テータの悪魔Ⅲ
「もうひとつの問題は! 僕はルシファーが怖い!!」
とペイモンは大声で語った。
思わず大きな問題なのではないかと構えていたサタナキアとテータの2人は顔を見合せた後に
「「はぁ??」」
とペイモンの発言に呆れた。
「これは重要な問題なんだよ! 僕は昔ルシファーに恐怖で支配されていたんだ…ほら悪魔の書にはさルシファーに忠実だったとか、書かれてるけど 僕が知識しかない弱い悪魔だから、遊ばれてそれで怖かった僕がルシファーに反逆を考えなかっただけなんだよ!」
と爪を噛みながらペイモンは明らかに怯え語った。
「遊ばれたってさぁ詳しくはどんなことされたわけ?」
テータは両手を組みつつどうでもいいと思いながらペイモンの過去を一応知ろうと問いかけた。
「まずは、僕をバレーボールのように、トスしてくるでしょ!?あとは、いつも勝つギリギリまでいかせてくれるのに最後にはボコボコにしてくる謎のコロシアムに参加させられたり、それに着せ替え人形みたいに服をコロコロ着替えさせられたり、いちばん酷かったのは モコモコしてるからって枕扱いされたんだよ!」
と蘇る嫌な記憶を思い出しながら震え泣き訴えてくるその姿をみてサタナキアは少しだけ可愛いと思い微笑んでしまい、咄嗟に手で口元を隠した。
「あ、あぁ!!笑ったなぁ!僕の嫌な記憶をよくもバカにしたなぁ!!」
そう泣きじゃくりながらペイモンは手をグーの形にした後両腕をぐるぐると回しながらサタナキアに突撃したが、あまりにも身体が小さく 力もそこまで無いためサタナキアにおでこを押さえつけられ攻撃が当たらず、悔しそうにペイモンは諦めた。
「なぁ、そこでいい知らせがある 今回戦うのはルシファーではなく、自称ルシファーの娘らしいぞ じゃから貴様のことを知らん」
サタナキアはおでこを抑えていた手をペイモンの後頭部を抑え逃がさないようにしながらそう語った。
「そして、悪い報告じゃ 我らに従わんかったら ルシファーが貴様にやったことを今ここで我らが行う」
とサタナキアは冷たく感情など感じない目でペイモンを睨んだ。
「あ、あぁ、…手伝いますから…だから、やめて…、」
ペイモンは蘇ってくる記憶の中で周りの悪魔やルシファー達に笑われてる声が頭に響き初め震えながら言うことを聞くと答えた。
答えを聞いた瞬間サタナキアは抑えていた手を離し、震えているペイモンをみて少しキュートアグレッションを感じたが唇をかみしめて我慢した。
「大丈夫、僕はペイモンとは語り仲間だと思ってるし、味方だって信じてるから」
震えるペイモンの腰を後ろから撫でながらテータは優しくペイモンに語りかけ、その行動がよりペイモンに取って尊敬に値する行動となり、テータは泣きながら抱きついてくるペイモンに信用を得た。
―数分後
「それじゃ、この契約書にサインを」
サタナキアは泣き止んだペイモンに悪魔の契約書を見せたが、ペイモンはテータの腕にしがみついて離れないまま一向にサインを書かない姿勢を見せた。
「貴様、お仕置してもいいんじゃぞ?」
「まぁまぁ、サタナキア…ペイモンは多分こんな肩苦しい契約しなくとも仲間でいてくれると思うよ ねっ?」
テータは微笑みながら しがみついてるペイモンに語るとペイモンは5回ほどうなづいた。
「契約書を書かない契約か… 珍しいことをするもんじゃな主」
サタナキアはテータのその行動を不思議に思いながら小さく呟いた。
「だって、僕とこいつは友達だし サタナキアと僕も契約してない仲間でしょ?」
何気なくそう語るテータにサタナキアは改めて感心するように理解し、それと同時に
(この子はやはり特別なナニカを持ってる 悪魔や天使には持ってない、ましてや人類も持ってないナニカを)
と特別視する目でテータを見つめた。
「さ、僕の脳内で遊ぶのもここで終わり! 早く外にいるキルフィールを倒そう!」
テータはそう言いながらペイモンがしがみついてない方の腕を高く振り上げた。
その瞬間、視界は真っ白に光り輝き始めた。
―談夜湖 周辺
「たかが、見た目が変わっただけでしょ?」
とキルフィールは鼻で笑いながらゆっくりとテータに近づき、正面で立ち止まった。
「見た目だけに見えるか?キルフィール」
ありくらげ。です
めちゃくちゃ誤字しやすいので、おやと思ったら教えてもらえると嬉しいです!
ちなみに感想くれるとめちゃくちゃ喜びます。
ストーリーに干渉しない程度の質問にはお答えします。
ではまた。




