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186/228

186話

名前 :ラムダ

レベル:15(+1)

SP :1080(+230)


生命力:5052(50+4548+454)

精神力:7918( 0+7199+719)

筋力 :1656(74+1439+143)

耐久 :1654(72+1439+143)

敏捷 :1657(75+1439+143)

器用 :1663(81+1439+143)

魔力 :4141( 0+3792+379)

幸運 :20


スキル

不死 状態異常無効 超回復 

杖の才能 魔法の才能 高速思考 

夜目 魔闘撃 魔力制御 魔力操作

魔法並列起動 バランス 身軽 

空間把握 空間機動 空歩  

杖術LV.13 剣術LV.12(+1) 体術LV.12 盾術LV.12(+1) 

投擲LV.11 必中LV.13(+1) 回避LV.13(+1) 

ジャンプLV.11 ダッシュLV.11 耐久走LV.11 

身体強化LV.6(+1) 精神強化LV.7(+1) 防御力強化LV.6(+1)

解体LV.10 危険察知LV.12 

錬金術LV.11 結界術LV.13(+1)

召喚魔法LV.13 時空魔法LV.12(+1) 

火魔法LV.11 水魔法LV.11(+1) 風魔法LV.12(+1) 

地魔法LV.12(+1) 氷魔法LV.12(+1) 雷魔法LV.12(+1)

光魔法LV.12(+1) 闇魔法LV.12(+1) 無魔法LV.13(+1)




 レベルアップの確認が終わりました。

 スキルが結構上がっている。

 特に、魔法はちょっと前に上がったばかりだと思ったけど。

 まぁ、今の戦闘でよく使っていたから、かな?

 特にあの虎は素早くて、足止めしようと魔法を連発したっけ。

 ボス戦ということなら、あり得なくないな。

 この調子なら、他のもすぐに上がるだろう。


 はい、そうです。

 現実逃避ですが何か文句でも?


 ふぅ。

 では、気を取り直して。


 剣の精霊か……。


 問。無機物だけど、そういうのもいるんですか? 教えて、ディーネ先生?

 答。わかりません。ですが、いないとも言えません。


 むむ。

 考えてみれば、ディーネは元々『泉の精霊』だった。

 そうならば、『剣の精霊』がいてもおかしくない……か?

 ということは、ディーネたちと同じように、この剣とも意志疎通が出来るのかな?


 もしもし?

 聞こえていたら、返事してくれる?


 何も応えてくれないけど、どういうこと?

 散々踏みつけたり蹴ったりしていたから?

 おーい?




 ディーネたちがいろいろ確認した結果、この剣の精霊はかなり弱っているため、もう自力での行動が出来なくなっている、とのことだった。

 オレとは意志疎通が出来ないけど、同じ精霊であるディーネたちならギリギリ可能だったらしい。

 そこら辺のさじ加減はよくわからないけど、ディーネがそう言うのなら、そういうことなのだろう。


 弱っているって、ヤバ……。オレのせいか? とも思ったけど、そうではないらしい。

 では、どういうことかと言うと。


 何者か(そこはわからないらしい)に強制的に使役されてしまい、無理矢理武器として扱われていた。


 その際、剣を扱うボディとしてあの虎が与えられた。


 あれはゴーレムの一種で、もし損傷してもダンジョン内のマナを吸収することで、その損傷を直したり、最適な形状に変化することで、様々な状況に対応出来るようになっていたようだ。


 オレとの戦闘でスケルトンになったのは、ダメージが大きくて肉体にしていた素材が足らなくなり、その結果、骨格だけになってしまったらしい。


 普段は、ダンジョン内を徘徊しているが、この部屋に何かが侵入してきたら、召喚の魔法陣で呼び出され撃退するようになっていた。


 長い年月の間そうしていたために、精霊としての力は失われていき、今の戦闘で最後の力をも使い果たしてしまった、とのことだ。





 うん。

 やっぱりオレのせいじゃないか。

 なんかごめん。


 ふむぅ。

 何かオレに出来ることはないかな?

 精霊契約をしてみようか?

 オレから魔力が供給されれば、力が戻るかも。


 無駄かもしれないけど、やってみましょう。


 えーっと、血液を与えれば良いんだっけ?

 ……いや、体液なら何でも良いのだ。ディーネたちはキスだったし。

 でも、剣にキスするとか嫌だし。


 そういえば、この剣に何度も斬られて血が付着したと思うけど、それで契約されないのかな?


 ふむ? そのときは、別の相手に強制的に使役されていたから、新たに契約は出来ないのか。

 まぁ、それもそうか。


 それはさておき。


 ずっと地面に刺さりっぱなしだった剣を抜いて、手首を斬った。

 ダラダラと血が剣に流れる。


 くらりと立ちくらみがするけど、以前よりも身体が丈夫になったからか、倒れることはないだろう。生命力(HP)が高くなった影響は、こういうところに出ているな。

 問題は、傷口が【超回復】で治っていくから、その都度、斬らなくてはならないことか。

 あぁ、ずっと剣を手首に当てたままにすれば良いのか?


「ら、ラムダさん!?」


 心配させてしまって、申し訳ない。

 悪いとは思うけど、そのまま見ててちょうだい。


 僅かに剣が光を放った。

 いけるか?


 …………。

 ダメ、か……。

 いくらやっても、剣に精霊としての力が感じられない。


 弱々しい光が、次第に消えていく。

 くそっ!


 刀身を手で掴む。

 そのまま強引に魔力を注ぎ込んだ。

 血がゾワリ、と蠢く。


 【錬金術】を発動して、流れる血を操作する。

 オレの血だ。出来るに決まっている!


 血を細く鋭い針のようにして、剣に何本も突き刺した。

 そこからさらに、血を流し入れる。

 イメージは輸血だ。


 剣が再び点滅するように発光した。心拍のようだ。

 その脈動に合わせて、どんどん血と魔力を流す。

 生命力(HP)と精神力(MP)がガリガリと減っていくが、タイミングをみて【超回復】で治した。


 ゆっくりと点滅していた光が、徐々に早くなり、最後には光を放ち続けるようになる。

 強い光だけど、眩しくはない。優しく、温かい光だ。


 ずくん、と大きく脈動すると、光は収まっていった。


 完全に光が収まるとそこには、紅い刀身の剣がある。

 オレはその剣の柄を握った。

 そこから精霊の力が感じられる。


 どうやら精霊契約は上手く出来たようだ。

 はぁ、良かった……。


 それがわかり安堵すると同時に、オレは意識を手放したのだった。


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