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限界突破その11

しばらくの間があってスイマセン!

頑張って一日投稿を目指します!

 老人の話はこうだ。


 老人たちは現世…死ぬ前は悪いことをしてここに送られたらしい。

 うん。これは予想通りというか、だいたい想像できる。

 そして、毎日様々な地獄をめぐらされて苦しんでいた。が、地獄の王に別の地獄に送られたらしい。

 送られた理由は地獄の日々が続き心を入れ替え、悪いことをする確率がものすごく減ったかららしい。

 それだけじゃ送られる意味は分からないだろう。

 重要なのはここからだ。

 そこに送られたのは生まれ変わる、または天国にいけるための試練を受ける。これは送られた奴ら全員強制らしい。

 その試練…ボスを倒すこと。つまり、超絶強いボスを倒さなければ終わらない。

 いいことの反面には悪いこともある。

 この人達は死神の暇つぶし…拷問をを毎日受けているらしい。

 

 なんて、最悪な設定だよ!怖いわ!心の中で突っ込みを入れるがばかばかしくなってきた。

 だって、一人だぜ?梨か瞬がいればいいのにな…

 ぐだぐだ言っていてもしかたないか…はぁ。


 しかし、これではな。最初からボスだぜ?

 ボスには絶対かなわない。そう言い張っている。

 挑戦したが、前に立つことすら許されなかったらしい。

 どんだけ強いんだよ!萎えてくる。立つのが許されないってどゆこと?

 勝負始める前にゲームオーバー。

 勝てる気がしない。だが、そこで勝つのが俺だ!


 自己暗示もほどほどに。


「俺たちじゃどうもならなくて…畜生! 心を入れ替えたらこれか…!!」


 死神との毎日は下手したら地獄のときより酷いらしい。

 これは…


「俺に協力できるのか?」


 見過ごせない。ゲームとはいえ、苦しんでいる人がいる。高校生の俺でも助けられるのなら。

 誰かが倒せば、全員救われるらしい。心を入れ替えているからか?

 だから、俺でも大丈夫なはずだ。別に心汚くないよな?俺は大丈夫だよな?


「…協力してくれるの? 俺たちを救ってくれるの?」


 少年のほうが俺に尋ねてくる。

 もちろん、返事は決まっている。


「倒せるか分からない。けどやってみる」


 その言葉を口にした瞬間、少年と老人が泣き崩れた。


「お、おい! どうした!?」

「ありがとうございます!!」


 泣きながら、感謝された。これは…倒せなかったときが痛い。

 と、考えていたら。


クエスト受注しました。


 ――――結構感動があったのにこれだと…少し残念だ。


クエスト名【死神乃王討伐クエスト~心を入れ替えた者を救え~】


 ちょっと…なんか怖くなってきたぞ。死神乃王とか…やはりボスクラスの敵か?

 予想だが、この


「よろしくお願いします! この村の設備は…自由に使っていいですので」

「うむ」


 対応が少しおかしかったな。だが…!

 来た!これは来た!設備って!

 もしかしたら、いろいろできることが増えるかもしれないぞ。これで、ほかのプレイヤーに差を付けられるぞ…

 ふふふ…


「設備といっても、鎌職人専用などだけですが」

「そ、そうか…」


ガーン


 期待していたのに。ま、まぁ、これくらいは仕方ないか。

 考えてみたらほかのプレイヤーは町でやっている…だろうから設備には困らないだろうしね。

 考えるのはやめよう。運営に腹が立ってきた。


 だから、鎌の設備だけでも十分と考えよう。

 多分、死神の鎌などを造らされているのだろう。

 鎌でちょうどいいし、考えてみれば結構いいんじゃないか?


 回復アイテムや消費アイテムはどうするのかというと多少はあるとのこと。


 なんか…悪いなぁ。


 早速と、老人が村の中を案内してくれた。


「ここが村の中ですね」

「こんな村だけどゆっくりしていってくれ…さい」


 少年がすっかり態度がよくなってきてやがる。まぁ、悪い子じゃなさそうだな。俺に殴りかかってきたが。

 さっきも死神を倒すの手伝うって話になったら老人の間に入って話をしてきたもんだし。


 っていうか、町はなんともいえない。言いたくない。

 おびただしい雰囲気…とまではいかないが異様な雰囲気が漂っている。


 廃墟という表現が正しいのか。住めないとまではいかないが、進んでここにとまりたくは無いだろう。

 目に入った建物は協会、普通とはかけ離れた骨や皮などでできた家が5、6軒。

 いや…血がかかってるように見えるんだが…

 それを聞いたら平然と


「返り血です」


 老人が何食わぬ顔で言うので、俺は変な笑いしかできなかった。

 それだけでどんな拷問をくらっているのか想像したくないというのが、更にあがった。


「勇者様にはここにお泊りになってもらいますが、よろしいでしょうか?」


 多分、ここが一番いい家なのだろう。

 血が少ない…といっても付いているが、最大の歓迎なのだろう。

 受け取ったぞ。これで頑張れるってもんだ。呼び方も勇者様になっている。う~ん、むず痒い呼ばれかただ。


「どうぞ」

「ありがとう」


 中は結構広い。綺麗とはいかないがテーブル、イス等々一般生活に必要なものはそろっているとおもわれる。

 だが、外からみたら2階建てなのに二階につなぐ階段が無い。何故?


「死神に壊されまして、どうせなら綺麗にしようと直したわけです。いや、そのときは2階にサーズが閉じ込められまして1週間2階から出れませんでした…おっと、こんな話聞きたくないですよね」


 マジかよとしか言いようがない。

 サーズは今ほかのところに行っているが、かなり苦しい思いをしてきたのだろう。

 正直、殴りかかってきたことを許すまじとか思っていたが仕方ないだろう。

 まだ少しの間しか関わっていないが、村のことを思っているやさしい少年という印象を持った。


「では、ごゆっくりです。やることが終わりましたら一度私の家に来てください。特徴は赤です」


 あぁ~来るときに通ったな。

 赤だけでもわかるだろう。もちろん、返り血だ。


「わかった。すぐ行く」

「では、失礼します」


 俺の態度がどんどんでかくなっていく…まぁ、いいや!

 ちょっと部屋の中を探索してみると、アイテムボックスや寝床やRPG感満載な物がいろいろあった。


 アイテムボックスはどこのを使ってもすべてつながるらしい。

 ということで、俺は料理セット、装備品などの必要な者以外すべてを中に入れた。

 石は拾えばいいだろう。


 寝床では体力が回復するらしいが、時間がかかるのでパスだ。

 おっ!料理セットを置く場所があるじゃないか!

 これはラッキーだな。


 いろいろ見てまわろうとしたところで…


「勇者様!外へ出てきてくれ!早く!」


 サーズの怯えた、震えた声が耳に飛び込んできた。

 俺は急いでドアを蹴って開け、外に飛び出す。



 そこはさっきまでの村よりどす黒い雰囲気が漂っており、黒い霧に覆われていた。

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