護衛
「さて、作戦会議を始めよう。」
俺、ガト、サリニア、サリビア、ガトレア(サリニア腕の中で睡眠中)、ガディン、サボテンズ、ドラゴンズの総勢15人と一匹はドラゴンズ達の住まいである地下に集まって魔法で作られた円卓で座っている。
理由?雰囲気作りだよもちろん。地下で国を滅ぼす会議ってかっこよくね?
「まぁ議題はわかると思うんだけどトントネル王国、もとい盗賊国の国家転覆計画だ。」
「ねぇ、夕飯作りたいんだけど…」
「ノン!これはお前にも大切な話なんだサリニア!」
「というと?」
「国家転覆のためには知識豊富なガトがどうしても必要なんだ。だけどそうするとこの家ががら空きだろ…もし俺達が国家転覆の主犯だとバレたら…ってことだ。」
「確かに…」
「まぁそれは後でするとして、これからの計画を発表する。俺が一人で立てた作戦だからみんな悪い点があったらビシバシ言ってくれ。」
俺はみんなの顔を見る。
サリビアとガディンは会議に飽きて奥で遊んでいるがそれ以外は本気の目だ。
正直こんな戦争に巻き込んで申し訳ないが…
「じゃぁ始める。」
俺は草魔法でトントネル王国の地図を大きく作る。
「ここの位置がトントネル王国の元首都、グラジンだ。」
俺は地図のちょっと右上の方を指す。
ここは俺もガトもいったことがなく火山とは分かれ道方向だったのだ。
「国家転覆のためにはここにいると思われる盗賊の親玉を殺す必要がある。ただ、なんせ国を乗っ取ったやつだ。強いに違いない。だから俺達は首都からちょっとはなれたここ!」
俺は首都よりちょっと下を指差す。
「ここの街道沿いで盗賊狩りを行い、レベルアップと資金の調達を行う。レベルアップの目標はサボテンズ、ドラゴンズ共にレベル300だ。できしだいジョニアスはサボン、サルドはウンシュウ、ピクチュはポンカ、ルミは桜子、ミリアはイヨと共に首都の城に突撃。俺とガディンとガトは城の下から逃げる盗賊を倒しながら進む。」
おそらくレベル300のサボテンズとドラゴンズなら即死はないと思う。回復魔法の使い手であるジョニアスもついているし高級な回復薬も持たせるつもりだ。
「ここまででなにもないか?」
「…」
どうやらとくにないようだ。
「じゃぁ次は一番最初にした護衛の問題だな…」
「やっぱり冒険者ギルドに頼むのがよいかと…」(イヨ)
「だよなぁ…だけどせめて俺と面識があって信頼できるやつ…」
「学校の友達は?紫ならそこそこ…」
「それだ!ガト!フォーリアだ!フォーリア!あいつは転生者で俺と引けを取らないぐらい強い!けど子供2人だからもう一人ぐらい…」
「あっ!クロスケは?レベル上がってるんじゃない?」
ほとんどの人は首をかしげるが俺は鮮明にあの二足歩行のクロネコの顔が頭をよぎる。
「決まりだ!クロスケに話を明日聞きに行ってくる。護衛はフォーリアとクロスケだ。解散!」




