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十二話 旧友との再会

コノホア王国の冒険者ギルド。

その中で同年代の少年同士が目を見開いて互いを見ていた。

「界人じゃん」

「エグっちゃん!?」











話は少し前に遡る。

界人が目を覚ますと、国立の治療所に居た。


「あれ?ここどこ?私は誰?」

よう!俺は界人だ。気がついたら病院?みたいな建物にいたぜ。

なにがあったんだっけ?たしか...。


「あっ!そうだ、レッドグリズリーと戦っていたんだった。

で、どうなったんだ?」


と、辺りを見渡した。どうやら誰も居ないようd

「失敗したよ。」

「っ!?」

後ろに気配を隠していた...ケインさんがいた。


ケインさんとは、王宮騎士のチャラボンズさんだ。

王宮騎士って凄そうな名前なのに技を使う時『詠唱』を破棄出来ないらしい。

「お前今凄く不愉快な事考えたろ。」

「なぜb...(バレたし)バカにしてると思ったし」

危ない危ない。前世では普通に言って殴られてたが、身分高そうだしな。

まあ器は広そうだが、保険といった感じか?

というか年上だし流石にチャラボンズはないわ。

「だがよお、お前あんな結界出せるならグリズリーベアの時出せよ」


っていうかチャラボンズじゃなくてチャラ坊主じゃないか?

近所のじーさんが訛ってただけか?...どうでもよくなったわー。

「あ、いやあの時は使えなかったんです」

「あ、そう。強敵だった分、力が覚醒したのかな?」


実際は神託だが、まあいいか。

「まあそんなところですねー。

で、逃したってどういう事ですか?」


と、尋ねると、バツが悪い顔をして頭を掻きながら

「いや、実はグリズリーを操ってた人が現れて、レッドグリズリーもろとも

空中にパーだよ」と。


それで大丈夫か王宮騎士団。

そう思ったが。

「いや、実は武器を新調することになってて使ってた武器がよ、

頭のかt...いやなんでもない、貴族が「統一しろ」って言ったせいで、

量産武器になっちまったんだよ。」


(武器のせいにするのかよ)


「なんかまーた失礼な事考えてるだろ、武器のせい~とかそんなところか?」

「うっ」

「急いでたからてきとーなモノでBランク程度から作った剣だからな。

しかもエアグリズリーもレッドグリズリーも魔法が効きにくいんだ。」

あれ?

「剣に魔法関係なくないですか?」


「いや、その量産ソードは剣としての力は弱いが、光属性強化付きなんだ」

「ふーん」

「だから、魔法や魔術を付けて戦うスタイルなのさ。」

「で、光属性耐性が高かった、と。」

そういえば魔法と魔術って違うのか?まあいいか。


「光属性耐性がアレだけ高いのは異常で、纏わせたら威力が下がる部位すらあったほどなんだ。」

「はあ」

「腹からこちらの魔力を吸っていたでしょ?他人の魔力を吸っても毒なんだ。」


成る程、魔力ドレイン...とか出来ないわけか。

「でも最近は裏で技術が確立されたらしいし、出来ても不思議じゃない。

でも大量のアクアバレットは受けていたし、考えてみれば光以外はそこまで

耐性はなかった。王宮騎士団は光が中心だから、故意的に発生させたのじゃないか、とこちらは考えているよ。」



「なんか大変なんですね。」

「まあそうだけど、王宮騎士も悪くないかな。」

「長話してしまったね、報酬については落ち着いてからだから、

とりあえず受け取っといてくれ」


そしてズタ袋(小さい)を投げてきた。

中には、銀貨や銅貨が入っていた。


「それで冒険者登録でもしたら?Aくんやエラル君に会いたいならそこにいるだろうし。」

「というか報酬って何のことですか?」


「ええ?ほら、結界で手伝ってくれたじゃん」

「え?それだけでいいんすか?」

結界張るだけでガッポとか良い世の中じゃあないか!


「そんなこと言うなら返してもらってもいいけど?」

「嘘ですアリガタクツカワサセテイタダキマス(汗」

「冗談冗談っと」

「ちえっ」


そして、ケインさんと一緒に治療所を出た。

そこからは別行動で、ケインさんは城があるという方向へ行ってしまった。

さて、冒険者ギルドはこっちか。


「ついた~」

目の前には特大サイズの大扉が、魔物とか担ぎ込むためだろうか?

そして扉を開けると―












「界人じゃん」

「エグっちゃん!?」


えぐっちゃんとは、前世の友人のあだ名である。

しかし、残念な事に転校して遠くに行ってしまい、ココ最近はネットでたまに

やりとりするくらいだったのだが。


「いやあ懐かしいわ~」

うんうんと頷いていたエグっちゃん。

しかし、その身につけている装備が...。

周りの反応も...。


ざわ...ざわ...

(おい!『超進化の風龍』の友人だとお!?)

(見たこともない奴だ...)

(エグっちゃんってなんぞ...!?)

(まそっぷ)


この反応を感じたらしいエグっちゃんは「近くのレストランに行こー」

と冒険者ギルドから脱退していった。

当然俺もついていく。


「ここだよ~」

そこには『宿飯屋』と書いてあった。センスェ...。

「風柳様どちらへ?」

「個室で」

慣れた様子で個室に誘導され、とりあえず座った。

エグっちゃんの行きつけなのだろうか?

忘れていた、当たり前だけどエグっちゃんは男である。

「ちゃん」は呼びやすくていつの間にか定着していた。


「いやあお久だねえ」

「おう、エグっちゃん常連感出てたけどこの世界来てからどんくらい経ったの?」

「二週間かな」

二週間か、暇神は急いでたけど結局俺がこの世界に来た人の中では遅い方

なのだろうか?


「界人は?」

「えっと3日くらいか?」

あれ?俺ってば治療所で何日か寝てるっていう感じだったのか?

それとも普通に1日?うーん、分からないけど、まあいいや。


「それよりなんだよその装備」

そう、コイツ、なんか銀色に赤のラインが入った鉄っぽい軽鎧を

つけていたのだ。


「いやぁ実はもうBランクなんだよね」

といって自分を指さした。


「二週間でか!?」

と驚くと頭をポリポリと掻いて、言った。


「なんか自分の能力に『高速進化』っていうのがあって力がメキメキつくんだよ」

俺の場合は『経験値取得三倍』があるけどどうなんだろう。

「そういえばなんかざわざわした時に誰かが二つ名みたいなの呟いてたけど

あれは?」

なんだっけ?『超進化の風龍』だっけ?


「いや!あれ勝手についただけなんだよぅ!」

「あーまあ仕方ないよね、なんかお決まり的な?」

「それにしても偶然会えてよかったねえ」


「ああ、運命的な力でも発生したのかな?笑」



という訳で新キャラでございます。

名前は『風柳 えぐ』。

おぼえやすい名前だし適当でいいや、そんなノリです。


ちなみに運命的な力とは言わずもがな『ご都合主義』の事ですね。

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