93話
[【解体】のレベルが上がりました!]
午前0時30分。
狩った魔物を解体していたら、予定時刻を過ぎてしまった。
まぁ、レベルが上がったから良いか。
……しかし、巨大な芋虫なんか、何をどう解体するんだ? そして、何に使うのかな?
謎です。
それはさておき、これからどうするか?
自由時間なんだけど……。
意外と自由って難しいんだよな。
苦手だなぁ……。
んー……何ができるか、何がしたいか。
列挙してみるか。
・魔法の練習
・素振りや型の動作の復習
・ジュリア、ヴィヴィとの模擬戦
・魔物討伐
・筋トレ
・錬金術
・スキルの把握(既存と新規)
・料理
・お屋敷の片付け
・森の中の探索
・新たな町へ向かう
こんなところかな。
ふむ。
魔法の練習は、どうだろ? 今無理してやらなくても、後でも良いし、何かと同時にやった方が、練習にはなる。
本番の戦闘だって、魔法だけに集中するわけにもいかないし。
素振りや模擬戦、討伐は、ちゃんと予定に組み込まれているし、一人でやるなら、ある程度基礎ができてからの方が良い。
むやみやたらにやっても、成果があるとは思えないし。
筋トレは……やろうか。でも、今から数時間もやれないなぁ。
時間を決めて……うん、1〜2時間くらいが妥当かな?
なら、4時か5時くらいから始めよう。
これなら、時間の調整とかしやすいし。
錬金術とスキルは、特にないんだよな。
何か、テーマというか、主軸になる「これをしよう!」というのがないと、やりにくい。
適当になって、ただの時間の無駄遣いになりかねないのだ。
30分くらい時間が余ったら……とかの方が良いか。
料理は……〈アイテム〉があるんだから、今まで通り買って保管しておくか。
精霊たちに教えても良いんだけど、時間かかりそうだしなぁ……。
っていうか、オレは人に教えるほど上手くもない。
カレーばかりになりそうだ。それと、ハンバーグ。
……クライネ師匠が怒りそうです。
誰か師事できる人が居れば、ディーネに習ってもらうとかできるけど……。
保留だな。
お屋敷の片付けだが、これは急いでする必要はない。
元々それほど物がないことと、お屋敷自体に魔法がかかっていて、汚れや破損などないそうなのだ。
どういう魔法なのかクライネ師匠もよく知らないらしいけど、そういうことなので、多少放っておいても問題ないようだ。
「〜らしい」とか、「〜ようだ」など、曖昧な感じが嫌なので、もっと時間があるときに、しっかりと調べたいと思う。
森の中の探索は、論外である。
真夜中なので、当然真っ暗だ。
つまらないに決まっている!
明るい時間に行きたいので、今は却下です。
というわけで、新たな町へ向かうことにしよう。
確かこの大陸は、少し縦に細長くした北海道みたいな形をしている。
北の頂点付近に港町があり、そこから南西、南東、南の三方向に街道がある。
オレたちは南から来たから、行くなら南東か南西である。
そして、大陸を一周──南側一帯は大森林なので、そこは避けて──するとしよう。
どのくらいこの大陸が広いかわからないけど、まぁ、時間はたっぷりある。
のんびり行こう──といっても、オレはトレーニングも兼ねて、走るけどね。
港町に転移してきました。
思ったけど、町中に転移するのは、やっぱり危険だな。
今も、近くに歩いている人がいたし。
この場所を探していたのは明るい時間だったけど、暗くなると町の様相というのは、当然変化するわけで。
リスクを回避したいなら、町中への転移は止めよう。
考えてみたら、そもそもこの行為は不法侵入、もしくは密入国になるんだよな。
いらないトラブルになりかねない、という意味でも、もう止めよう。
こそこそ町から出た。
真夜中だから、正面からではなく、壁を超えるという犯罪行為だけど、今更だよね。
バレなきゃ良いけど、もうやりたくない。
根が小市民なので、ドキドキする行為はなるべくしたくないのです。
近くにある岸壁に穴を開けて、水を溜めた桶を置いた。
わからないように偽装を施し、【結界術】で補強しておいた。
秘密基地っぽくて、ちょっと楽しい。
まぁ、これで多分見つからないだろうし、見つかっても問題ない。それならそれで、この場所は放棄するだけだ。
準備は整った。
ディーネとジュリアは、コシュタ・バワーの引く馬車の御者席へ。
ヴィヴィは空を飛んで、魔物がいたら倒してくれ。
オレは、遅れないように、全力で走るぞ。
では、行こうか。
スキル
不死 状態異常無効 超回復 杖の才能 魔法の才能
高速思考 夜目 魔闘撃 魔力制御 魔法並列起動
空間把握 空間機動 空歩
杖LV.9 剣LV.8 体術LV.8 盾LV.8
投擲LV.7 必中LV.8 回避LV.9 ダッシュLV.7
耐久走LV.6 解体LV.6(+1) 危険察知LV.7
錬金術LV.6 結界術LV.6
召喚魔法LV.9 空間魔法LV.8
火魔法LV.7 水魔法LV.7 風魔法LV.7
地魔法LV.7 氷魔法LV.7 雷魔法LV.7
光魔法LV.7 闇魔法LV.7 無魔法LV.8




