二十二話 vs風柳 えぐ
更新が遅くなってしまいすいません。
ちょっと定期が近いので、また遅くなります。
定期五回とかうちの学校おかしい(泣)
やあやあ界人だ。
魔物と戦って疲れたから街にもどってきたが、まだ全然昼ご飯の時間にもなっていない。
魔物と戦って5分、移動で30分くらいしかかかってないのだ。
ちょっと帰るの早かったな、って後悔してる。
「えぐっちゃん、暇なんだけどどうする?」
「そうだね~」
と、えぐっちゃんはぬぬぬ、と唸りはじめた。
これが地球ならゲームがあるのに、まあないものの話をしてもしょうがない。
「思いついた!」
えぐっちゃんがティンと閃いたようだ。
「戦闘訓練しよう!」
こいつは戦闘することしか頭にないのか・・・?
「まあいいや、いこ」
「ついてきてー」
といって、俺はえぐっちゃんの後を追いかけていった。
「『天空』」
と言ってえぐっちゃんが空中の的に攻撃を当てる。
現在はアーツを覚える訓練をしているのだ。
俺の『飛翔斬』は
↑
➚ ✡✡
→ → → → ✡✡(打ち上げ攻撃)
のようにカーブなのだが、『天空』は
✡✡✡
✡✡✡(ただの攻撃)
➚
➚
➚
➚
➚
➚
のような直線型で、空中への攻撃は『飛翔斬』では厳しいので、わざわざ『天空』を習得しようとしているのだ。
『飛翔斬』が二メートルなのに対して『天空』が5㍍くらい昇れる点もあるな。
「ほら、やってみて」
「おう」
だいぶコツは掴んだから、もう出来ると思う。
宙に浮く点では『飛翔斬』と同じなので、感覚が似ているからだ。
「て、『天空』!」
スパァン!
空中の風船が割れた。
ピコン
「よし、できた!」
きちんと習得できた感じがした。「おお~おめ!」
えぐっちゃんが拍手た後、後ろを指差す。
後ろにあったのは、地上の敵の的だ。
風船がふよふよと浮いている。
「あれがどうかしたの?」
「次はあれを狙ってみよう。」
ええ?対空攻撃なのに地面と平行にやる意味はあるのか?
まあいい、取り敢えずやってみるか。
「『天空』」
地面スレスレになるように体を傾け、水平に跳ぶ、そしてアーツのアシスト
で、飛ぶ。
左から右へ剣を横一閃、勢い良く風船を斬る。
パァン!
風船が割れた。
えぐっちゃんは何をさせたかったのだろうか?
さっきの位置に戻ると、今度は
「じゃあ、今度は剣を持たずにやってみて」
ファ!?
剣を持たずに、か?
「それってなんか意味あんの?」
「やったらわかるよ」
仕方ないので、的に向かって助走、ピョンと跳んで・・・頭から落ちた。
ごつーん
「いててて、駄目だ~」
「諦めんなよお前!なんでそこで諦めるんだよォ!松岡!SHU☆Z○U☆」
なんかえぐっちゃんが熱血になり始めたが無視する。
「あ、アドバイスだけど、自分が剣を持っている、って思い込んでやってみて」
「え、ええ?」
俺は剣を持っている
俺は剣を持っている
俺は剣を持っている
俺は剣を持っている俺は剣を持っている俺は剣を持っている俺は剣を持っている俺は剣を持っている俺は剣を持っている・・・・・・・
よし、俺は剣を持っているぞォ!
「『天空』!」
そして、的に剣を振る!
スパァン!
的が破裂した!
ピコン
どうやら成功したようだ。
・・・ん?剣を持っていると思い込んだら、緑色の塊・・・これは固魔力か。
固魔力でできた剣を持っているぞ。では、さっき手に入れたアーツは?
鑑定。
(ΦωΦ)
光視 界人 Lv.14
職業:飛剣士
称号:異世界トリッパー*同世界人遭遇*美食との邂逅
スキル:鑑定*両手剣Lv.4*呪い耐性Lv.1*回避Lv.1*新魔力塊Lv.1
アーツ:スラッシュ*飛翔斬*連続突き*天空
ユニークスキル:新型魔力展開
特殊隠しスキル:ご都合主義*取得経験値3倍*なんコレ収納亜空
*『チート』
(ΦωΦ)
おお、『新魔力塊』っていうスキルを習得しているぞ!
