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Rise Doll Online  作者:
第一章 Play Game!
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第二十八話 お泊り会 Ⅴ

 レイジさんがお詫びとお礼にと言って、順番を飛ばして先に登録をさせてもらった。俺は全員分の登録と、一応面倒事にならないように名前を変えて登録しておいた。


 俺はそれでみんなに合流しようと思ったが、レイジさんにギルドのホームに招待してもらったので、皆に合流が遅れる旨を言い招待に応じた。


 「銀剣騎士団」略して「銀剣」のホームは、ギルド街の一番奥の大きな石造りの白のような建物だった。普通ギルドの人以外はギルドホームには入れないが、ギルドの人に許可を貰えばはいれるのだ。


 ホームは入ってすぐにロビーがあり、机とソファーのセットが何台かある。俺らはその中の奥まった場所に案内された。


「いや、今回の件助かった。下手をすれば我がギルドの信用にもかかわっていただろうしな」

「いえいえ。僕は、そんな…」


 今この大きなホールには俺とマコト、レイジ、アイリの四人だけだ。どうやら他のメンバーはこの後の準備で忙しいらしい。


「レイジ、一つ聞いてもいいか?」

「なんだいアオ君」

「列の整理をするメンバーがいたはずだが……何であの時は居なかったんだ?」

「あぁ、その事か…少しややこしいんだよね~、ギルドって」


 ギルド「銀剣」は初めは四人の、小規模なギルドだったらしい。しかし、その創立当時の四人はテスト時代から結構有名で、ギルドを作ったことが知れてだんだんとメンバーが増えていった。

 そして、大規模ギルドになっていった。


 しかし、組織的なものはどうしても人数が増えると、何かしらの問題が上がるっていうのが常識だ。このRDOの世界でもそれは同じ訳で…つまるところ、メンバーが増えるとそれだけ問題が起きやすく、尚且つ問題が広まりやすい。


 事の発端は些細な言い争いだったらしい。

 町の中ではなく、外のフィールドで魔物の奪い合いが起きたらしい。基本魔物は一定数以下にならないように万遍なく湧くようになっている。そのため、基本的に狩りは移動しながらが基本だ。


 しかし、例外もある。それがポイントだ。ポイントとは一定の程よい間隔で魔物が湧く場所で、尚且つ周りにリンクする魔物が居ない場所。つまり、移動しないで安定して効率よく狩れる場所の事だ。


 ある時に「銀剣」のメンバーが運よくポイントを見つけて、そこで狩りをしていたらしい。しかし、しばらくして後から来たとあるギルドのメンバーが言い掛かりをつけてきたらしい。

 何でも、そのポイントは自分たちが前々から確保していた場所で、そこで勝手に狩りをするな、すぐに他の狩場に移れと言ってきたらしい。 

 もちろん、先に来て狩っていた「銀剣」のメンバーは反論した。しかし、それでも頑なに出て行けというそのPTに少し頭に血が上ったらしい一人のメンバーが行動に出てしまった。

 そう、後から来たそのPTに威嚇でだが攻撃した。そして、向こうも反撃をして…


「って感じだね。これが普通のPT同士のいざこざならま、だ良かったんだけどね…」

「ギルド同士のいざこざだったから、そう簡単に納まりがつかなくなった…」

「そうなんだよね。一時期はかなりピリピリしててさ、下手したら戦争って所だったんだけど」

「なら、そうなる前にお前が出ていけば、良かったんじゃないのか?」

「いや~、それがね。事を知ったのが結構後だったんだよね。それで、知った時には…」


 あぁ、大体分かった。これは何所の組織にでも起こりうる事だ。

 つまりは、メンバーだけでどうにかしようとしたが、相手も以外に粘ってきてどんどん状況が悪化していった。

 ついにはどうしようもなくなったので、団長以下幹部に事情を話した。しかし、その時には時すでに遅く、ギルドのメンバー同士での戦争の一歩手前だったって所か。


「まぁ、何とか大事になる前に向こうのマスターと話が付いたからよかったけどね。まぁ、そんな事があったから、何か揉め事なんかがあったら幹部に報告するように言っておいたんだ」

