↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/228

29話

 朝日が昇り、白々と明るくなっていくのが、部屋の中にいても感じられたので、オレは目を開ける。


 結局、一睡もできなかった。

 それなのに、全く眠くならない。

 どうして、こうなった?




 ※※※※※




 昨日、魔法使いギルドでの用件を済まし、宿屋に戻ろうとしたところ、一人の獣人の少女――ではなく少年に声をかけられた。


 何か頼みたいことがある様子だったが、もう日が暮れていたのと、面倒だったからだ。

 それと、その少年が人目を(はばか)ることなく騒ぎを起こしていたので、なおさらだった。


 とりあえず断ろうとしたが、すがり付いてきたので、話を聞くのは翌日に、ということにして、オレとディーネは宿屋に戻った。


 宿屋で食事をして、風呂――本当に宿屋にあった――に入り、さて寝ようとしたところで、問題を一つ思い出したのだった。


 部屋が一人用だったんだよ! ちくしょう!


 ディーネが風呂から出て身体からほこほこと湯気を上らせ、ほんわりと微笑みながら部屋に戻ってきたとき、オレの心拍数が急上昇したよ。


 もちろんオレも男なので、ディーネのような美女と同衾できるなんて嬉しいに決まっているが、だからといって出逢ってその日の内に、なんて言うほど腐ってもいない。


 しかも、ディーネは精霊様で、さらにオレの配下(この呼び方は好きではないけど)でもあるのだ。


 ちょっと手を出しづらい。


 もっとも、その内ガマンできなくなりそうなオレがいるが。


 何はともあれ、ベッドに入るオレとディーネ。

 ちゃうねん。

 オレが床で寝ようとすると、ディーネは悲しい顔をするんだ。

 仕方ないんや。


 当たり前だけど、眠れない。

 魅力的な身体つきをした美女が、狭いベッドに一緒に寝ている。

 眠れたら、男じゃない。


 手を出したいのに、出せないジレンマ。

 いや、手を出さないと決めたのはオレだけどさ。

 もう頭の中が沸騰して、身体中の血液が工業廃液になったようです。

 なにいってるのか、もはや意味不明だけどさ。


 少し身体を離そうとすると、ディーネも一緒に付いてくる。

 今にも床に落ちそうだよ、オレ。

 落ちたら楽になれそうだけど、気付くよね、ディーネ、絶対。


 眠るのは諦めて、ステータスの確認でもしよう。

 何か他の事に気を紛らせば、その内眠れるさ。

 では。




 名前 :ラムダ

 レベル:2

 SP :100


 生命力:1150

 精神力:2200

 筋力 :184

 耐久 :182

 敏捷 :185

 器用 :191

 魔力 :1210

 幸運 :20


 スキル:不死 状態異常無効 超回復

     杖の才能 魔法の才能 高速思考

     杖LV.2(+1) 剣LV.1 投擲LV.2(+1)

     錬金術LV.1 耐久走LV.1 解体LV.1

     必中LV.2(+1) 召喚魔法LV.2(+1)


 加護 :【創造神()】【創世神()


 呪  :【創世神()


 精霊 :【水】




 ふむ。

 スキルのレベルがいくつか上がっている。

【杖】【投擲】【必中】【召喚魔法】だな。

 戦闘で使ったのが、レベルアップしたんだ。ナイフはあまり使用してないから、【剣】が上がらなかったようです。

 ……ナイフは【剣】で良いんだよね?

 Wikiで調べられないだろうか?


【召喚魔法】は、ディーネを召喚しているから……で良いはず。

 常時召喚しているけど、MPが減っていない。

 多分、減っているより、【超回復】で増えている量の方が多いんだと思うのだけど。

 もう少し、配下が増えればわかるはず。


 ……って、そこそこ時間が経ったけど、一向に眠くならない、どうしよう?


 うーん、では、SPの使い途を考えよう。

 ステータス値を増やすことに使うより、スキル獲得に使うべきなんだけど、何のスキルを取ろう。たくさんあって、悩む。

 それともSPを溜めておいて、強力なスキルを取るか?

 悩むなぁ。

 オレはこういうとき、優柔不断になってしまうのです。


 魔法を使えるようになりたいけど、ここでSPを使うのは、時期尚早だ。

 魔法使いギルドに行って、相談してからでも遅くない。

 昨日は長くなりそうだから、止めたけど。


 となると、戦闘に役立つパッシブスキル辺りが欲しい。

 あぁ、悩む……。

 背中にディーネの柔らかい身体を感じる。

 あぁ、悩ましい……。


 ……………………

 ………………

 …………

 ……


 あれ?

 外が明るい。


 ディーネとスキルに悶々としている間に、夜が明けたのだった。


 名前 :ラムダ

 レベル:2

 SP :100


 生命力:1150

 精神力:2200

 筋力 :184

 耐久 :182

 敏捷 :185

 器用 :191

 魔力 :1210

 幸運 :20


 スキル:不死 状態異常無効 超回復

     杖の才能 魔法の才能 高速思考

     杖LV.2(+1) 剣LV.1 投擲LV.2(+1)

     錬金術LV.1 耐久走LV.1 解体LV.1

     必中LV.2(+1) 召喚魔法LV.2(+1)


 加護 :【創造神()】【創世神()


 呪  :【創世神()


 精霊 :【水】

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。