三十話 火熊再び
え、投稿は明後日の予定だったろって?
早いに越したことはないのでセーフだって!
まぁ明日さっさとスプラトゥーンしたいだけなんですよね。
アプデが楽しみだ・・・!
~次の日~
俺「帰ったぜ!これでスプラトゥーンができる!!」
兄「わー楽しー」
俺「馬鹿な・・・」
こうならないといいけど・・・
やあやあ界人だ。
今冒険者ギルドに入ったんだが、エラルくんとAくんが話しかけてきた。
「やっほい界人久しブリ大根」
「おっ、おひさー」
「ねえねえ界人ちょっといい?」
「ん?エラルくんどったの?」
「ちょっと今から依頼受けるんだけど、界人も来ない?」
別に予定はなかったが・・・
「いいのか?どうせ足手まといになると思うんだけど」
「いや、なんか界人と一緒にいると成長が早いってAくんが言い出して」
ああ、経験値取得三倍だもんな。
「HAHAHA俺の勘を舐めるなよ!」
うーん、いやよく気付いたな。
「それにレッドグリズリー戦の障壁も強かったし、足手まといではないでしょ」
「うーんどうだか」
何故かその下位モンスターのブルファンゴにサクッと割られたんだけどよな・・・。
「ダメか?」
でも断るって程でもないな
「おk、行くよ」
「カイトクルヤッター」
「じゃあ昼過ぎに街の門集合ねー」
そうエラルくんが言うと、Aくんは帰っていった。
あ、そうだ。
「おいおいちょっとタンマ、俺依頼の情報知らないんだけど」
「あー、移動しながら話すよ」
「でも事前準備とか・・・」
「界人そんなに持ち物なさそうだから全部持ってったら?」
それもそうだな。
「じゃねー」
「ばーい」
その後集合した俺らは、とりあえず歩きながらエラルくんの話を聞いた。
「今回倒すのはプラズマブルファンゴ。ハイブルファンゴの亜種みたいなモンスターで、廃坑の洞窟に住んでいるんだ」
「やっぱり突進してくるのか?」
「そうだけど、それなりに知恵は回るのか、ただ突進ばかりするわけじゃない」
厄介だな。
「今回僕は重装備で来たけど、界人とAくんは軽いから一発食らったら再起不能だと思うから気をつけてね。」
「あいよー」「りょ」
「取り敢えず僕が引き付けるからその間に倒しちゃって。僕も長時間は耐えられないから、急いでね。あとたまにそっちに攻撃が行くこともあるから、気は抜かないようにね。一応。」
へーい。
「あと、プラズマブルファンゴは雷を吐けるみたいなんだ。それは流石に防げないから合図したら皆離れてね。超速いから見てからじゃ無理だよ」
「わかったー」とAくん。なんかのんびりしているな、とは思うが戦闘前からピリピリしてもしょうがないしな。
「そうそう、この前いちご大福屋台で買ったらなぜかメロンだったんだけどどう思う?」
・・・もうちょっと緊張感あってもいいかもな。
Aくんのくだらない話を聞き流していると、とうとう廃坑に辿り着いた。
「よし、気ぃ引き締めてくよっ」
とエラルくん。
「頑張るぞー」
と俺。
「天皇陛下万歳ー!!」
とAくん。それ死ぬぞ。
そして洞窟に入ろうとしたら・・・
「待って界人。なんかおかしい」
「え?」
「Aくんちょっとお願い」
「ほーい『ウィンド・センサー』」
と、Aくんが手を上に掲げると、そこに風がヒュッと集まった。
「これは・・・?」
「敵を探知しているんだ。」
ピッ!!
「ビビってきた~」
「Aくんどうだった?」
「えっと、ちょっとまずいかもしれない」
「え?何が?」
「いや、プラズマブルファンゴ、死んでる。」
な、何?勝手に野垂れ死んだのか?
「界人・・・ちょっと大変だよ」
「な、なんで?」
「プラズマブルファンゴ討伐を受注した人は僕達だけだし」
「死体には噛み跡があるから殺ったのは魔物だね」
「つまり、この辺りにプラズマブルファンゴより強い魔物がいる」
それが何か問題なのか?
