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【スキル作成】最強になったので運び屋になります。  作者: 赤沼 夜
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23/60

22. ある男が訪ねて来たんだ……


数日が経ち、やっとグラス達が元気になった。

その間俺は、いちよう筋トレや剣を振っていたり、お店などを見たりしていた。


そして、出発する前にホールでぐったりとしていた。


「これからどうする?」

「いや、どうするって……王国目指すんだろ……?」

「よーし、ラーメン!」

「なに……?」

「荷物の代わりに私をおぶりなさい!」

「なんで……?」

「しょうがないな、代わりにオレがおぶってあげるよ!!」

「え……大丈夫かな」


グラスはしょぼんとしている。リーアはここ数日間あんまり動いていなかったみたいで、面倒くさくなって来たようだ。


この調子でちゃんと戦えるのだろうか……?


ニアは地面でぐったりしている。

よくそんな所でぐったり出来るなと思うぐらいだ。ニアはこの世界に来て一番付き合いが長いな気がするけど、いまいち分からない事が多い。ここ数日間でニアは一緒にいたり、いつの間にかいなかったりなど、いつも何をしてるのか不思議だ。


「パーレル王国って、ここから何日ぐらいで着くの?」


ツキユが俺に聞いてきて「分からない」と答えようとしたら……。


「君達パーレル王国に行くのか?」


隣から男が声をかけて来た。

その男は薄金髪の髪で肌が白く、顔は細い感じだが、体は結構筋肉がついているように見える。


「そうだけど?」


なぜかグラスは嬉しいそうな顔をしている感じがした。


「俺様……いや私……も行くのだが、一緒に行かないか?」

「いいぜ!」


グラスは即行で決めた。


「こういう人って……信用出来るのか……?」


俺は知らない人と行くのは不安があったので、いちよう聞くことがにした。


「多分大丈夫だぜ」

「多分……?」


本当に大丈夫なのだろうか……。


「俺も一回こういう事があってさ、最初は少し不安だったけど、その人のお陰で、道にも迷わずに早く行けた事があるからな。もし何かあったら、俺の責任でもいいぜ!!」


グラスは自信満々で言った。グラスと会った人はとてもいい人だったようだ。


「そんなに言うなら、別にいいけど……」

「リーアは?」

「リーダーの命令ならば!」

「お、そうか」

「僕もいいよ」


俺はあとのニアとフライヤに聞いてみようとしたが、見当たらない。


「思ったんだけど、ニアとフライヤはどこに行ったんだ?」

「ニアは知らんが、フライヤも知らん」

「僕もニアは知らないけど、フライヤはお店に行ったと思うよ」


やっぱり、グラスとツキユでもニアがどこに行ったのか見当もつかないようだ。でもいつもいつの間にかにいるので心配はない……気がする。


「私と、一緒に行くと言う事で良いかな?」

「ああ」

「では、入り口の前で待ってる。後私の名前は……ルシスだ」


そう言うと、ホールから出て行った。







ーー


そして、俺は集合場所の入り口前に行くと、ルシス? のような人が一人待っていた。

てっきり、数人いると思っていたが……。


さっきとは服装が変わっていて、冒険者らしい服装に変わっていた。


「みんな来ているか? 1.2.3.4.5.6人みんな来ているみたいだな」


ルシスは一人一人数えていた。ニアはいつの間にかに来ていたようだ。


「なんで来る人数がわかったんだ?」

「君達の話を聞いていれば、大体はわかる」

「ふん~」


こうして、行く事になった。



歩いていると、


「思ったんだが、君達は仲間になって、いつぐらい経つんだ?」

「多分、70日ぐらいかな。でも、ラーメンとニアはこの前来たばかりだ」

「じゃあ、まだ仲間になったばかりと言うことか」


ルシスは一瞬、ニヤッと笑った気がした。気のせいだろうか。


リーアがこちらをチラチラ見てくる。


「なんだ……?」

「いや、フードみたいのを被ってるなーと思って」

「なんか、運び屋って感じするだろう……?」

「確かに、そうだけど……」


リーアは何かを言いたそうにしている。


「うーん、なんでもない!」

「なら、いいけど……?」


話していたら、早速魔物が現れた。


それはグラス達が苦戦した、トリュップだった。


グラスは面倒くさいそうな顔を浮かべている。


そうしたら、ルシスはベルトに付けていた何かを自分の少し前に投げたら、トリュップが真っ先にそれに飛んだ。


それを触ろうとした瞬間にナイフのような物でぶっ刺した。


「おお? 」


ルシスは疑問な顔をした。


「まさか、知らなかったのか?」

「何を?」


ルシスは地面からそれを取ったら俺達に見せた。


「これは金属の輪っかだよ。トリュップは金属を目掛けて、飛び込む習性があるんだ。だからって必ず来るとは限られませんが」

「へーそうなんだ、だからいつも俺達に向けて飛び込んでくるんだな」


グラスはツキユに目線を向けた。


「ごめんね、確かそんなのを習った気がするかも」

「習った? て言う事は学生だったのか?」

「そうだよ、リーアと同期なんだ」


この世界にも、学校のような場所があるんだな。


「学生……じゃあなんで冒険者に……そう言う事か……」


ルシスは一人で考えて、一人で解決したようだ。

俺にはさっぱりわからないが……。


「いや別に気にしないでぐださい」

「ああ、そうする」


こうして、次々出てくる。トリュップなどの魔物を倒しながら、進んで行った。








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