試験
俺達は砂漠に出ている。Bランクガトもいっしょに。
「え~と皆さん。ここにサンドワーム群生地がありまして、全員で突っ込んでいって30分滞在し帰ってこれたらクリアという内容のようです。チームプレーもありですよ。」
と、いいその場所に連れてこられる。
なんかちょっと窪地みたいなクレーターみたいな場所だ。
「そんな簡単でいいんですか?」
「まぁ弱い魔物とはいえ数が数なので…」
「じゃぁ行きます。」
「行くよ!」
俺達はクレーターの中に突っ込む。
「ふん!」
突っ込んだとたんにガトが魔力をふんだんに含んだ矢をクレーターの中心辺りの地面に撃つ。
「ドドドドドドドド!」
「ガト!レベルアップしたとはいえどういう威力だよ!」
確かにこいつは俺より攻撃力は高いとはいえこんな威力…
「ダンジョンスキルを手に入れたんだよ!」
いつの間に…
「ドドドド…」
これは…
「キシャァァァァアアアア!」
サンドワームが次々と地面から出てくる。
「よし!サボテンズとドラゴンズはレベルアップのために雑魚を蹴散らせ!ガトは察知スキルで上位種を探してくれ。」
「「「「「はい!」」」」」
「「「「「いぇっさ!」」」」」
「わかったよサヴァル君!」
サボテンズとドラゴンズは雑魚を蹴散らし、俺は察知スキルを発動するガトを護衛。
「キシャァァァァアアアア!」
おっ、撃ちもれ…
「ふん!」
俺は剣を取り出し一刀両断。
「ふぅ」
「見つけた!あそこ!」
ガトは俺の後ろを指差す。
「ん?」
よく見ると群れの中に金色のサンドワームが…
「分かりやす!」
俺は一人でソイツに突っ込む。
「キシャァァァァアアアア!」「ガァア!」
雑魚が近寄ってくるが剣で切りつけかまわず進む。
「せい!」
「ガァン!」
「…え?」
攻撃が入らない。俺のレベルは350だぞ?
俺はそのまま後ろに下がり【突進】と【回復魔法】でバフをかける。
「もういっちょ!」
「ギィ!」
サンドワームが恐ろしい早さで尻尾を叩きつける。
「わっと!」
「ガガガガガ!」
避けている間にガトの矢と思われる物が当たるがびくともしない。
おそらく皮膚が鋼のようなものでできているのだろう。
「マズいぞ…」
とりあえず魔法だな…
「【雷】」
「ドコォォオオォォォォォン! バチバチ」
「ビュン!」
煙から突進してくるサンドワームの攻撃を剣で俺は受け止める。
「えぇ…ピンピンじゃん」
どうしたものかなぁ…
「柔らかいところ…」
「キシャァァァァアアアア!」
また突進をしてくるサンドワームを見て俺はひらめく。
「せい!」
俺は水を圧縮してレーザーのようにし、正面から撃つ。
「ブッッシャアアア!」
そう、あいつの正面…口だ。
「ドッサァァン…」
よし!倒せた!弱点は口だ!
「おーーーい!金色のやつの弱点は口だ!」
そうして俺達の作業は進んでいった。
○ ○ ○ ○ ○ ○
「もういないよ~!」
ガトの一声でみんなが集まる。
「あと15分ほど残ってますね…」
ジョニアスがそう言うとサボテンズ達がビクッと震える。
体は大人なのに変わんないんだな…
「じゃぁお茶にしましょう。俺お茶とかお菓子とかマジックバックに入ってますよ」
とサルドが言う。
「え、お前マジックバック持ってたの?」
「はい!冒険者業で貯めたお金で容量は少ないですけど買いました!」
「ほーん。」
サルドはイケメンで金髪と茶色が混ざった髪、というヤンキーみたいな風貌なのにしっかりしてんな…
「でかしました!ではお茶の準備にしましょう。」
ジョニアスの声でお茶の準備が始まった。
○ ○ ○ ○ ○ ○
「おっ、このクッキー美味しいな…、これもうまい…」
サルドが出してくるクッキーがあまりにも美味しすぎる。
「ありがとうございます!僕がサリニアさんといっしょに焼いたんですよ。俺料理好きなんです!」
こ、こいつ料理も出きるのかよ!
「確かに美味しいです!」
「確かに…」
「美味しい…」
ドラゴンズやほかのサボテンズにも好評だ。
「いや~美味しいな。」
俺はパクパクとクッキーを口に運ぶ。
そうして15分間俺達はティータイムを楽しんだ。
○ ○ ○ ○ ○ ○
「いや~見事に皆さんA級昇格ですね!」
「そういえばこれなんですけど…」
俺は金のサンドワームを一匹アイテムボックスから取り出す。ちなみに合計7匹狩ることができた。
「おぉ!よく狩れましたね!これはS級の魔物でドラゴンよりは弱いですが防御力が非常に高いことで有名なんですよ!チームプレーですね!」
ははは、まぁ一対一なんですけどね。
「じゃぁあと5体あるので買い取りお願いしますね」
「はへ、5体…」
「まぁまぁ」
そうして俺達はA級になったのだ




