。巨体は激しく暴れたものの、やがて力を失って倒れた。
残るは一体。
だが、最後のスノーキメラは仲間が倒れた場所を踏み越え、凄まじい勢いで突進してきた。
「来るぞ!」
レオンがバリアを展開する。巨体が障壁に激突し、衝撃で足元の石畳がひび割れた。
悠真は剣を握り直した。息は荒く、腕にも重さが残っている。何度もスキルを使ったことで体力が削られ、足を踏み出すだけでも疲労を感じた。
それでも、背後には逃げ遅れた住民たちがいる。
「ラパン、もう一度頼める?」
「もちろんだ! ただし、これで決めてくれよ。俺もそろそろ腹が減ってきた!」
「こんなときまで食べ物の話?」
「腹が減ると力が出ないだろ!」
軽口を叩きながらも、ラパンの視線は魔物から離れなかった。
メリーが悠真とレオンに身体強化をかけ直す。
「二人とも、これで最後にしてくださいね!」
「うん!」
ラパンの杖から雷撃が放たれた。
スノーキメラの巨体が大きく跳ね、六本の脚が一瞬動きを止める。
その瞬間、レオンがスピード強化で懐へ飛び込み、剣を振るった。魔物の前脚が崩れ、巨大な頭部が低く下がる。
「悠真!」
「《烈風斬》!」
悠真が全身の力を込めて放った斬撃が、スノーキメラの首元を深く切り裂いた。
巨体が地面へ倒れ込み、辺りに重い音が響く。
しばらく誰も動かなかった。
やがて魔物が完全に動かなくなったことを確かめ、レオンが長く息を吐いた。
「……終わったな」
悠真も剣を下ろし、肩で息をしながら頷いた。
三体のスノーキメラを倒すまで、予想以上に時間がかかってしまった。メリーの回復がなければ、もっと危険な状況になっていただろう。
そのとき、悠真の体の奥で力が弾けた。
「……来た」
疲れ切った身体に、新しい力が流れ込んでくる。これまで何度も経験してきた、レベルアップの感覚だった。
「レベル二十一……」
「上がったのか?」
レオンが尋ねると、悠真は頷いた。
「うん。それに、新しいスキルも覚えたみたいだ」
悠真の意識に、新たな力の感覚が流れ込んできた。
「《スリープ》……?」
「スリープ? なんだそれ、眠らせるってことか?」
ラパンが興味深そうに近づいてきた。
「たぶん、相手を眠らせるスキルだと思う。ただ、どのくらい効くのかは分からないけど」
「へえ、面白そうじゃないか。ちょっと俺に使ってみてくれよ」
「えっ、ラパンに?」
「そうそう。試してみないと分からないだろ? 眠るだけなら問題ないって」
メリーが呆れたように眉を寄せた。
「ラパンさん、さっきまで戦っていたんですよ。少し休んでからにしたらどうですか?」
「だからちょうどいいんじゃないか。疲れてるし、眠くなるなら一石二鳥だろ」
「そういう問題じゃありません!」
悠真は苦笑いを浮かべた。
「本当にいいの?」
「大丈夫だって。ほら、遠慮するなよ」
レオンが小さくため息をついた。
「……好きにさせてやれ。ただし、倒れても知らんぞ」
悠真はラパンへ向き直り、新しく得た力を意識した。
「それじゃあ……《スリープ》」
次の瞬間、ラパンの瞼がゆっくりと下がった。
「おっ……なんだ、急に……眠く……」
最後まで言い終えることなく、ラパンの身体が前へ傾いた。
「おい!」
レオンが慌てて肩を支える。
ラパンはすでに深い寝息を立てていた。
「……本当に眠っちゃいましたね」
メリーが目を丸くする。
悠真も予想以上の効果に驚き、眠っているラパンの顔を覗き込んだ。
「まさか、こんなにすぐ効くなんて……」
「だから言っただろうが」
レオンは呆れたように呟いたが、その口元にはかすかな笑みが浮かんでいた。
ようやく危機を脱したウィストンの通りに、ラパンの穏やかな寝息が響いていた。
第155話をお読みいただき、ありがとうございます!
今回は、これまであまり戦闘シーンのなかったラパンにも活躍してもらいました。
そして、悠真は久しぶりのレベルアップ。新たなスキルも習得しました。
一方、ノルディアへ向かったリズたちも気になるところです。
次回は、もう一方の町で何が起きているのかを描いていきます。
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