「僕達も襲われるのかもしれないんだよね」
ああ、なるほど。それは危険だ。
「プラズマブルファンゴはCランクだから、きっとプラズマブルファンゴを倒した魔物はB-はあると思う」
「うっ、厳しいな」
そこに、Aくんが提案する。
「サッと帰ってギルドに報告した方がいいんじゃない?」
うん、いいな
「そうしようそうしよう」
しかし、エラルくんは緊張して顔つきで、否定した。
「いや、無理だ」
「え、なんで?」
「後ろ。」
「え?」
そうして俺が振り返ると、そこには体の燃え盛る熊が。
・・・。
無言で俺らは剣を構えた。あ、Aくんは本だ。それ武器?
そして、熊はこちらに気付いたのか、大声で叫んだ!!!
「GUOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOAAAAAAA!!!!!!!」
エラルくんがスキルを使う
「『タウント』こっち来い!」
そしてAくんが問答無用で風魔法を叩きつけた!
「『空気よ集え!刃となって敵を穿て!』『ソニック・カッターズ』チェケラー!!!」
大量の空気の刃が熊を襲う。
俺は・・・「『鑑定』!」
(ΦωΦ)
名前:スカーレットグリズリー
強さ:Bランク
備考:レッドグリズリーが生態実験を受け大幅に強化された。
前回よりも強い筋力を得て、短期間ならば炎の鎧を纏う事もできるようだ。
体力が増強され、倒すのは困難である。
(ΦωΦ)
「ス、スカーレットグリズリー!?」
「知ってるのか界人!?」
「今調べた!そいつはレッドグリズリーの進化系だ!!」
「ってことは・・・」
「BOAAAAAAA!!!!!!」
スカーレットグリズリーを襲っていた風の刃が掻き消えた。
「あっれ!?なんだ!」
「Aくん!そいつも魔力を吸収するっぽいぞ!」
「ええ~困るよ~!」
「俺に言うな!」
エラルくんに殴りかかるスカーレットグリズリー。耐えてるみたいだから、今のうちに倒すしかない!
「『飛翔円周斬』!!どうだ!」
斬り上げ攻撃を行ったが、流石に重いのか浮き上がりはしなかった。
でも耐性を崩すのには十分だったようで、エラルくんにまた殴ろうとしていたのがバランスを失っている。
「『シールドバッシュ』!」
おお!エラルくんが盾で殴って転ばせた。
「よし!好機だ!『スラッシュ』!!」
しかし、俺が倒れた奴に斬りかかった瞬間、スカーレットグリズリーがニヤリと笑った。嫌な予感がしたが、アーツは発動済みなので、止められない。
ピッ!
奴の腹を割いたが・・・
ボオッ!!
そうだ!炎の鎧を纏えるんだった!
「くそっ障壁!」
障壁で防ぐ・・・耐熱性は果たしてあるのだろうか。
「界人前!」
え?ふと障壁から目を戻すと、そこにはスカーレットグリズリーの腕が。
な、殴られる!急いでもう一枚障壁を張るが。
パッリーン!
ドゴッ
「うぎゃああああああ!!」
ボトッ
い・・・いってぇ!大きく殴り飛ばされてしまった。
「だ、だが何故か俺の障壁はやっぱり吸収されてねぇみたいだ。」
新型魔力だからなのだろうか?知らんけど。
「そ、そう・・・。じゃあ独走狼と同じ戦法でいくよ!」
「え?覚えてない」
Aくんにパパっと説明される。
「時間を稼いで大技を打ってもらうんだよーう」
「わかった!」
幸い打ちどころが良くて骨なんかにヒビはないみたいだ。
スカーレットグリズリーに駆け寄る。
「GAYOOOOOOO」
ブンブン!!!
迎え撃つように殴りかかってきた。
急いでブレーキをかけて、後ろに下がりながら、紙一重で躱す。
その間に足元に細工をしておいて・・・。
ブゥンッ!!!!
「うおっと危ねぇ!!」
いきなり大きく踏み出して殴ってきた。あのままじゃあ危なかったかもしれないけど、足の裏に障壁を張って後ろに動かす事で素早く避けれた。
「そして~、塊魔力でロックだぁ!」
フッフッフッ、避けながら足元に塊魔力をセットしていたのだ!
