表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/18

  ~ゴブリン~

 羨ましすぎる。

 クジ玉の開ける順番がちょっと違っただけで、梨は良いアイテムでカミナシが地獄だと…

 良いアイテムならまだしも、地獄に行きたい。

 本気でカミナシが羨ましかった。


「あぁ~いっちゃったね。どうする?」


 梨は特に驚いた様子も無いな。まぁ、俺も羨ましいというだけで大して興味はないが。

 ちなみに俺のクジ玉はゴブリンの首飾りというゴブリンの首がぶら下がっている首飾り と言う1000円もらってもいらねぇっていうものが出た。

 しかも、ゴブリンだという。

 あれ以来、ゴブリンは最大の敵だ。ここにも運営の意思が入ってるのかと思うとむかむかしてくるぜ。

 こんなのもちろん装備しない。捨てはしないが、見たくないな…


「どうしようもねぇな。また狩りにいくか?」


 ゴブリンに恨みを晴らさなければ ということだけで頭がいっぱいになっていた。

 カミナシのことなどどうでもいいように言うと、梨はやれやれといったような顔をし、軽くスルーした。


「あっ、今試したら一応カミナシにも連絡できるよ? する?」


 そうか。できるんだよな。できないなんて誰もいってなかったし。

 だが、カミナシはできないと思っているだろう。そんな余裕はなさそうだ。ならば…


「いや、あいつも忙しいだろうから必要な時にしておこう」


 こうするしかないじゃないか。

 さて、そんなことはさておき…


「俺はレベル上げも兼ねて、モンスター狩りにいきてぇ」

「そういうなら、僕もいくよ」

「じゃ、決定」


 梨も同意してくれた。

 行くのは悦楽の草原だろうな。

 あぁ、ゴブリンを早く楽にしてあげたい。生の苦しみから解放させてあげようではないか。


_________________


「いる…」


 周りを見渡し、限りなく広がる草原とところどころ生えた木の美しい光景の中。

 おぞましい姿の化け物が。

 緑色の肌。腰やら背中やらに何本も差している小斧。歪んだ醜い顔。低い背丈。

 ―――背筋がゾクッとする。すべてに置いて気に食わない。

 ついに悦楽の草原にて宿敵ゴブリン発見。

 セルを何対かは見つかったが梨が倒し、ゴブリンは見つからずに俺は、魂からあふれ出てくる邪悪な力を解放できずにいた。

 この時を待っていたぜ…さぁ!行こうか。運命の勝負の刻だ。

 現状確認だ!スキルは…、〔爆発物生産(見習い)LV1〕〔爆発魔法初期段階LV2〕〔爆発物を扱える人LV1〕〔爆発物をたべるダメージありLv1〕〔走るLV4〕だ。

 爆発魔法ぐらいか。使えるのは。

 くっ、前の戦闘でやられた古傷が痛むぜ…


 後ろで梨が待機している。ゴブリンは俺 と何回も言ったからな。

 時々、凄い目線を感じるが、まぁいつも道理だ。

 「できるのぉ~」とか聞いてきやがったが、そういう問題じゃねぇんだよね。

 ―――やるしかないんだ。


 刹那、ゴブリンに飛び掛っていった。


「爆ぜろぉぉぉ!!」


 俺は叫び声を上げ、ゴブリンへと一直線に飛び掛っていった。

 ゴブリンがビックリし、ごみゃー! と変な声を上げる。


「五月蠅い」


 キッっと睨み、低いトーンで脅すように言う。ゴブリンは少しびくっとしたように見えた。

 その隙を見逃さずに爆発魔法を詠唱し、ゴブリンの右腕が爆発するもあまりダメージがなさそうだ。


「くっ、貴様。そこらへんのゴブリンと違うな!? 闇の援護を受けている…」


 くそっ! 俺の力がまだ、一割も出せていない…

 俺の魔眼はまだGETされていない。封印されている力も解放するにはまだ早いしな…

 まだ、完全体ではない。もし、完全体ならば、30秒…いや、10秒とかからないことだろう。


 っと。

 ゴブリンの投げた小斧が飛んでくるが、「きかねぇよ」とつぶやきよける。


「下らん!」


 小斧を投げて体制を崩しているゴブリンに、大声をあげて爆発魔法を連続で与える。

 すると、ゴブリンは顔を真っ赤にしてごみゃー!と叫んだ。

 ふっ。愚かな奴だ。どうみても、この神聖なる勝負の支配者は俺だ。

 

「覚悟はいぃか? おめぇらは大罪を犯してんだよ…」


 できるだけ殺意を籠めてゴブリンを睨みつける。

 調子が出てきた!


「こっからが本番だ…」


 俺は体のそこから湧き上がってくる感情を抑えきれなかった。

 俺はすっかりゲームを楽しんでいた。

 ゴブリンは嫌いだが、戦いは楽しい。


 ゴブリンにまたもや飛び掛っていった。



 ―――――3時間の激闘の末ゴブリンは他界へ送られた。


 あとで梨に聞いた話だが、爆発魔法はほとんど外れていた。

 MPは梨が回復させてくれていたようだ。


___________


「ふぅ…」


 梨とともにしばらくゴブリン狩りを続けていた。

 二人だとかなり時間が短縮される…悔しい。


「どうする? もう、やることなくない?」


 確かに…だ。

 このゲームを攻略するにしてもボスを倒しにいかなければならない。

 しかも、準備をするにしても足りないものが多く、準備する意味が無いし、レベル上げ行くにももう暗くなってきているので無理そうだな。


 スキルのレベルは爆発魔法のレベルしか上がってないようだな。

 ボスは厳しいだろう。


 スキルを増やしたい。

 増やしたいのだが…お金で買えるものがあるのだが、買えない。

 邪眼…封印…


「とりあいず、宿をさがそうか」


 梨に同意だ。宿に泊まる金ぐらいはある。

 やることは…明日からでいいや。と思っている。

 レベル上げが重視したいな。的はゴブリン。


 宿を探し、俺の一日が終わった。




 数日後、町では【封印された力を持つゴブリンを葬り去りし者】という二つ名が流れたとか流れてないとか。

更新遅くてすいません。

できるだけ早くなるよう努力します。

誤字脱字、矛盾等…暇があればよろしくお願いします。

感想等も待ってます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