対キルフィール戦Ⅱ
「なに、あの身体の動き…!」
海色獅子騎士はキルフィールの異様に柔らかい身体とバランスに人間の形をした異形なナニカに対する恐怖に震え、足がすくんでしまった。
「シャワータイムはもうおしまい?」
キルフィールは濡れた髪を両手で絞りながらゆっくりと近づき笑った。
「…そうね ここからはお食事の時間とか!」
そう言いながら海色獅子騎士は手のひらから魚の形をした水を複製しロケットのようにキルフィールに飛ばした。
「こんな水分たっぷりなお魚 栄養無さそうで食べれないわ」
そう笑いながら飛んでくる魚型水生成ロケットを手で弾こうとした時
「いった!!」
ただ水を弾いたはずのキルフィールの手は突如何かに刺さったような痛みを感じ、ふと弾いて小さな水たまりとなった地面を見つめるとそこにはプクっと膨らみ身体を跳ねているハリセンボンが居た。
「きっさまぁ!!」
キルフィールは怒りながら魚型水生成ロケットをよけながら海色獅子騎士に向かって走った。
海色獅子騎士は最終手段として水を大きな塊にして放とうと生成し始めたが
不幸にもキルフィールの走りを手助けするように背中から追い風のような風が吹いてきてキルフィールは一瞬で海色獅子騎士の目の前に現れた。
「残念だったなぁ!風すらも私の味方をしてるんだよセパル!」
と手の平から水色の光を出し 丸くなった光の塊を片手に海色獅子騎士にキルフィールは飛び込むように殴りかかろうとし手を空に掲げた瞬間
「グサッ!」
とキルフィールの振り上げた手に針が思いっきり刺さったような激痛が走り キルフィールは手を見るとそこには大きく膨れあがったハリセンボンが手の甲に刺さっていた。
キルフィールが悪寒を感じ後ろを見ると先程避けたはずのハリセンボン達を風がおいうちかけるように飛ばしておりその奥ではドヤ顔で立ってるペイモンが居た
「風は操れないよ! ただ何故か 僕がこうなれって思えば風が吹いてくれるんだよね?」
とドヤ顔で語るペイモンにキルフィールは苛立ちを隠せなくなり 水色光のレーザーをペイモンに向けて放とうとしたが、海色獅子騎士は先程貯めておいた水の塊を放ち、偶然にもペイモンに向けたレーザーを阻止することができた。
「ってめぇ! あんなに恩を売ったのに邪魔しやがって!」
キルフィールは海色獅子騎士ことセパルにそう怒鳴りつけて殴りかかった。
セパルは両腕をクロスにしキルフィールのパンチを防ぎ
「人を誘拐して!私たちを争わせて何が恩を売るよ!」
とキルフィールに怒鳴り返した。
その声には怒り自分だけではなく 周りを巻き込みあわよくば不必要な殺し合いになりかけた事への怒りを感じた。
「あんたが 私の言うこと聞いてれば良かったことでしょ!」
キルフィールはそう訴えながらクロスに固めたセパルの腕を殴り続けた。
「私はただ、人間との、共存を…」
「悪魔ごときが私たち天使に逆らうからこうなるのよ!」
キルフィールが放った罵声と共に腕に来る痛みに限界きたセパルは振りかぶったキルフィールの一撃をついに胸に直撃させられた。
「こんな、汚い生命体まで使って!」
胸を抑えながらその場でうずくまってるセパルの目の前でキルフィールは刺さっていたハリセンボンを力づくで抜いてそのまま地面に叩き落とし 膨らむ前に強く踏み潰し殺した。
「あんた達も遊び半分で私としてたらこうなるわよ」
キルフィールは海色獅子騎士の首を捕まえ持ち上げながら顔に手をかざした。
「死になさい。」
その一言と同時にキルフィールの背中から水色の羽が6つ現れ その羽からビームのような一直線上を駆け抜けるような勢いで発射された光により 海色獅子騎士の両手足が血管や筋によってギリギリ繋がってぶら下がっており 2つ分食らった仮面はゆっくりと地面に転がり落ちた。
ペイモンの瞳に写っている光景は悪夢と言う程がまだマシの現実だった。
ありくらげ。です
めちゃくちゃ誤字しやすいので、おやと思ったら教えてもらえると嬉しいです!
ちなみに感想くれるとめちゃくちゃ喜びます。
ストーリーに干渉しない程度の質問にはお答えします。
ではまた。




