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夜景の下での雑談と真実Ⅱ

「じゃあ、父親や母親は 名前 性の名前との互換性とか考えずに名前とか付けなきゃ行けなくなったのね」

とセパルは現在の名前に対して触れたが、セキヤとテータはお互い顔を合わせた後、セパルの方を向き


「親は名前をつけないよ?」

と同時に答えた。

余りにも衝撃的な出来事にセパルとサタナキアは絶句をしてしまった。


「あ、あれだ おじいちゃんとか おばあちゃんが決めるみたいな」

セパルは動揺しながらも一族の誰かが決めることなんだと思い込みそう答えたが、帰ってくる反応は違かった。

―政府

それが悪魔の2人に聞こえた発言であった。

生産手段を社会全体に共有する 社会主義

私有資産を認めずに完全平等を目指す 共産主義

収入や資産などで大きな不平等が生じてる社会 格差社会 等が頭をよぎらせるような社会であり、それに対してテータ達はまるでそれが普通かのように生きていることに対し、悪魔も絶句せざるを得なかった。


「大体は能力に関する語源から みんな名前をつけてもらうよ?生まれた時に血液を採血してもらってその中に眠る成分を測ってもらってね」

さも当然かのように語る二人を見て、サタナキア達はなんとも言えない気持ちへとなっていた


「でも全てが政府の元にあるって訳じゃないよ?

もちろん、僕らは自由に暮らさせて貰ってるし 能力さえ開花してれば差別を受けることなんてないしね」

セパルはその時初めて、超能力持ちが当たり前であるという事に驚いた。

400年前の人間達は文明の力で生きてきたが、今の社会ではもう、超能力が自分たちを守る武器と成り代わっていたのだ。


「差別があるのは知ってたが、政府はそれに関して、何も思わないのか?」

「思わないから政府なんでしょ?」

サタナキアの発言に答えた少女の声はテータ以外にはどうも聞き覚えが無い声で、テータにとっては夏休み始まった時に聞いた以来の声だった。


「…ロヴ」

テータはそう答えながら、戦う仕草を構えた。


「ロヴ? ロヴって誰??」

セキヤはキョロキョロとしながら探そうと目線をあちこちに送るが人影が見えない状況に慌てていた。


「セキヤ、落ち着け ロヴはキルフィールと関連を持つ天使だ」

セキヤは冷静にいつでも殴れるような姿勢で背後と目の前を警戒した。


「ほら、自分のまわりを警戒しちゃうから」

そう言って目の前に急に現れたロヴはドリーを片腕で首元を横から固定するように回り、もう一方の手で可愛くデコられたハンドガンを持ち人質の顳かみに構えていた。


「ドリー!」

セキヤは余りにも一瞬の出来事のはずなのに気づけばドリーの方へと向かって動いてた。


「あー、ダメダメ動いたら撃っちゃうよ?」

そう言いながらロヴは一発セキヤに向けて銃口を構え、引き金を引いた。

1発の弾はセキヤの顔ギリギリ当たるか当たらないかの所まで来ていたが、セキヤの生存本能によるものなのか顔を右に動かし 弾を避けた。

しかし走っていた為左肩に思いっきり銃弾が当たり、セキヤは負傷した。


肩から流れ出る血にセキヤは困惑しながらもう一歩を踏み込もうとしたが、痛みと恐怖に耐えきれずその場に足をつけた。


「おいお前!」

「あ、君も近づいたら、わかるよね?」

そう言い1歩踏み込もうとしたテータに対して、別の木陰で眠っているナキアに銃口を構えた。

テータは踏み込もうとしていた1歩を戻しながら両手を手にあげ 降参の構えをとった。

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