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181話

 学院でバタバタあったので、ダンジョンにいた時間が短くなってしまったけど、まぁ、仕方ない。

 アヤノさんは、どちらかと言うと勉強より身体を動かす方が好きみたいだから、ちょっと不満足そうだけど、また明日だね。


 夕食を食べて、今日の授業の復習と明日の予習をする。

 今日の夕食のメニューは、ピザにグラタン、オムレツ、サラダなどといったファミレスみたいなメニューだった。

 美味しかったけど、レシピはどうしたか聞いたら、ジーク師匠のところで働いているメイドさんに教わったそうだ。

 このニューカント王国の食文化は、かなり日本に近いんだな。

 レベッカとエリーゼには、今日のメニューの変化球バージョンを教えておこう。

 アヤノさんも嬉々として教えていたので、近いうちに食卓に並ぶだろう。

 とても楽しみです、じゅるり。


 アヤノさんは、ジーク師匠に魔法のことを聞きに行く、ということなので、勉強は手早く終えることにした。

 早く覚えてもらわないと、アヤノさんのストレスがマッハで溜まっていき、その解消のためにオレの身体と精神がぼこぼこになっていってしまう。

 マジで頑張って欲しい。


 そのオレのストレスは、ダンジョンの魔物をぼこぼこにすることで解消しましょう。

 本日の目標は、地下三階に降りるための階段を見付けるまで。

 では、参りましょう。






 やって来ました、ダンジョン地下二階です。

 おおっと、運の良いのか、悪いのか。

 いきなり魔物が近くを彷徨(うろつ)いている。

 早速、ボコりに行きます。

 アヤノさんがいないから、杖と魔法で、だね。


 ゆっくり近付く。

 ふむ。

 なんかスニーキングに使えるスキルを取得しようかな。

 まぁ、考えておこう。


 あいつらは……半魚人か?

 魚の頭に、鱗で覆われた人の身体をしている。

 何て言うか……キショイ。


 こんな水気のない洞窟内で、どうやって呼吸してんのかな?

 いや、もしかして、肺呼吸なのか?

 でも、エラもついているみたいだけどなぁ……?

 魔物の生態とか、マジで謎です。


 ま、いっか。

 いつまでもこうやって眺めていても、仕方ない。

 五匹(人?)程度、とっとと仕留めましょう。




 むぅ……。

 思ったよりも、強敵だったよ、半魚人。

 素手だから楽勝かと思ったら、関節技を仕掛けてきやがった。

 ヌメヌメしているし、スゲー気持ち悪い。

 組み付かれないように離れて戦ったけど、正直、もう二度と戦いたくないです。

 ちょっとトラウマ。


 どうでも良いけど、【火魔法】で燃やしたら、魚が焼ける良い匂いがした。

 コイツら、四肢のある人型だけど、実際は魚肉みたいだ。

 本当に、意味わからない生き物だな!


 しかも、その焼ける匂いが、周りの魔物を呼び寄せやがる。

 全く、面倒臭い。

 死ねばいいのに……って、とっくに死んでるか。


 まぁ、良い。

 寄ってきた魔物は、迎撃してしまいましょう。

 最悪、『テレポート』で逃げれば良いし。


 っと、そうこうしているうちに、次の魔物が来た。

 オークだね。

 売って良し、食べて良しの、なかなか優良な魔物なんだよね、オークって。

 そういうわけで、オレの糧になると良い、くくく。




〔10月5日金曜日〕


 日付が変わった午前0時。

 襲い掛かってくる魔物を、杖と魔法で袋叩きにしつつ、先を進んでいく。

 地図があるから迷うことはないけど、魔物をサーチアンドデストロイしているので、あちこち行ったり来たりしていた。


 オークやオーガに比べると、半魚人はさほど出くわさない。

 まぁ、それは良いのだけど、階段に近付くにつれ、湿気が増してきている。

 気のせいではない。

 ディーネに確認すると、首を縦に振っている。


 リザードマンや半魚人みたいな魔物がいることを考えると、もしかして地下三階は水の多い階層なのかもしれない。

 そこから一部の魔物が階段を上って来ている可能性はあるな。


 なんにせよ、行ってみればわかることだ。

 油断せずに進みましょう。




 うん。

 徐々に、リザードマンや半魚人が増えてきている。

 足元も水気が増して、滑りやすくなっている。

 転びたくないので、【火魔法】を放って乾燥させていた。

 たまに潜んでいる魔物に着火することがあるので、奇襲を防ぐことにもなって、一石二鳥である。


 なんやかんやあって、下に降りる階段を見付けた。

 時間はもうちょっと余裕があるので、周囲をもう少し見て回ろう。


 魔物を倒しつつ、辺りをブラブラする。

 宝箱とかないかな?

 そうそう見付からないとは聞いているけど、それでも期待しちゃうぞ。


 ん?

 どうした、ユミル?

 ヴィヴィが隠し通路を発見した?

 どこに?


 壁の高いところ、天井の近くだと?

 ……なるほど、そんなところに。

 飛べないと見付からない場所だな、そりゃ。

 薄暗いから尚更だし。


 地図だと……その方向は空白になっている。

 先人は気にしなかったか、探しても見付からなかったか。

 どちらにせよ、行って確認しないとな。


 何があるかな? 何が出るかな?

 期待は膨らむばかりだ!

 これで何もなかったら、大暴れしちゃうぞ!


 よし、行くか!


 ……って、何故止める、ジュリア?

 え?

 アヤノさんは良いのか、って?


 ……。

 あぁ、連れていかないと不機嫌になりそうだな……。

 ふぅむ。

 仕方ない、一度帰って、仕切り直すか。


 少し時間が中途半端だけど、ま、いっか。


 ではでは……『テレポート』!


スキル

不死 状態異常無効 超回復 

杖の才能 魔法の才能 高速思考 

夜目 魔闘撃 魔力制御 魔力操作

魔法並列起動 バランス 身軽 

空間把握 空間機動 空歩  

杖術LV.13(+1) 剣術LV.11 体術LV.12(+1) 盾術LV.11 

投擲LV.11(+1) 必中LV.12 回避LV.12 

ジャンプLV.11(+1) ダッシュLV.11 耐久走LV.11 

身体強化LV.5(+2) 精神強化LV.6(+2) 防御力強化LV.5(+2)

解体LV.10 危険察知LV.12(+1) 

錬金術LV.11 結界術LV.12

召喚魔法LV.13(+1) 時空魔法LV.11 

火魔法LV.11(+1) 水魔法LV.10 風魔法LV.11 

地魔法LV.11 氷魔法LV.11 雷魔法LV.11

光魔法LV.11 闇魔法LV.11 無魔法LV.12

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