表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/33

相性











仕事上がりに『ファイティングアニマルズ』をやるのが


最近の私たちの日課になっていた


「いけっ!!ビックベアー!!」


「タックルニワトリ!ゴー!!」


挿絵(By みてみん)


ロジュはタックルニワトリというアニマルズを選んだようだ


どのみちそのような小さき命


ビックベアーの喉元のどもとには届かない!!


しかし奇抜なステップで攻撃をかわしていくタックルニワトリ


HPがどんどん削られるうえに手出しができない


「you lose]負けてしまった


私は負けてしまい傷ついた心を癒すため「飼育モード」に入った


「飼育モード」では使用アニマルズとのコミュニケーションを図れるシステムだ


「うわっ!あいつ飼育モードだぜ?」


「お金持ちなんだろうなー。あんなモードに金かけるなんて」


なんかこのモードをやるたびにすごい馬鹿にされるんだが?


私は気にせずビックベアーに餌やりをした


今日は「会話モード」を試してみる


なんと翻訳機を使いアニマルズとの会話が楽しめるのだ


さっそくやってみよう


「足の速いタイプは苦手クマ」


「タイプ?」


「このゲームにはタイプ相性があるクマ」


「まじか!どうりで勝てないわけだ!」


「足の速いタイプには『ラージディアー』がおすすめクマ」


センキュー!ビックベアー!


でもこうなんかもっとふわっとした会話がしたかったです


好きな食べ物を教えてくれたりとか


お気に入りの寝床はどこかとか


私は言われた通りに『ラージディアー』をカードに登録した


画面には三体まで登録できますと書いてあった


私は適当に息臭いきくさラットを登録した


後でアニマルズの登録交換はできるから何の意味もなさそうな


アニマルズを選んだ。ちょっと語感が面白いからだ


「よーし!ロジュ!生まれ変わった私のデッキと対戦だ!」


「いいよ」


タイプ相性があるのか


よーし、ここは言われた通りに『ラージディアー』を・・・・


しかし私の悪戯心が首をもたげてしまい


コイツを使ってみようとほくそ笑んだ


「いけっ!息臭いきくさラット!」


「あはは!そんなのいるんだ!」


ロジュは笑ってしまって画面が見えなくなっていた


笑いが収まりロジュがカードを挿入する


「タックルニワトリ!ゴー!」


タックルニワトリは猛スピードでこちらに向かってくる


至近距離まで迫られた時『息臭いきくさラット』は息を吹きかけた


悶絶するタックルニワトリ


息吹きかけ→かじる→息吹きかけ→かじるを繰り返し


タックルニワトリを倒した


「you win!」


私の初勝利は息臭いきくさラットがもたらしてくれた


初勝利がネタキャラかよ!!


と思い調べてみると相性は足の速いアニマルズに対応しているキャラだった


じゃんけんのような三すくみのゲームのようだ


帰り道ビッグベアーとタックルニワトリの喧嘩に遭遇した


威勢よく攻撃を仕掛けるタックルニワトリ


しかし強烈な一撃をくらい


ビッグベアーの晩御飯になってしまうタックルニワトリ




そうだよね・・・・大自然を前にタイプ相性とか無意味だよね・・・


ああ・・・『ファイティングアニマルズ』ってやっぱゲームなんだな・・・




ゲームで温まっていた空気は一気にしぼんだ















評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