ウオトラマルVSフォルネウスIV
「ここ!! フォルネウスは!」
「ガガガガガガガッ!!!!」
と船内全体に響き渡る音が下から聞こえ、大きな揺れが起き、全員が椅子を必死に掴まないと揺れに巻き込まれてしまうほどの衝撃が起きた。
そう、ドリーが言いたかったことはフォルネウスは戦艦のしたにもぐっていたということだった。
サタナキアは必死にモニターの白い十字を構えようと必死にハンドルを動かしてみたが
「くっそ、ここからじゃ 我もフォルネウスに撃ち込めん!!」
モニターがギリギリのところでフォルネウスを狙えないことに悔しそうに声をあげた。
「ヤバイヤバイシャ! このままだとポーポイズ現象起こして、沈没しかねないシャ!」
慌てふためきながらシャチ助は戦艦の操縦部屋内をグルグルと走り回った。
「な、なぁそのターコイズってのはなに!?」
「セキヤ!成功や健康の石言葉を持つ、青いトルコ石じゃないシャ ポーポイズシャ!」
「え?何??男の子同士の恋愛?」
「ハンテ!男性同士の恋愛や絆を描いたジャンル ボーイズラブじゃないシャ! ポーポイズシャ!」
緊急事態とは思えない逆の言い間違いの天丼にシャチ助は呆れながら返答した。
「ポーポイズ現象、船舶が高速移動中に、縦揺れを繰り返して止まらなくなる危険な現象のことシャ 船が無事に着水出来てもそっちの危険性があるんだシャ!」
シャチ助はそう言いながらテータの方へ振り向き
「操縦がいちばんのカナメ シャ!」
とテータに語りかけながらシャチ助はテチテチと歩き始めた。
「まずは、着地した際、必ず、フィンスタビライザーを起動するんだシャ!」
とシャチ助はテータに指示を仰いだが、テータの表情は何が何だかと言わんばかりの顔になっており、その顔にシャチ助もマジかと言わんばかりにおでこをペチっと片背びれで叩いた。
「フィンスタビライザーは船の中央部・左右のビルジ付近(水中)にヒレのような両翼を突き出して、コンピューター制御をして角度を変えることにより波の力を打ち消す装置シャ!いったんはそれをk」
「あの〜、シャチ助」
「ハンテ天丼ネタは今は必要ないシャ!今テータにフィンスタビライザーを説明してる途中シャ!」
シャチ助はハンテを睨みつけながらそう答えたが、ハンテの顔は曇っており
「それが、そのフィンスタビライザーってやつ?? 最初のフォルネウスの突進によって片方が開かなくなって赤く光っているんですケド…。」
と少し気まずそうに答えた。
シャチ助はその事を知りあんぐりと口を開けてただそこで呆然と立ち尽くすことしか出来なかった。