どうやら今までは展開していた新型魔力は薄皮一枚程度の物だったので耐久が
少なかったが、これで厚い障壁も張れるようになるのではないか?
前のブルファンゴ戦でも破片が刺さってもダメージが少なかったが、
短剣の形にして刺せば威力が上がるかもしれない。
「えぐっちゃん、できたよ!」
と、えぐっちゃんに報告する。
いや、なるほど、こういうスキルを伝えたかったのか。はー。
が、えぐっちゃんはなぜか呆れた顔をしていた。
「界人、そうじゃないんだよ・・・」
「え?違うの?」
「いや、僕がやって欲しかったのは、
剣がない状態で『天空』→的に体当たりするだけ→「これってなんの意味が?」→「フッフッフ、君、空は飛びたいか?」→「まさか!」→自由に空が飛べる!
・・・みたいな展開の予定だったんだけどなぁ。」
ああ、なるほど。空を飛ぶ術を手に入れられたのか。
思いつかなかった・・・。
でもな、残念だが・・・
「俺は既に空を飛ぶ術は持っているのだ!」
「な、なんだって!?」
「飛翔!」
と、いって俺は浮かび上がる。
「まじか、どうやって飛んでいるの?」
と、聞いてくる。
「いや俺も今思いついただけなんだけど、障壁だ体を薄皮一枚レベルで覆って
浮かせることで体も持ち上がる・・・って方法なんだよね。」
ブルファンゴ戦で障壁で上に避けた時の応用だ。
「へぇーそんな方法が・・・。でもそれ、魔力消費が酷いことにならない?」
「え?障壁の維持にしか魔力を使わんよ?」
「うん、空中で固定するだけだからね。じゃあ移動してみて。」
試しに5米ほど動いてみる。スピードは走るより少し速いくらい。
「どう?」
「うげ、これは疲れる・・・。」
障壁を動かすのは楽だが、障壁を身体に薄皮一枚で展開しているため、
全部の障壁を一気に同じスピード同じ距離にしないと障壁が広がり過ぎたり
障壁で身体が圧迫されたり。
これは魔力、いやどっちかというと頭も疲れるな。
予想外に使えなかった。
そうだ!
「もっかいやらせてちょ」
「いいよ」
別に体を囲わなくてもいいじゃないか。
地面に障壁を展開して、上に座る。
で、障壁を浮き上がらせれば・・・!
「飛べる!」
普通に飛べるぞ!俺があっちこっち高めのスピードで飛び回る。
空飛ぶじゅうたんみたいな感じだ。ブルファンゴ戦でやった奴だな。
魔力も頭も全然問題なし!
だが、慣性?が働いていないのでスピードを上げ過ぎると普通に落ちそうになる。
まあ、こんなものか。
「どう?飛べるよ?」
「おーすごいねー、そのスピードでどのくらい動ける?」
「うーむ、20分くらいかな」
「びみょーん」
「20分も飛べればええジャマイカ!」
「私の飛べる時間は53時間だ」
「ダニィ!?」
「いや、流石にこれは嘘だけど半日は飛んでられると思うよ」
「充分すごいな」
「どやっ」
「((殴」
かわされた・・・。
「ふふふ、空中戦DA!」
なぜか挑発してきた。
「わいの飛行術と界人の絨毯飛行、どっちが上か勝負しよう!」
いいだろう、受けて立つ!
「ルールは?」
「んー、
界人の勝利条件は
1僕の降参
2一発直接攻撃を当てる
3私ィが地につく
オレサーマの勝利条件は
1界人の降参
2界人をフルコンボだDON☆にする
3界人を「メーデーメーデー、我操作不能!死ぬ前にお腹いっぱい食べたかったーっ!」させる
これでいい?」
「チェケラー問題ねェ!」
勝負ダァ!
