五十話 訓練
一週間空きました、すいません。
もうちょっとで一章が終わりそうです。
・・・章分けってどうやるんですか(無知
今日も元気にお仕事お仕事。
って訳でギルドへレッツゴー。
えぐっちゃんは布団に埋まってた。ほっとこう。
ギルドにつくと、受付の人に呼ばれた。
「どうしたんですか?」
「界人さんですね。王宮騎士団より指名依頼が来ています。今日の午後にギルドに来ていただきたいそうです」
「あ、はーい」
そういえばそんなこと言ってたな、となると午前ヒマだなぁ。
午前中にできる依頼なんてそんなにないし、行ける範囲にはゴブリンと角ウサギみたいなのばっかりだし。ブルファンゴも、レベル上がってるから余裕だろ。
そういえばあのブルファンゴ、なんか曰くつきだったっぽいけどなんかダメだったのかな?
まあどうでもいいや。それはともかく何をするかな・・・。
・・・そうだ、昨日は天空剣士にクラスアップしたんだ。
折角だし能力を確認しておいた方がいいはずだぜ。このまええぐっちゃんと模擬戦をした訓練場でも行ってみようか。
別にアエロ草原でやってもいいけどね、一回くらいは一人で行っとこうと思う。
さて訓練場にとうちゃーく。王宮騎士訓練場ってトコに行ったばかりだからボロく見えるのはしょうがないのだろうか。
そんなこと考えながら建物に入る。
本当は利用料金が必要らしいけど、Cランク以上の冒険者は無料で利用できるらしい。
いろいろ便利になCランクだけど、やっぱりそこにはちゃんとした冒険者と認めたから、みたいな理由があるのかな。
とりあえず新しいスキルを覚えたか確認しよう。鑑定。
(ΦωΦ)
(~o~)
+異世界人を見つけよう・クリア済み
内容:異世界人を発見
備考:ここまで早いのは驚きだよ
報酬:チート使用許可
(~o~)
おお、ようやく新しいチートが使える!
どれどれ・・・
(ΦωΦ)
光視 界人 Lv.37
職業:天空剣士
称号:異世界トリッパー*同世界人遭遇*美食との邂逅*別世界人遭遇
スキル:鑑定*両手剣Lv.10*呪い耐性Lv.1*回避Lv.6*新魔力塊Lv.5*毒耐性Lv.1*魔力操作Lv.4*空中生活Lv.1
アーツ:スラッシュ*連続突き*飛翔円周斬*ダブルスラッシュ*
ユニークスキル:新型魔力展開*オーブ
特殊隠しスキル:ご都合主義*取得経験値3倍*なんコレ収納亜空
(ΦωΦ)
お、結構レベル上がってんな。二度目のレッドグリズリー戦から15Lvか・・・。
あれ?そう考えると成長遅いな。取得経験値3倍がありがたく感じるぜ。
肝心のアーツは増えていなかった。オイオイ。
その代わりスキルが増えたようだが・・・。え、『空中生活』?全然使い方想像出来ないんだけど。
さて、どうしようか。
ちょっと周りを見渡してみると、色んな人が各自で武器を振っていた。
剣を構えたマントの男は「クアトロスラッシュ!」と何度も叫びながら剣を振り下ろしている。
しかし、何回やっていてもアーツが発動する様子はない。
一体何をしているのかと尋ねてみた。
「あん?なんだ?え、俺がやってること?そりゃあアーツ習得のタメに努力してるんだぜ?」
え?アーツって戦闘中に手に入るモンじゃないの?
「さてはお前さんよくわかってねーな?ここは超親切な俺様が説明してやるよ!」
お、感謝感謝。
「アーツってのを習得するのは主に三パターン存在しているぜ。
1つ目、一番ポピュラーな方法だが、こうやってアーツを使用している自分を想像しながら獲物を振る。
これをやっとけばいつかは習得するはずだぜ。
あ、適当にやってもそんなに意味ないからな?
ちなみにこの方法でも武器スキルのレベルは上がるが、武器スキル狙いの特訓なら素振りなり型の確認なりした方がいいぜ。
2つ目、これは初心者によくある奴なんだが、戦闘中に習得する、って方法だ。
『スラッシュ』みたいな簡単な技は直感で勝手に習得しちゃえるからな。
俺も子供の時にチャンバラごっこしてたら『ダブルスラッシュ』習得しちゃって驚いちまったぜ。
そうそう、絶対絶命な状況とかでも習得しやすいって報告もあるらしいぜ。
だから対人戦でぺーぺーを追い詰めても油断するなよ?
