MOJと悪魔と談夜山Ⅱ
―談夜山出口周辺
「じゃあ、今後は 私とリト リーダーとナキアちゃんでキルフィールの捜索や 被害者のパトロールをして テータとセキヤでドリーの奪還と ロヴの情報捜索ってことで良い?」
夜の月夜が街並みを照らす中 ハンテは談夜山の入口と書かれた看板を背に それぞれお互いがやる事を整理した。
それぞれが頷いたり 賛成の声をあげる中リトだけは沈黙を貫いていた。
「ん?どうした リト」
「…あぁ、どうでもいいっちゃどうでもええんやけど うちらの新しいチーム名みたいなのどうしよかなって思て」
ハンテは意識を高め 皆が覚悟を決めてる中本当にどうでもいいことに悩んでいたリトの思考にカチンとキレてリトのお尻を思いっきり蹴り飛ばした。
「いった!!何すんねん!!」
「あんたが、何考えてんのよ!」
「そうですよ!!リト先輩!」
あまり怒らないセキヤでさえ頬を膨らましながらハンテの怒りを割り込むように声を上げた。
「そうだ!セキヤ!! 私たちの意見を言ってやれ!」
「はい!分かりました! ハンテ先輩の言う通りですよ!チーム名は変わらない方がかっこいいでしょ!」
セキヤは目を輝かせながらMOJを変えようとしてるリトを責めたてた。
「そうじゃねーだろ!!このポンコツ!」
ハンテはリトにキレる勢いのまま セキヤのお尻も思いっきり蹴り飛ばしながら怒鳴った。
「いったぁ!! 」
泣きそうなほど目をうるうるさせながらリトとセキヤはお尻を両手で擦りながら反省をした。
「なんか、色々あったのが 嘘みたい」
わーわーと騒いでるMOJの3人組とセキヤを見つめながらナキアはテータに囁くように語った。
「うん…確かにな ここから大変だけど こいつらとなら何とかやれそうだ。」
テータも騒いでる4人を見つめながら答えた。
「…ねぇ、記憶が曖昧なんだけど、私たちなんか新しい契約のお話した気がするの」
その発言にテータはハッとするようにナキアを見つめた。
それは テータがナキアのことを好きになり告白した時にしたお付き合いをするための条件のような話の事だった。
しかしそれはテータにとって初めてロヴと出会ったあとすぐに気絶してしまった時に見た夢の話の中で起きた出来事の事でなんでその事をナキアが知ってるのか頭の整理がつかなくなっていた。
「その新しい契約のこと良かったら…覚えてるなら教えて欲しい」
そう語るナキアの顔は少しだけ赤くなってるように感じテータは口を開け 語り出そうとしたその時
「主! 時間やばいんじゃないのかぁ?」
とナキアのポケットの中からひょこっと【GOAT】の中に入ってるサタナキアが飛び出てきながら語りかけてきた。
2人は突然現れたサタナキアにビクッとしその話題に触れずらくなって黙り込んだ。
「ん?どうしたんじゃ?2人とも」
自分の出てくるタイミングが悪かったと理解してないサタナキアは2人の顔を交互に見るように確認しながら疑問を抱えていた。
「テータ…今の月の場所から感じるともう20時だ そろそろ君の母親が帰ってくる頃だと思うから サタナキアの言う通り帰るのをおすすめするよ」
【DevilsPath】の中に入ってるペイモンはどこからともなく現れ テータに問いかけた。
「え… !?誰??」
ナキアは悪魔の存在もなぜ喋るのかも理解できておらず頭を悩ませ そんな様子を見たペイモンは
「話せば長くなるが 今はテータの悪魔をやってるペイモンだ これからよろしくナキアさん」
「…あ、えーっとよろしく??」
ナキアはなんも理解できてないまま 一旦ペイモンと挨拶を済ませた。
「…そうだな 時間も時間だ 帰るぞ!」
テータはナキアに言おうとしていた言葉を飲み込んでずっと談夜山の入口付近でリトとセキヤに説教してるハンテとそれを抑えてるカネヅに大きい声で声をかけた。
ナキアは思い出せない曖昧な記憶や突如現れたテータの悪魔と色々と困惑してテータの声が聞こえてなかったのか歩き始めたテータを見ずにその場で立ち止まってしまっていた。
そんな様子を見たテータは
「…どうした?行くぞ?」
とナキアの片手に手を差し出し 手を繋ぎながら歩き始めた。
そんな何気ないテータの仕草にナキアの心臓は今にも爆発しそうなくらいドキドキと高鳴り始めた。
ありくらげ。です
めちゃくちゃ誤字しやすいので、おやと思ったら教えてもらえると嬉しいです!
ちなみに感想くれるとめちゃくちゃ喜びます。
ストーリーに干渉しない程度の質問にはお答えします。
ではまた。




