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MOJと悪魔と談夜山

―談夜山 坂道


「ん、え!?リト先輩…!?」

ふと目を覚ましたセキヤは自分がリトの背中に乗っておんぶされているのに気づき驚いた。


「ちょちょ、暴れんとってや…」

「あ、えっとごめんなさい 俺MOJのファンで」

「聞いとる…テータにな」

「え!あ そうだったんですか…ところでテータは?」

そう呟くセキヤにリトは顔で左の方向を刺すように振った。

セキヤが見た先には 気絶してるように寝ているテータとそれをおんぶしてるカネヅがおり その隣にはずっと気を失っていたナキアをおんぶするハンテも一緒に下山していた。


「カネヅせんぱ…」

セキヤは大声で驚きを隠せない声で叫ぼうとした時 カネヅは勘づいて 寝ているテータをちらっと見て口元に人差し指を当て 小さく


「しーっ」

と呟いた。

それに気づいたセキヤはハッとし咄嗟に自分の口を両手で塞いだ。


「…なぁ、うちらのファン言うてたやろ?」

リトは真っ直ぐ前を見ながらセキヤにそう語りかけた。


「はい あの、リトさんの正義の帽子とかまじかっこいいと思ってて」

「ありがとな… うちらがテータと戦ってたこと知ってた?」

リトが語るそれは前の章で起きた 悪魔の力を持つナキア、それを守るテータと自称天使であるキルフィールに脅威になると刷り込まれ正義のためナキアを殺そうとしたMOJの戦いのことをセキヤに問いかけた。


「なんか、色々あったというのを悪魔に見せられたので」

セキヤはキルフィールの真実を知る前にサタナキアに 記憶の脳内に戦いの全てを入れられたことをリト達に説明した。


「それでも、うちらを正義と言うんか?」

「おい、リト…!」

「ハンテ うちは第三者の意見が聞きたいんや」

セキヤはリトの問いに少しだけ考えるように無言になり目をつぶり頭を回した。


「…僕は あれも正義だと思いますよ だって脅威だと思い戦った事はもしかしたらサタナキアが今回のキルフィールみたいになりかねなかったという事なら MOJのした行為はそれを未然に塞げた と俺は思いますね」

と顎に手を当てながらセキヤは自分の意見を語り始めた。


「俺だって実際 自分の能力だけでなく 悪魔の能力で新たなヒーローに慣れた側だから言えますけど 悪魔の力はたしかに強い だからこそ使い方を間違えれば危険なものにもなると思いますから」

そう言いながら布巾着の中に入っている悪魔道具【ECASA NEO(エカサネオ)】を布から出さず触りながらセキヤはそう答えた。


「私達も あんたの相棒の悪魔も 今回もキルフィールに騙された 私は夏休み始まってばっかだけど 私達みたいにキルフィールの被害に遭った人やそういう人を未然に防ぐためにパトロールとかをするけど あんたはどうする?」

ハンテは真剣な顔でMOJの今後の活動に協力しないかとセキヤに提案した。


「俺は…ドリーのことが心配で、それにあのロ(・)ヴ(・)って女も気になるんです… その誘いは本当にありがたいんですけど 今回は自分のやるべき事の為 断らせていただきます。」

セキヤは自分の意見を尊重しながら相手の意見も認めた上で断りを入れた。


「…なら 空きが空いたってことで私はハンテ達について行ってもいい?」

ハンテの背中越しに聞こえた声は目を覚ましたナキアで どうやら話を聞いてたらしくハンテに相談した。


「私、まだサタナキアのことをちゃんと操れないし 訓練した時もしかしたら 私の力で戦えるのかなって思った時に テータくんだけに頼れないなって思って」

「たしかに、もしあんさんが暴走したらうちらが倒せばええだけやし、うちは賛成やで?」

「…うーん 私もそりゃ友達がいてくれたら安心だけどリーダーはどう思う?」

カネヅは色々葛藤しながら頭を悩ませ その場で黙り込んでしまった。


「いんじゃない? 行ってこいよ」

カネヅにおんぶされていたはずのテータはいつの間にかカネヅの背中から降りて 立ちながらそう答えた。


「テータ…!?お前身体…!」

「あぁ、痛みならちょっとあるけど まぁ大丈夫!」

テータは心配するカネヅに笑いながらサムズアップを示した。


「それより、ナキア 俺は俺の悪魔を意のままとは言えないけど協力できるまでは操れた そこに居るセキヤも能力あっての事だけど セパルと意志を繋げ戦えた だからナキアとサタナキアも出来ると思う」

テータは自分達の体験談を元にナキアを励ますように訓練をしたいという意思を尊重した。


「でも、私 テータくんやセキヤくんの手伝い出来ないのに居候とかしちゃっていいの?」

とナキアは自分が恩を売られているのに手伝わずにテータの家で暮らすことに罪悪感を抱えるように問いかけた。


「何言ってんだ? あそこはもう ナキアの家だろ」

とテータは歓迎するように微笑みながら答えた。

そのテータの表情を見たナキアは少しだけ顔を赤く染めるように恥ずかしくなりハンテの背中に顔を隠した。

ありくらげ。です

めちゃくちゃ誤字しやすいので、おやと思ったら教えてもらえると嬉しいです!

ちなみに感想くれるとめちゃくちゃ喜びます。

ストーリーに干渉しない程度の質問にはお答えします。

ではまた。

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