テータの悪魔Ⅱ
「なぁ、何故 僕はこの仮面を被った黒髪悪魔の目の前で正座させられて君は普通に座ってるだけなんだ?」
「さぁ? 僕達の脳内の話だけでも4話もやってるからかな ヒロインのナキアやサタナキアの脳内でも3話しかやってないことの嫉妬だったり?」
「おいこら、メタ的なジョークはやめろ! お互い膨大な知識があるからこそ成り立つものだが、物語の展開も考えろ…!」
「主とそこの悪魔が何コソコソ話してるのか知らんが 2時間じゃ!!」
サタナキアは2人の小声を遮るように怒鳴った。
「2時間も2人はその膨大な知識とやらを互いに語り合い、笑い共感し また新たな知識を語り合っていたんじゃ!! 我も待つの限界じゃ!」
と苛立ちを隠せない様子でサタナキアは頭を掻きむしりその場で片足だけ足踏みしだした。
「それは理解したが 僕が疑問に思ってるのは なんで自分だけ正座なんだと言うところだ。」
とペイモンは自分だけが正座してるという現状を両手を使って身体全体を指し示した。
「主は主だから許す だが、悪魔は許さん」
「おーいそこの主とやら 嫉妬だったのは正解みたい」
ペイモンは隣に座ってるテータにあえて聞こえやすいように手を口の横に当てそう伝えた。
テータは理解したのかサムズアップと笑顔をペイモンに見せた。
「…ガキか」
と呆れたようにサタナキアは2人の様子を悪ガキを見る母親のような視線で見つめた。
「それで、意味の無い説教より 僕を召喚した理由を教えてくれよ」
ペイモンはそう語りながら正座してたはずの格好から足を崩しつつ、サタナキアに問いかけた。
―現状説明
「ほう?つまりは サタナキアとやらの悪魔の力を使えないから 僕の悪魔の力を仮面を通してこいつに授けろと」
ペイモンは今の状況を理解し簡単にまとめた後何かを考えるように目を瞑りながら顎を指で撫で始めた。
「あれ、協力してくれ無さそう?」
テータはサタナキアに不安そうに小声で語りかけてみるも先程のこともあり サタナキアはあえて無視をした。
無視をされたテータは少しだけ落ち込みしょぼんとした表情へと変わり、サタナキアはついその愛おしさに少しだけ心をうたれ
「多分契約まで持ち込めばこっちのものじゃ」
と返し、その返しに喜ぶテータを見て また可愛がりたいと言う気持ちがサタナキアには芽生えてしまった。
そんな2人を目の前にペイモンは2本指を立てた状態で腕を無言で上げた。
「…2?」
「あぁ、これは僕が今 協力しない いや出来ない条件の数だ」
「なんだ言ってみろ」
サタナキアは協力しないと言う発言だけ切り取り少しだけ苛立ちながら問いかけた。
「まず、1つ 悪魔力をそこの坊やに譲るとしても その成分が身体全体に響き渡れば こいつは人間ではいられない 悪魔になってしまう可能性がある または身体が耐えきれず 崩壊してしまう恐れがある そこまでのリスクを背負う必要がないと思う」
とペイモンは言い切った、がその発言に安心するようにサタナキアは微笑み
「いいか?悪魔 この仮面には我が眠っておる つまりはだ 貴様がテータの中から悪魔力を出したとて 必要以上に体内に入ろうとする悪魔力は基本我が吸い取る そして仮面を通して貴様に返還する。 これで問題ないじゃろ?我も何も考えなしで考えてないわい」
とサタナキアはペイモンの考えに答案を出すように返答をした。
「そうか、人間の生命力を糧にして悪魔力を交換するゲートを作り出す仮面だからこそ、他の悪魔力を欲してなどは居ない、それどころか仮面が欲している生命力を脅かす程の悪魔力が出てきた場合仮面にとっては不都合である、その不都合を利用しもし生命力を脅かす程の悪魔力があるなら仮面としてはその不都合な悪魔力を吸い取り、出しているゲート つまり僕に返しに来る その仕組みを使うということなのか。」
とGOATの仕組みを理解してたサタナキアだからこそ考えれた行動にペイモンは賞賛した。
「それで、もうひとつの問題はなんじゃ?」
サタナキアがそう問いかけると、ペイモンは目を瞑り咳払いをし始めた。
ただならぬ問題事だと、サタナキアとテータはその様子に理解し唾を飲み込んだ。
ペイモンはパチッと目を開け
「もうひとつの問題は! 僕はルシファーが怖い!!」
と大声で語った。