それを引っ掛けて後ろに。
いきなり殴りかかったため前のめりになっているのですぐ転ぶ・・・。
「GYAUUU」
むっ、コケてないがバランスがないから大丈夫だな。
「『スラッシュ』!何度も転べ!!」
足を浅いが斬りつけて、無理やり転ばせた。
そうだ、魔力を通せば切れ味が上がるのを忘れていた。
急いで魔力を通す。
とその時。
「フハハ―!!『エアロバズーカ・フェイク』!!!!!」
バズッッドオオオオオオオオオオン!!!!!
とても恐ろしい速度で魔力がスカーレットグリズリーを襲う。
『フェイク』だから、これは見掛け倒しの魔法。
しかしそんな事は知らないスカーレットグリズリーは地に伏せながらも魔力吸収の機関をフル発動させて、特大な魔法に備える。
シュッ・・・・・・
あっさりと『エアロバズーカ・フェイク』は消え去った。
目を丸くしたスカーレットグリズリーの後ろには、すでに準備完了のエラルくんが。
もう炎の鎧は間に合わないし、転んでいるので避けることも出来ない!
「『ホーリーソード』『ゼロ・シールド』食らえ!『ナイトスラッシュXウウウウウウ』!!!!!!」
エラルくんの剣が聖なる光を宿し、その体から白い破片が飛んだかと思うと、とても強大な剣がエラルくんの両腕から生えていた。
そして、それがスカーレットグリズリーに直撃する!!
「GYAOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!」
そして煙が晴れると・・・・
「うわっ!!」
という声と共にエラルくんが投げ飛ばされてきた。
「GYAOOO・・・」
そこには血だらけのスカーレットグリズリーが。
「チッ、しぶとい奴め・・・」
そう言って俺が剣を構え直すと、スカーレットグリズリーが大きく息を吸い込んだ。
「ブレスがくる!避けて!」
エラルくんが叫ぶ!し、しまった!最後の最後でッ!
「任せろ!」
!!Aくんがスカーレットグリズリーの正面に!
「お前、さっきの攻撃で魔力吸収機関が破壊されてたろ?」
と笑っている。
怒ったようにスカーレットグリズリーが炎を吐き出した!!
「GYAOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!」
ズドオオオオオ!!!!
大量の炎がAくんを襲う・・・!
「全部押し戻してやるぜぇ!『ウィンドウェーブ』!!!!」
Aくんが手を振ると、大量の空気の波が、炎の威力を上げてスカーレットグリズリーに押し戻っていく!!!
ズドバドッオオオオオオオ!!!ゴゴゴゴゴ!!ボフウウウウム!!
轟音が辺りに響きまわる!!
そして、ブレスを吐き終わったスカーレットグリズリーは今丸腰!!
「最後のトドメだ!!!」
俺は足裏の障壁で超スピードで駆け寄り、心臓部分に剣を突き刺した!!!!!
「オラァ!!!」「GYAAAA!!!!」
ズシャッ!バタッ
「や、やったぞ・・・」
「界人・・・な、ナイス!」
「うぇーい倒してやったぜええ!!!!」
パチーン!
三人でハイタッチをする。
「そ、それにしても何だったんだ」
あまりに唐突な登場に俺が疑問を浮かべる。
「ああ、それに進化前のレッドグリズリーは仕留めきれなかったから、その生き残りだろうけど、何故こんなところに・・・?」
「ここ、グリズリーウッドと遠いもんねー」
そうなのか。
「と、取り敢えず死体を回収して帰るか。」
と言って俺がスカーレットグリズリーを回収しようとして・・・。
「ん?なんだこれ」
と奴の心臓部分に変なものを発見し取り出す。
そこにはこう書いてあった。
『ジンテーゼ研究所実験素体003』
・・・・・・な、なんだこれは!?
「た、大変だ!これを見てくれ!」
「ん?」
「どうした~?」
そして二人がそれを確認した。
「こ、これは・・・。」
「確かにヤバイね~」
「と、取り敢えず街に戻った方がいいんじゃないか!?」
俺が不安になって聞く。エラルくんは頷いた。
「うん、ここに留まったら危険かもしれない。さっさと切り分けて帰ろう。」
ちょっと雑になったが、急いで死体を切り分けてバックにしまった。
念のため新型魔力の絨毯式移動で二人を乗せて、街に戻ったのだった。