「ふむ…だから、あの時は幹部を呼ぶために列の整理の連中は居なかったと…」

「まぁ、そんなところだね」


 なるほど…まぁ、分からないでもないな。

 おそらく今回の件で出てきた「なんたらの牙」っていうのが先ほどの話の問題のギルドだろう。大型ギルドって言っていたし、あの男達の雰囲気からしても合点がいく。

 おそらく「銀剣」メンバーも自分たちのせいで問題になるのは嫌だから、幹部に応援を求めてその場から離れたんだろうな。居たら居たで止めろや何や言われるだろうしな。


「さて、話も終わったみたいなんで、終は行くな」

「あ、はい」

「ちょちょちょ…待ってくれよアオ君。話はまだ終わってないよ」


 俺はそのまま出て行こうとするが、なぜかレイジに呼び止められる。


「話ってなんだよ?」

「あぁ、簡単な話さ。俺と勝負しよう」

「断る」

「…何でだ?」

「簡単なことだ、やりたくないからな」


 何を考えているんだか、よく分からないな。何で俺なんかと戦いたいんか。


「俺はやりたいね。君に興味があるんだよ」

「…俺に利がない」

「じゃあ、君が勝ったら君の言う事を何でも聞いてあげるよ」

「……じゃあ、俺が負けたらお前の言う事を聞くって事か?」

「まぁ、そうだね。どうだい?こう言うのもあれだけど、僕に恩を売っておいた方が後々良い事あるよ?」


 少し考える…恐らくレイジの言う事にも一理ある。恩を売っておけば後々何か面倒な事が起きたときに使えるからな。

 でも、ここまで言うからには、自分が負ける事は考えていないみたいだな。まぁ、RDO最大ギルドのマスターだしな。


「まあ、いいぞ。でも、勝負は今回のイベント内で決めよう」

「あぁ、もちろんいいぞ。俺と当たる前に、他の奴に負けるんじゃないぞ」

「そっちもな」


 俺がそう言うと、ニヤリとレイジが不敵な笑みを浮かべる。どうやらこの流れを狙っていたみたいだな。まぁ、RDO最大ギルドのマスターがどれほどのものか見てみたいし、いいかな。



「アオさん、いいんですかあんな約束して?」


 ギルドを出ると、マコトが付いて来た。ギルドホームでは静かだったのに…


「ん?良いんだよ。俺強いからね」

「アオさんが強いのは知ってますけど、アオさんじゃ…いえ、誰も勝てないと思いますよ」

「何でだ?」

「だって…レイジさん、今の所、第二次クラスにクラスアップした唯一の人なんですもん。しかも、そのクラスがユニーククラスって噂なんですよ」


 マコトが話してくれたことには、レイジはすごい強いらしい。

 レイジのクラスは前衛のタンク寄りのクラスらしいが、普通のクラスアップではなく、特定の条件をクリアした人だけがなれるユニーククラスらしい。

 ユニーククラスは特殊なクラスアビリティを持っており、他のクラスとは一線を画す強さらしい。


 ただ、本人がクラスの事を語らないので、情報がないので真意は不明との事。しかし、RDOにあるユニーククラスは全部で十二しかないらしい。

 まぁ、十二人しか権利のないユニーククラス…普通に考えて強いんだろうな。


 あぁ、思っていたよりも面白くなりそうだな。ユニーククラスで負けた時のレイジの顔が見ものだな。

 そんな事を考えながら、マコトと別れて皆に合流するためにゆっくりと待ち合わせの場所に向かう。

 


 列の整理の人は前列・中列・後列に居て、揉め事があったのは中列と後列の間だったので、見た範囲に「銀剣」メンバーはいませんでした。

 一応騒ぎを聞きつけて見に来たメンバーが居ましたが、アオが仲裁に入った所だったので、一旦大丈夫だと思い直ぐにレイジを呼びに行きました。



ユニーククラスは12です。

前衛5・後衛5・特殊2の振り分けです。レイジは前衛のユニークです。

一応ユニークにもクラスアップはあります。


 レイジのユニークは結構早めに取れる物なので、そこまで異常な物ではありません。


 初めは結構チートな感じに思うけど、アオがこの先取る予定のユニーククラスが異常を超越している壊れ性能(笑)なので、大人しく見えるほどです

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