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天使VS悪魔Ⅱ

「打倒、キルフィール! は出来なくても ここだけは絶対守る…」

そう語るとテータは目をつぶり、GOAT(ゴアト)を目元に着けるように構えて


「【DEMONIZE(デーモナイズ)】!」(悪魔になれ!)

と唱えた。

すると、テータの顔にGOAT(ゴアト)がついた瞬間黒かった髪が少し毛量が多くなったと思ったら徐々に白く変わっていき、左右両方の側頭部からヤギのような禍々しい角を生やし、目は赤く染っており、赤と黒を象徴にしたコートを着飾ってクロスチェーンを複数つけている服装へと代わったその子は今までキルフィールの目の前にいた少年とは似ても似つかない姿へと成り代わっていた。


「たかが、見た目が変わっただけでしょ?」

とキルフィールは鼻で笑いながらゆっくりとテータに近づき、正面で立ち止まった。


「見た目だけに見えるか?キルフィール」

そう言い、キルフィールを見つめる赤い目は明らかに復讐心を芽生えさせてると理解が出来るほど殺意で満ち溢れていた。


「どうした?そんな目をして、私を殺したいのだろ?」

そう言いながらキルフィールは自らの片頬を相手に向けてぺちぺちと叩いて、いつでも殴れるぞ?と言わんばかりに煽った。


「復讐では何も生まれないのを知ってる、確かに俺はお前が支配したMOJに殺されかけ、大切な友達の友情が崩壊しかけるところも見た。」

赤い目を光らせたまま、淡々とキルフィールに対して自分の復讐心や殺意はどこから出てきてるのかを語り始めた。


「お前に悪魔の友達を殺されたやつも、お前が本当の天使と信じて憧れた友達も お前に騙されて俺らと対立してしまった悪魔達も 見てきた。」

語りきると、キルフィールはその話に対し溜息をひとつ吐いて


「だから何? 私が自由にしたいからしてるだけ文句ある?」

とキルフィールは自分がしてきた行動に悪気が何一つも無いと言わんばかりの態度を示した。


「それに、私はまだ 天使だよ?」

キルフィールは自分の頭から生えてる角を擦りながらそう語った。


「この角はね、私のお母さんの力、お母さんのね だから私はまだ私は天使キルフィールなの」

キルフィールは先程まで無表情のような顔だったが、母と口にした瞬間純粋な子供のような笑みを浮かべるその表情と下手な言語に明らかにここにいていい存在ではないと思えるほどの恐怖という感情が一気に迫ってきて、気づけば背筋が凍ったようにその場から体がすくんで動けなくなっていた。


「それで、君も私の邪魔するなら消すけど?」

そう言いながらキルフィールは指を1本立てて、立てた指をクルクルと回し始めた。

するとあちこちから無数の水色の光る矢印のようなレーザーが現れた。


「名乗りが遅れたな、俺はサタナキアの力を借りたテータで、あってそうでは無い存在 テータの中に眠っていた存在ペ(・)イ(・)モ(・)ン(・)だ」

そう語り終わったと思えば勢いよく腕を振り上げた瞬間、無数からテータを襲う為に構えられていた水色のレーザーが急に現れた風と同時に上に吹き上げられた。


その異常な現象にキルフィールはただの悪魔ではないことを理解して相手に警戒しながら、一歩二歩と後退した。


「どうした?俺は俺だぞ、キルフィール」

そう言いながらペイモンは手の平を正面に突き出し目の前にいるキルフィールに手のひらを前後に降って煽るポージングを構えた。

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