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四十六話 戦後処理1

あらすじ 

ファルシュとかいう奴に黒いの寄生したら逃げた。

ファルシュ殺そうとしたら狐出てきた

爆発した(非リア並

黒いのファルシュに取り憑いた

次はケンって噛ませ犬に取り憑いた

ガゼルは✝ブラッドな四天王✝らしい カッケー

転移された→逃げ切りやがった


ケンとガゼルが転移して逃げたぜ。

下っ端Bが叫ぶ。

「おいおい!逃げやがったぞ!?追撃出来ねぇのか!?」

だけど、その問いに答える声は1つもなかった。


ふと、えぐっちゃんを見ると、座り込んでいる。


「おい、えぐっちゃん、大丈夫?」

「う~ん、大丈夫。さっきのスキルは疲労が貯まるんだよ・・・よっと!!」

と言って立ち上がった。元気そうに振る舞ってはいるが、ちょっと疲れているように見える。


そこで、ケインさんが皆の中央に移動して指示をした。


「よし、怪我が無い奴は一旦この洋館の前で待機、怪我人はすぐに救護テントに来てくれ」

そう言うなり、怪我した人を連れて歩いて行った。


「えぐっちゃんは?」

「まあ大丈夫かな、洋館の前に集合しようかー。それより界人は?」

「ああ、俺は・・・。ッ痛ぇぇぇぇ!!」


しまった・・・アバラ折ったの忘れてた・・・。今になってズキズキと鳴り出したぞおおおお。


「うん、テント行こうか」「そうするぜ!ウッ」「大声出すから・・・」


まあ、折れたというよりヒビが入っただけだから大丈夫だろうな。

と思って服をめくるとめっちゃ出血していた。

「・・・」

「・・・・・・」

「包帯持ってる?」

「あ、多分これTシャツが雑菌+止血してるから大丈夫だよ」

「そういえばこれ暇神の奴で色々おまけ能力付与されてたもんな・・・」

「暇神?」

「あ、いや大した事じゃないよ」


そんなことを言いながらテクテク歩く。うん。

「痛いっちゃあ痛いけど、我慢出来るレベルだな」

「痛覚耐性でも持ってるの?」

「いや、なかったと思うけど」

「じゃあ、レベルアップの影響かなぁ」

「え、それも強化されんの?」

「多分。だってレベル100の人間がちょっと毒飲んだとしても死なないでしょ?」

「それはそうかもね」

「だからレベルが上がれば耐性も強くなるんじゃないの」

「ほーん」


どうでもいいことを話しながら、洋館を出る。

ふと隣を見ると、シルフと下っ端Bが歩いていた。テントの方向だが・・・。あ!


そういえば二人とも攻撃受けてたな。

シルフは投石、下っ端Bはパンチだったっけ。


「お前らダイジョブかー?」

「私は咄嗟に防いだから片腕折っただけだけですんだわ」

「俺も、脇腹が抉れただけ」

「それヤバくないの?」


転んでも痛くないと強がるような子供とは違う、本当に大したことのないような顔だ。

と、俺にえぐっちゃんが耳打ちをしてきた。

「この世界に魔法とかがあるからじゃないの?すぐ治せるんだと思う」


なるほど、言われればそうかもしれない。


「へへ、太っ腹の王宮騎士サマが治療テントを使わせてくれるっていうからな」

「無料で治せるなんて有り難い話だわ。別に裏なんてないでしょうし」

「お金の話かよ!」

「ふふ、うちの団にも回復技持ちはいたけど擦り傷くらいだし、ポーション買う金は無いもの」

「いざとなったら盗るけどな!」

「おい!」

「冗談だぜ冗談!」

本当かよ・・・。






「怪我人は私の所へ来てくださいねー」

テントに着くと、神官が声を上げていた。

そこに並んで辺りを見たが、いうほど怪我人が少ない。

よく考えて見ればスラムの人たちはえぐっちゃん達、俺らはファルシュとケンくらいにしか傷つけられていないのだ。


ふと、前を見ると見覚えのある顔が。

誰だったっけな・・・。


あ、振り向いた向こうが話しかけてきた。

「オウ、てめぇ、傷は大丈夫か?」

「えーっと、はい。あんたは?」

「おい!怪我負わしたクセになに喋ってんだよ!親方に謝れぇ!!」


ちょっと喋ってるといきなり変なのが怒ってきた。親方・・・あ、序盤相手にした3人組か!


