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海底に眠る真相

「ほう、元の身体は水中人類型生命体(ウォーターキメラ)であり、ホモ・サピエンスとアーリーのキメラ体 元の身体が死亡した理由は共食いによる腸損傷と大量の生命的成分を損失したためである。 そしてセパルは海底に落ち眠っていたその水死体に身体を取り憑いた。」

キルフィールは目を瞑ったまま、この姿の生命体のことを独り言のように呟き始め、セパルは改めてゼウスの娘であるという発言はハッタリではなかったと認識し続けるようにキルフィールは読み解きながら声を再び出し始めた


「その際にセパル特有の悪魔力によって腸を再生し、アーリーとホモ・サピエンスのキメラ種族を丸ごと全滅 その時に脳まで貪り食べ尽くした為ホモ・サピエンスと同様の記憶能力とこの世界の言語を得た」

とセパルがこの身体に取り憑いてからなぜ、言語が喋れるようになったのかを見事的中させた。


「そして時は流れてこの世界では昔の江戸文化というものが流行していた時期にここ夜談湖を拠点とし生活を始める。 その際に可愛らしい容姿と特有の能力の1つ触れた水を操る技でこの町の老若男女問わずに人々を魅了させた。」

夜談湖に来たきっかけや、人々を楽しませていた思い出がゆっくりとセパルの頭の中をよぎった。


「画工である関谷獅子之助からの愛の溢れる言動に心を打たれ恋をする しかし関谷が描いた作品が世に渡った時、関谷やこの町の住人そしてセパルが思い描いていた反応とは真逆のことが起こってしまった。」

その発した時、キルフィールは過去を読み解いてる時に初めて眉をピクっと動かした。


「隣町の者から妖扱いを受け、退治をする対象として狙われる、街の者達は隣町の者や国の偉い人にセパルの居る夜談山周辺全体の立ち入りを禁じられてしまい、セパルは地下深くの海底で暮らすようになる」

キルフィールはその過去を声に出しながら、少しだけ感情があるのか、瞑っている目から一粒の涙を流した。


「そして、悪魔フォルネウスはここ夜談山の湖から復活を成し遂げる、その際この夜談山周辺は妖精や悪魔など不思議な力が溢れてることを知り、ここの管理人としての立ち位置につき夜談山入口前にあったはずの立ち入り禁止の看板を下ろした。」

いい終わったかのようにキルフィールは深く息を吸って、吐き出すと同時にゆっくり目を開けた。


「私、人の記憶辿ると感情移入しちゃうの だからあなたの悲劇と最近解禁された夜談山周辺の立ち入り禁止命令解除がどれほど嬉しいのか私には分かるぞ」

キルフィールは涙を拭いながらセパルの苦悩に同情を隠せない表情となっていた。


「わたし、わたしやっとみんなに芸を見せられる 私の魅力でまた人々を喜ばせれる だからここで走ったりして体力をつけてたの!」

セパルは自分の気持心情を理解してくれたキルフィールに対して打ち明けるように涙をポロポロと目から零れ出させながら語った。


「あのね、私未来も見えるの。」

キルフィールは泣いていた目を拭い鼻を啜りながらそうセパルに語り始めた。


「近い将来、関谷獅子之助の先祖がここ夜談湖を寄るようになるの だから再会の時の約束した水を操る芸を見るのに、客が必要だと思うの!」

そういうとキルフィールは指を鳴らした。

するとキルフィールとセパルの居る所の合間、急に目をつぶり気を失いかけている5人の少年少女が現れ 5人それぞれの上半身には恐らくキルフィールの能力であろう、水色の光を紐の形にしぐるぐる巻きに縛られていた。

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