21. 真実と困惑
俺はおじさんにあの"名も無い村"について、知っていることを話した。
「つまり、君がその村に行った時は君にはあまり問題は無かったが仲間達が少し具合が悪くなったのか……」
おじさんは考えこんでいる。そしたら、俺を見た。
「多分だが、君が行ったっていうその村に長い時間いたら大変な事になっていたのかもしれない……」
「どういう事?」
そしたら、さっきまで座って食べて居た人が盗み聞きをしていたのか、こちらにやってきた。
「なんの話しをしてるんだっ!!」
「……!?」
がたいの良さそうなおじさんが俺の肩にバンッと体重を乗せた。
「俺にもその話し聞かせてくれよ、なぁ?」
「そこの客かが良いと言ったら大丈夫じゃが……」
目の前の視線と背後からの威圧で、「良いですよ」と言うしかなかった。
そして、おじさんががたいのいいおじさんに簡単に話した。
「そう言うことか……もしかしてそれ"魔女の村"ていう可能性があるぞ」
「"魔女の村"?」
「確かにその可能があるかも知れないなぁ。それなら話がつく、時々魔女の村に入る人で具合が悪くなる人がいるし、君の仲間が食ったというご飯は実は土などで、なんかの薬と幻覚の魔法を組み合わせれば出来ることじゃからな」
じゃあその話によると 、グラス達はご飯じゃなく実は土などを食べたということ……行かなくて良かった。
そして、俺は残りのご飯を残さず食べた。
「では」
「また来るんじゃぞ!」
「機会があったら」
俺が扉を開けると、ドンッと誰かに当たった。
「大丈夫……?」
その当たった人は赤い髪をしている女性だった。
「大丈夫です……」
そう言って、お店に入って行った。
歩きながら、空を見ると夜になっている。そしていつも通りに四方向に月が一つずつ見える。
この世界はどこに行っても、空が見える所は綺麗な星空が広がっている。
ーー
泊まる場所に行ってみたら、俺以外はみんな集まっていたようだ。
グラス達はまだ具合が悪そうで、フライヤは普通になったと思う。
グラスは俺たちを集めて、難しい顔をして周りを見渡した。
「みんなに話があるんだ……」
「なにそれ……」
「それが俺たちがさっき行った村だが実は "魔女の村"と呼ばれる場所だったんだよ」
「え……」
グラスもどっかから、話を聞いてきたようだ。
「そうだったんだ……おかしいと思ったんだよね……」
「なにがだ? ツキユ?」
「実はあの村を僕の魔眼で見た時にその村を囲むかのように、魔力が覆っていたから、何か変だと思ったんだよ……」
「え? それを村に来た時に言ってくれよ!」
グラスは本当に嫌の思いをしたみたいで、ツキユの胸ぐらを掴んだ。
「あ、ごめん……」
そしてグラスは落ち着いて、ツキユを離した。
「大丈夫……言わなかったのは悪かったと思ってるよ」
俺が話したら、皆んなの気分が悪くなりそうだったが言おうかな? 次また嫌な思いをされても困る気がする。
「俺を一つ話ていいかな?」
「いいよけど……何か知ってるのかラーメン?」
「俺が言っても、俺に何も言うなよ……」
「わかったけど……」
「今日行ったお店で聞いたんだけど、グラスが言っていた"魔女の村"と言うことと、グラス達が食べたご飯だが……あれは土とかだったかも知れないんだ……!!」
「「え!?」」
ご飯を食べたグラス達は絶望的な顔になっている。
「方法だけど……俺の予想だと、まずご飯を食べる前に飲み物を配られなかったか?」
「まあ、そうだな」
「それを皆んなその飲み物を飲んだ?」
「飲んだけど……」
「僕も……」
「ん……」
ニアは首を縦に振り振りしている。
「私も……まさか!?」
「そうなだよ、多分だけど……その中に味覚を変える薬でも入っていたんだろ、そしてグラス達に幻覚を見せる魔法で食べ物のように見させて、食べさせた可能性があるんだ……」
「そ、そんな……」
実は【推理】というスキルで少し考えてみたんだよね。色んな事件もこのスキルがあれば大丈夫!!
その後、グラスは「少し空気を吸って来る」と言って、外に行った。リーア達はそこら辺に倒れ込んだ。