「じゃ、いくよ、」
「3」
「2」
「1」
「0」
「「突っ込めーーッ!」」
そして、俺はえぐっちゃんに突っ込んでいった。
「メーデーメーデー、我操作不能!死ぬ前にお腹いっぱい食べたかったーっ!」
俺だ界人だ、絨毯の下に潜り込まれたので障壁から大量に固魔力で破片を
落として攻撃したら、指で全部弾き飛ばし、『死ねェィ!』といってパンチの
アーツを発動、障壁があっさり割れて、落ちている最中だ。
「フッ、もはや勝負あったな」
とえぐっちゃんが鼻で笑っている。だがそれは負けフラグだ!
新たな障壁を地面に張り直し、そこに着地。
地面に着かなければいいのだ。
えぐっちゃんはこちらを見ていない、油断している!攻撃だ!
障壁を強く踏んで、飛ぶ!
「『天空』!!!」
えぐっちゃんの背中におもいっきり斬りかかる。
訓練用の剣だ、怪我は少ないだろう。
ガキッ!
しかし、おれの手が横に振りぬかれることはなかった。
えぐっちゃんが振り向けざまに斬ってきたのだ。
剣が衝突し、力の差でふっとばされる。
「ぐ、アーツも発動したのに力比べに負けるとは・・・」
すると、えぐっちゃんがスキルを使った。
「まさかまた切ってくるのかー『チートバインド』」
やばい。えぐっちゃんの体から四本の紫色の手が伸びてきた。
「空中じゃ避けられないよー」
と、えぐっちゃんが言っているが、空中に障壁を出して、足場にすることで、
避ける。
足場を出して、ジャンプ、次の足場を作り、ジャンプ。
しかし、ダメだった。よけきれず、手が一本当たってしまったのだ。
足場が消えた。作ろうとしても、できない。
チートが封じられたようだ。そんな力があるのか・・・。
『天空』で浮かぼうとするが、駄目だ。
練習していれば違ったかもしれないが、俺は地面を蹴らないと飛べない。
「今度こそ、終わったね。」
えぐっちゃんはクルリと後ろを向いた。
勝利を確信しているし、事実俺にはもう手も足もでない。
もう、使えるアーツはない。なぜなら・・・・・・ん?
あった!まだおわってない!俺の職業は『飛剣士』その特有の『飛翔斬』だ。
だが。
発動しようとして気づく。
『天空』は五mだが、『飛翔斬』では二mくらいしか飛べないことに。
(くそっ!どうすればいいどうすればいいどうすれば・・・・!!)
一か八か、やってみるしかない!
『天空』と『飛翔斬』を融合だ!
もう少しで地面・・・はやく!はやく!
ピコン
(ΦωΦ)
アーツ:スラッシュ*連続突き*飛翔円周斬
(ΦωΦ)
よし!偶々上手く言った!
「『飛翔!円周斬』ッ!!」
一気にカーブして、『飛翔斬』と同じ軌跡で、5、いや7mくらい上昇する。
剣を切り上げる!
「うおおおお!」
「な、な!?」
えぐっちゃんが剣の腹で防御するが、これは、攻撃を目的としたわけではなく、
打ち上げを目的としているのでノー問題だ。
えぐっちゃんの体勢が崩れた。
俺が一気に上がった余波でえぐっちゃんの上にいく。
上から剣を振り下ろすが、えぐっちゃんが体勢を無理やり変えて弾く。
このままやっていては体勢を戻され、次第にやられる。
「一気に畳み掛ける!『連続突き』!」
上から大量に突きまくる。
カンカンカンカンカン、ガンッ!
「うわおっ!」
よし、えぐっちゃんの剣を弾き飛ばした!
「トドメだ!地面にたたきつけてやる!『スラッシュ』ゥゥゥ!!!!!」
豪快に縦に振り下ろす。
「うおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
が。
「ていっ(水避け)」
えぐっちゃんが体をずらし、俺の足を掴み、引っ張る。
「とりゃーっ(蹴り落とし)」
スラッシュを外したあとで、隙だらけだったのか、避けれる気がしない。
腹に蹴りをくらい、俺の体がくの字になって、地面に叩きつけられたところで、
俺は意識を失った。
意識落ちをオチにするのすげー楽




