六十九話 竜
投稿が遅れてすいません・・・。
最近謝ってばかりだから急ぎたかったんですけどね・・・。orz
「「一助!二対一は危険だ!」
そう言って飛び込んで来る人影。
「あ!Aランク冒険者!」
一助が声を上げる。
「もうS-になってるわ!」
そう冒険者が言い返す。
彼は一助に大剣の技を教え込んだ冒険者なのだが、チートがあり、国から支援されていて、さらに成長率の高い勇者・・・という存在に敵う筈もなく、この前ついに実力が追い抜かれた。
とはいえ純粋な大剣の技量だけを突き詰めるなら、長年の蓄積からか、ギリギリ彼の方が上である。多分。
「ン、何奴」
元、元血の四天王であるサングエが冒険者を一睨み。
これだけで生物的直感で冒険者は自分では勝てないと理解したが。
「それでも、そこのボロボロになってる奴となら戦えそうだぜぇ」
そう言って、獲物で重症のヴァルスを指し示した。
「舐められたものだ・・・その程度の使い手に、このヴァルスが負ける訳ない・・・」
体から血を流しつつ、それでもヴァルスは戦いの構えを取る。
「さぁ!勝負だッ!!」
一助が叫び、2対2の戦いが始まった――。
――
さて、一方界人達はというと。
――
『死ねエエエエ!ニンゲンンンン!!!!』
「うわあああああああああ!!!」
やっほー☆界人でーっす☆
現在大乱戦の真っ最中!
ヴァルスを追ってきたら気がついたら敵の中枢までフリーで入ってこれたんだけど、実は待ち伏せの罠だったぜ!
『ブルアアアアア!!!!』「『水晶壁』!!危ねぇ!」
けどそこに一気にホウ諸国の精鋭達も乱入してきたから、助かったよ!
でも、なんか戦力が拮抗しててあっちこっちで乱闘になっている状況!
ちなみに鎧亜さん達とははぐれてしまったからボッチだったりする。
今は強そうな魔族に追われてまーす。鯖威張るナイフが刺さらなかったからひたすら逃げて誰かに助けてもらうのを待ってまーす!
「カイト、無事カ!?『圧殺』ッ!」
「あっ!鎧亜さん!」
鎧亜さんがどこからともなく現れて、ハンマーを魔族に叩きつけた。
が、この魔族、身長2~3m程の巨体を持っていているためからか頑丈らしく、耐えた。
『ブルゥ!』「ヌンッ!」
魔族はよく見たら牛の見た目をしていた。
力強いパンチを鎧亜さんに放つが、それに合わせてハンマーをスイングして鍔競り合い?に持ち込んだ。
鎧亜さんのパワーも牛魔族のパワーも同程度のようで、拮抗していたが、鎧亜さんがそのままジェットパックを起動して、魔族を仰け反らせた。
「界人!ココハオレガ!オ前ハ先ニ行ケ!」
「わかった!」
一瞬鯖威張るナイフしか持ってない俺がヴァルスを追ってもしょうがない気がしたけど、ここは任せて進む事にした。鎧亜さんなら死ぬことはないだろ、多分。
・・・フラグじゃないよ?
――
走る事数分。
開けた場所だが、結界のサイズが途方もなく大きいのか、敵に見つかったりバレたりすることがない。
そしてヴァルスが逃げたであろう方向にひたすら移動してたら、魔物を発見した。こっちには気がついていないっぽい。
なんとなく紫なのは見えるが、遠く、またそこだけ運悪くちょっとした段差になっていてよく見えないぜ。
走るとバレそうだし、ゆっくり近づくか・・・。匍匐前進だな!
ザッ、ザッと進んで行くけど、匍匐前進は流石に遅すぎるし、前方しか見えないからちょっと怖い。
かと行って中腰だとな~んかバレそうなんだよなぁ。
「あ、そうだ、こういう時こそ・・・!」
地面這った状態から、空中生活を使用して地面から数ミリのところに浮き上がる。
そのままスライドするようにスーッと移動していく。
よし、音は全く立てていないし、スピードもちょっとなら出てるし、敵からも見えない!完璧だ!