親方?ってやつが子分2を殴る。

「いてぇ!親方何を!?」

「俺らが戦ったのはホンの行き違いだ、バカなこと言ってんじゃあねぇよ!!」

「あー、いや、悪いのは俺だし怪我させてすいません」

「オウオウ、あんたは気にしねぇでいいんだ!俺らの非力さが悪いんだからな」


と、話していると親方の足元に何かが。

お、今度はひょっこりと子分1が出てきた。

「そろそろ自己紹介と行こうか」

あ、そうすか。


「俺はゴッス。一応こいつらのリーダーだな。攻撃は拳主体だぜ」

親方はやっぱりリーダーか。体は185はあるだろうか、ゴツいもんな。


「僕はジャンです。一番弟子です。パーティーの頭脳役です。多分」

子分1はジャンか。

甲冑脱ぎ捨てたり団内六位だったりスペイン戦線で戦ったりするんだろうか。


「俺はジョンだぜ!棍棒で敵を殴るファイターだっ!戦闘役だな!」

子分2はジョン。ジャンとジョン・・・。わかりやすいようなそうでもないような。

エクスプロー・・・うん、やめよう。


「なんですけど僕達、最弱チームなんです。戦闘役がサボってるんです。多分」

「なんだと!?俺が悪いのか!!!」

「そうです。多分」


「ジャンジョンの会話を見て思ったんだが」

「おう、ジュンはいないぞ」

「いやそうじゃなくて・・・。口癖なのか?あれ」

「多分って付けるやつか?」

「おう」

「あれには壮絶な過去があったんだ。今から話す」

「え?あ、うん」


ちょっと気になっただけなのになんか語り始めた。


「むかしむかしある所に、ジャンという少年がいました。


彼はリンゴが好きでした。


なのでリンゴの木を植えると、金のリンゴが育ちました。


しかし、周りの大人に盗まれてはたまりません。


なので彼は盗られる前に、自分で食べてしまいました。


そして、食べた後の種を植えると、看板が生える木に育ちました。


彼は看板が育ったので採取すると、看板には『多分』と書いてありました。


                              めでたしめでたし」


前半要らなくね?その話。

「で、実話なの?」

「いや今考えた」

なんで話したんだコイツは・・・。


「泣けるだろ?」

「どの辺りがだよ!?」

突っ込んだ辺りで「次の方どうぞー」という声が聞こえた。

三人が奥に歩いて行った。





しばらくしたら出てきたので、今度は俺が奥に入る。

「どこを怪我しましたか・・・?」

「あばらです・・・。ん?」

またまた、どこかで見覚えのある顔だ。えっと確か・・・。

「神殿の巫女さん?」

たしかこの前Cランク冒険者を投げ飛ばしてた人だ。

『鬼神聖女』っていう適当な二つ名だけど、ランクはA+とかなり強い、物理ヒーラーだ。


「はい、そうですよ・・・。『ハイヒール』」

なんだか靴みたいだなと思っていたら彼女の手から緑色の光が出てきて、俺の胸に入っていった。

「治りましたよ・・・」


「はっや!?」


「ありがとうございます、あとお節介ですが、転職が可能になっていますので後で神殿へ行くのを勧めますよ・・・」


「あ、どうも」


そして俺はテントからでて体を触ったりしたが、全く痛くなかった。

殴りヒとは聞いていたけど、治療の腕もすごく、骨のヒビくらいどうってことなかったようだ。


さて、じゃあ洋館前に集合って言ってたし、さっさと行くとしようか。

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