3つ目、これは俺らにはあんまり関係ないんだが、魔法の巻物みたいな奴で習得するって方法だ。
お金持ちのボンボンに魔法使いが多いのはそれが理由だ。って、知らねえか?
魔法の巻物ってのはアーツより魔法の方が人気なんだよ。スキルLvを上げなくても魔法ならパッと使えるようになるからな。
まあ一番の理由は貴族が魔力を多く保有してるからなんだが。
・・・ふう、大体こんなもんだ。お前もアーツが弱いと思ったらここで練習するといいぜ。
望むアーツがなかったら適当に魔物と戦って自分に足りないものを見つけておくんだ。
あと、文字が読めるなら図書館に行くといいぜ。アーツ一覧的な本もあるからな。
さあ、ステキなアーツライフを楽しむんだ!
クアトロスラッシュ!クアトロスラッシュ!『クアトロスラッシュ』!」
「あっ」
「うっそおおおおおん!!!???ラッキー、なんか習得しちゃったぜ!今コツの掴みやすさが体感で3倍になった気がするんだよ!」
マントの男性は喜びで飛び跳ねている。
そしてスキップしながら帰っていった。
・・・そうか、取得経験値3倍って近くの人に無差別にかかってんのか。
てっきり仲間にだけ反映されるのかと思ったが。
さて、アーツを練習してもいいんだけど、先に神託を見ておこうか。
いくらかクリアしてあるだろ。なんかいいモノ貰えるかな?
(~o~)
神託一覧
-何処で魔法の使い方なんて覚えたんだ?
-やったね界人ランクがあがるよ
-奴はボスの中でも最弱
-ボッチ卒
+殺人鬼を探せ!
(~o~)
あれ?何も変わってない・・・。
そして、「※神託は更新されます」って文字が消えている。
と、とりあえず「殺人鬼を探せ!」をタップしてみるぜ。
(~o~)
+職業求む・クリア済み
内容:街に隠れた殺人鬼の発見
備考:huuinnsaresou
報酬:
(~o~)
報酬がない・・・。
備考は、えっとなんだ?ローマ字か、どれどれ?
「ふういんされそう」・・・。
封印されそう!?おい、ちょっとどういう事だよ・・・。
あれから神託もないし、きっと暇神は封印されたんだとは思うんだが・・・。
だれが?何のために?
それに、確か暇神は最高神だったはず。神について詳しくはないけど、そんなのを封印?できる奴なんてそうそういないと思うんだけどな・・・。
まあ俺がなにかできる訳もないし、ほっとけばなんとかするだろう。
とりあえずアーツ訓練でもやってみようかな。
・・・さて、俺が今欲しいアーツってどんな技だろうか。
微妙に悩んでいたのは火力不足だったけど、俺の新型魔力でなんとかできないだろうか?
新型魔力だと、アーツじゃなくて魔法になんのかな?
よく考えたら魔法の習得法知らねえ・・・。
アーツと同じなのかな。
とりあえず基本的な魔法から覚えてみたい。
アーツの素振りする所から、的がある所へ移動する。
よし、イメージを固めて・・・!
「ファイヤーボール!」
・・・うーん。
だめだ、火の玉の代わりに塊魔力が出てくるだけだ。
的に着弾した球は、割れる事なくふよふよと浮いている。
相変わらず威力ねえなオイ。
なんかレベル上がるにつれて塊魔力も固くなってく感じはしてるんだけどね、威力が低いかな。
だが、この前知った通り、この魔力は爆発するんだぜ。
ファルシュ戦でようやく判明したけど、最初のレッドグリズリー戦であいつの顔が焦げてたり、シルフ戦でファイヤーボールでめちゃ爆風出てたりと、気がつく要因はあったんだけどねー。
ところで、俺の意思でも点火できるのか?
やってみっか。
「点火!」
ボン!
イメージ通りに弾けた。
的は破壊されなかったが、表面は傷ついている。
とはいえ、そこまでの威力はなかったな。
某スタンドみたいに木っ端微塵にするには結構消費しそうだぜ。
まあ、魔法さえ習得出来れば話が変わるかもしれないんだが。
「フレイム!アイス!ウォーター!ウィンド!サンダーーーーーーー!!」
どれもこれも発動する気配がない。防衛軍にも入れなさそう。かんしゃく玉投げたい。
魔法については自分であとで調べてみよう。
そう決めた俺は、午後の氏名依頼まで素振りをして時間を潰すのだった。