そのまま相手の背後であろう方向に周りこんで、同じ段差に移動して、後ろ姿を見る。
距離は20mくらい・・・見えるな。
紫で、サイズは小型トラックくらい、尻尾があって羽があって、地面にベターっとしている・・・が。
「嘘だろ、こいつドラゴンじゃねぇか・・・。
サイズは小さいから幼竜って感じするけど、それでも『強者です』ってのを肌で感じてるもん」
うわぁ、ドラゴンだよ・・・。魔物の王って言っても過言でない存在だ。
実際に見たことは無いけど本物っぽいぞ、ヤバイ。
あ、でも最近のラノベだとかませ役の事もあるからそこまででもないのかな?
この世界のドラゴンはどんな立ち位置なんだろうな。
「で、ドラゴンは何をしているんだ・・・?向こう側を見ているようだけど・・・」
少しだけ浮く高さを上げ、ドラゴンが見ている物を確認する・・・。
(あ!あれはヴァルス!・・・と、魔族と人間二人が戦いを始めようとしているのか?)
遠目だがそんな感じだ。
互い話しあっていた様だが、剣は構えているし、丁度戦い始めようとしていたのだろう。
そして戦いが始まる・・・。
うっわ、はや。人間の片方のが超スピード早い。目で追えないわ。
卓越してるな、えぐっちゃんの本気は見たこと無いけど、それよりも強そう。
そしてそのまま見ていると、突如パカッとドラゴンが口を空け、何かエネルギーをチャージし始めた。
「妨害するか・・・?いや、もう少し観察してみよう、チャージにはかなり時間がかかりそうだ」
空気中から紫のエネルギーを吸い込んでいるように見える。目を凝らすと少しだけ光を放っているのが見えなくもない。
が・・・この分だとチャージ完了まで何ヶ月もかかりそうな程おっそいぞ。
大丈夫なのか、このドラゴン。
「・・・ん?」
ふと影を感じて上を見上げると、小さな黒点が雲の中から出てきた。
「なんだ、ありゃ・・・」
そう思って見ていると、点はドンドン大きくなっていく・・・!
「な、なんだ!?空中に何か建造物があるぞ!?黒で出来ている空中要塞だ!」
さらに観察していると、中心の出っ張りから紫の線がスーッと降りてくる。
本当にスーッと降りてきていて、油断すると紫の線は見えなくなってしまうほど薄い。
そしてその紫の線がドラゴンに当たった瞬間。
ドゴォッッッッッ!!!!!!!!!!
あ、辺りに響き渡す爆音!!!
ドラゴンのエネルギーチャージが、十万倍速したかのように加速する・・・!!!!!
「ま、マズイ!止めなくては!」
慌てて空中生活をフルスロットルにして、ドラゴンにかっ飛ぶ。
数十メートルを一瞬で詰めて、ナイフで一閃!
ガッ!!!
「くっそ、かたい!!!!」
ドラゴンは意にも介さず、チャージを続行!
「『トリプルスラッシュ』!!!!」
三回斬りつけるが・・・ダメ!全く刃が通らない!
くそ、やっぱり鯖威張るソードなんかじゃロクに役に立たないぞ!?
突きなら弱点を狙えるか!?
「『連続突き』!うおおおおおおおおお!!!!」
ガガガガガガガガガガガガ!!!!
怒涛の連続攻撃だが、その全てが紫に鈍く光る鱗に阻まれてしまう。
ガガガガ!!!
それでも突いていると、急にチャージ音が止まった。
なんだと思ってドラゴンの顔の方を見ると、口の前に巨大な紫の弾がすでに完成していた。
「や、やめr【hasshasimasu】おおお!!!」
電子音がしたかと思うと、紫の弾は太陽を直視したかと思うほどの眩い光りを発し、音速を超えて撃ち出された。
「う、ぐ、うおおおおおお!!!!!!」
発射の爆風が遅れてやってきたのか、一気に衝撃を受けて、体が遠くまで吹っ飛ぶのを感じた。
そのまま耐えきれなかったのか、俺の意識まで吹っ飛んでしまった。
お読み頂きありがとうございますー。
さて、投稿が遅れた理由に、ここの展開をぼんやりとしか考えていなかったので、どうしようか迷っていた点があります。
流石にここ暫く、話の動きが遅いなぁと危機感を感じてたので展開を持ってったんですけどかなり雑になりました・・・無念。
まぁここで足踏みしてるよりかはさっさと終わらせた方が良い気がしたので。
この小説出来れば100話までには終わらせたいからあんまりgdgdすると・・・ね?




