186話
名前 :ラムダ
レベル:15(+1)
SP :1080(+230)
生命力:5052(50+4548+454)
精神力:7918( 0+7199+719)
筋力 :1656(74+1439+143)
耐久 :1654(72+1439+143)
敏捷 :1657(75+1439+143)
器用 :1663(81+1439+143)
魔力 :4141( 0+3792+379)
幸運 :20
スキル
不死 状態異常無効 超回復
杖の才能 魔法の才能 高速思考
夜目 魔闘撃 魔力制御 魔力操作
魔法並列起動 バランス 身軽
空間把握 空間機動 空歩
杖術LV.13 剣術LV.12(+1) 体術LV.12 盾術LV.12(+1)
投擲LV.11 必中LV.13(+1) 回避LV.13(+1)
ジャンプLV.11 ダッシュLV.11 耐久走LV.11
身体強化LV.6(+1) 精神強化LV.7(+1) 防御力強化LV.6(+1)
解体LV.10 危険察知LV.12
錬金術LV.11 結界術LV.13(+1)
召喚魔法LV.13 時空魔法LV.12(+1)
火魔法LV.11 水魔法LV.11(+1) 風魔法LV.12(+1)
地魔法LV.12(+1) 氷魔法LV.12(+1) 雷魔法LV.12(+1)
光魔法LV.12(+1) 闇魔法LV.12(+1) 無魔法LV.13(+1)
レベルアップの確認が終わりました。
スキルが結構上がっている。
特に、魔法はちょっと前に上がったばかりだと思ったけど。
まぁ、今の戦闘でよく使っていたから、かな?
特にあの虎は素早くて、足止めしようと魔法を連発したっけ。
ボス戦ということなら、あり得なくないな。
この調子なら、他のもすぐに上がるだろう。
はい、そうです。
現実逃避ですが何か文句でも?
ふぅ。
では、気を取り直して。
剣の精霊か……。
問。無機物だけど、そういうのもいるんですか? 教えて、ディーネ先生?
答。わかりません。ですが、いないとも言えません。
むむ。
考えてみれば、ディーネは元々『泉の精霊』だった。
そうならば、『剣の精霊』がいてもおかしくない……か?
ということは、ディーネたちと同じように、この剣とも意志疎通が出来るのかな?
もしもし?
聞こえていたら、返事してくれる?
何も応えてくれないけど、どういうこと?
散々踏みつけたり蹴ったりしていたから?
おーい?
ディーネたちがいろいろ確認した結果、この剣の精霊はかなり弱っているため、もう自力での行動が出来なくなっている、とのことだった。
オレとは意志疎通が出来ないけど、同じ精霊であるディーネたちならギリギリ可能だったらしい。
そこら辺のさじ加減はよくわからないけど、ディーネがそう言うのなら、そういうことなのだろう。
弱っているって、ヤバ……。オレのせいか? とも思ったけど、そうではないらしい。
では、どういうことかと言うと。
何者か(そこはわからないらしい)に強制的に使役されてしまい、無理矢理武器として扱われていた。
その際、剣を扱うボディとしてあの虎が与えられた。
あれはゴーレムの一種で、もし損傷してもダンジョン内のマナを吸収することで、その損傷を直したり、最適な形状に変化することで、様々な状況に対応出来るようになっていたようだ。
オレとの戦闘でスケルトンになったのは、ダメージが大きくて肉体にしていた素材が足らなくなり、その結果、骨格だけになってしまったらしい。
普段は、ダンジョン内を徘徊しているが、この部屋に何かが侵入してきたら、召喚の魔法陣で呼び出され撃退するようになっていた。
長い年月の間そうしていたために、精霊としての力は失われていき、今の戦闘で最後の力をも使い果たしてしまった、とのことだ。
うん。
やっぱりオレのせいじゃないか。
なんかごめん。
ふむぅ。
何かオレに出来ることはないかな?
精霊契約をしてみようか?
オレから魔力が供給されれば、力が戻るかも。
無駄かもしれないけど、やってみましょう。
えーっと、血液を与えれば良いんだっけ?
……いや、体液なら何でも良いのだ。ディーネたちはキスだったし。
でも、剣にキスするとか嫌だし。
そういえば、この剣に何度も斬られて血が付着したと思うけど、それで契約されないのかな?
ふむ? そのときは、別の相手に強制的に使役されていたから、新たに契約は出来ないのか。
まぁ、それもそうか。
それはさておき。
ずっと地面に刺さりっぱなしだった剣を抜いて、手首を斬った。
ダラダラと血が剣に流れる。
くらりと立ちくらみがするけど、以前よりも身体が丈夫になったからか、倒れることはないだろう。生命力が高くなった影響は、こういうところに出ているな。
問題は、傷口が【超回復】で治っていくから、その都度、斬らなくてはならないことか。
あぁ、ずっと剣を手首に当てたままにすれば良いのか?
「ら、ラムダさん!?」
心配させてしまって、申し訳ない。
悪いとは思うけど、そのまま見ててちょうだい。
僅かに剣が光を放った。
いけるか?
…………。
ダメ、か……。
いくらやっても、剣に精霊としての力が感じられない。
弱々しい光が、次第に消えていく。
くそっ!
刀身を手で掴む。
そのまま強引に魔力を注ぎ込んだ。
血がゾワリ、と蠢く。
【錬金術】を発動して、流れる血を操作する。
オレの血だ。出来るに決まっている!
血を細く鋭い針のようにして、剣に何本も突き刺した。
そこからさらに、血を流し入れる。
イメージは輸血だ。
剣が再び点滅するように発光した。心拍のようだ。
その脈動に合わせて、どんどん血と魔力を流す。
生命力と精神力がガリガリと減っていくが、タイミングをみて【超回復】で治した。
ゆっくりと点滅していた光が、徐々に早くなり、最後には光を放ち続けるようになる。
強い光だけど、眩しくはない。優しく、温かい光だ。
ずくん、と大きく脈動すると、光は収まっていった。
完全に光が収まるとそこには、紅い刀身の剣がある。
オレはその剣の柄を握った。
そこから精霊の力が感じられる。
どうやら精霊契約は上手く出来たようだ。
はぁ、良かった……。
それがわかり安堵すると同時に、オレは意識を手放したのだった。




