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セパルの目的

「―きろ、起きろ!!」


セパルは涙を浮かべながら横になってる体が地面にあるのがわかり目を開けたら、そこに現代の夜談湖に月明かりが水面を照らされている風景だった。


「私はあなたに負けたの?」

セパルはセキヤ達の方へ一向も向かずにそう呟いた。


「あぁ、色々とあったが、今はみんなお前と同じように陸で休んでるよ」

セキヤは優しそうな声でセパルの呟きに答えた。

セパルは先程まで敵だったはずなのに優しい声で囁くセキヤと自分が負けたことへの悔しさで歯を食いしばった。


「憎くないの? 私はあんたの友達を」

「食べてるって俺らが本当に信じると思ったか?」

セキヤはセパルにそっと近付き横になってる体勢から起き上がらせて、その隣にセキヤ自身も座った。


「 すまねぇけど今まであった悪魔は俺らを食う意思は見せなかったぞ?」

セキヤはそう言いながら背伸びして後ろを向いた。

セパルもセキヤの目線を疑うように後ろを振り向いた。


セパルの目線に映ったのは 樹木に背中を預けて身体がボロボロになって服も少しだけ破けてる状態で目をつぶってるサタナキアとそのサタナキアの肩に寄りかかるように眠りについてるハンテ

ボロボロではないけど頭から軽く血を流してるテータに、それを膝枕しながらテータの顔を見つめながら起きるのを待ってるドリー

みんなが近くにいる中1人だけ遠くの樹木に背中を預けながら月を見つめてるフォルが居た。


「あの、」

「謝らなくていい、セパルにはセパルのプライドがあったんだろ? 俺が名前を勘違いしたのも、周りが海の幽霊と言って避けたことも セパルのプライドが許せなかった そうだろ?」

謝ろうとするセパルにセキヤは自分たちも間違えていたと謝ってきて、余計にセパルの心はギュッと締め付けられるように痛かった。


「君の友達もそのほかの人間もみんな私の住処に居る…、いつも私の芸を見てくれて、あ もちろん食事も睡眠もさせてる。 ただ帰ろうとするのだけは止めていた。」

セパルは水面に反射で映る月を見つめながらセキヤに語りかけた。


「なんで帰らせなかったんだ?」

「怖かったの、また海の幽霊だ なんだと騒がれて 昔みたいに襲われかけるのではって」

セキヤはそう語るセパルの表情が過去に何があったのかどんだけそれがトラウマになっているのか、予想はついた。


「…そっかお前にも色々あったんだな。」

セキヤは悪魔にも辛いところがあって、悪魔もちゃんと人間臭い葛藤をしてるんだなと気づいた。


「ところで、話は別件だが キルフィールって天使知らないか?」

セキヤがそう呟くと、セパルはビクッと身体を揺らすのが見えてやはり心当たりがあったんだなとセキヤはセパルを見つめた。


「なに!?キルフィールじゃと!?」

先程までナキアの顔に引っ付いていたGOAT(ゴアト)がそう叫びながらセキヤ達が見ている湖の空中に飛び出してきた。


「え!?あの私を攻撃してきた子って人じゃないの?」

とセパルは驚きを隠せないまま、後ろを振り返った。すると先程まで後ろでサタナキアが寄りかかっていた木のところにセパルの知らないショートボブの白髪の女の子が居ることに余計に驚きを隠せない表情になっていた。


「あの子はナキア 悪魔道具っていうのを使ってサタナキアと契約を交わした女の子」

とセキヤは軽くナキアの事を説明した。


「要はあの宙に浮かんでる仮面をつけるとサタナキアになって、仮面を外すと元のナキアに戻ってくるってこと…?」

セパルはセキヤのだいぶ簡単な説明を自分なりの解釈としてまとめて答えたが、まんま正解だった事により、セキヤは言語知識に長けてるのか察し能力が凄いのかの2択でセパルをすごい人、いや悪魔だと認識した。

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