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6話 にしても、本当なんですかね?

「――にしても、本当なんですかね?」


「何がだ」


「何がって、今回の調査依頼ですよ」


「俺たちは、課された任務を全うするだけだ」


「へいへい」


 樹海の中を進む三人の男がいた。


 やる気のなさそうな男と、真面目な男。体格はそれぞれ違えど、服の上からでも分かるほど、鍛え上げられた体をしている。


「ダルズ、どうだ」


 真面目な男にそう声をかけられた少年――ダルズは、重厚な振り子のようなものを、震える両手で持ちながら応えた。


「あ、あっ……近い……です……ッ!」


 ダルズの表情は、森に入ってからずっと怯えていた。それがここに来て、より一層増しているように見えた。


「……そうか」


 真面目な男は、一言そう言うと、深く息を吸った。


「行きますか。ベルさん」


 やる気のなさそうな男――ガラナに呼ばれ、真面目な男、ベルトルトは一瞥する。


「ああ」


 彼らが所属する傭兵団の等級は3。全傭兵団のうち、およそ20%しか存在しないエリートだ。


 二つの気配が、樹海の中で――じわりと、近づいていく。

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