ラメ
「あー!!何やってんだよルミー!!」
見るとゴースタムはピンク色のラメでデコられていた
ピンクや赤青黄色が散りばめられてて目がちかちかする
「かわいいでしょ!!」
得意満面のルミー
崩壊前の世界でプラモを作っていた私としては
こういうの絶対に許さん
モデラーの血がこいつを許すなと言っている!
「あー!ゴースタム可愛くなってる!」
え?可愛いのこれ
ロジュの意見は「可愛い」だった
昔から私は男の子の欲しがるようなものを欲しがり
研究者たちをよく困惑させたものだ
しかしパイロットは私なのだ
ラメ入りで戦闘などしたくない
いや、そもそも戦闘をしたくない
このロボの戦い方えげつないし
そもそもゴースタム的にはこれOKなわけ?
「ゴースタム!ラメ入れるとかセンス無いよな?」
私は自分に有利になる発言をした
「スタンショット」
ゴースタムは私に向けてスタンショットとやらを撃った
「はっ?!ここは?!」
私は形容しがたい謎の空間にいた
地面を感じないが浮いてる訳でもない
そこへなんかほわほわした天然系のお嬢様が立っていた
「こちらでは初めまして」
「は初めまして?」
状況がまったくの見込めないんだが?
「あなたの夢と私の意識を強制的に繋いでみました」
よくわからんがかなり強引なことをされてるんだなと思った
「ワタシあなたとお話してみたくって!」
「いや!そもそもあんただれ?!」
「ゴースタムのメイン人格です」
強引に謎世界に接続されたようだ
「外装にラメを入れられたのはワタシとしては大いにありだと思うんですが
パイロットのあなたを尊重してラメは外してもらう方向でいきましょう!」
すごくにこやかに言われたが
やってることがえげつない
確かにゴースタムを感じる
「外装で喋るのって大変なのよ?基本一言しか言えないし!」
「名前とかあるの?」
「まだ秘密♡」
秘密♡じゃねーよ!この調子だとことあるごとに気絶させられそうだ!
するとだんだんと意識が回復してきた
「ポメ!大丈夫?!」
「ポメ!しっかりして!」
「はっ?!ここは?!」
私は意識を取り戻した
「ゴースタムのメイン人格とやらとお話してきた」
「えっ?なにそれ!かっこいいじゃない!!」
「ラメは外せってさ」
「えー?!」
「それだと反対派と賛成派でまだ2対2だよ!ラメつけたままでいこうよ!」
ロジュが食い下がってきた
「どうする?ゴースタム」
「スタンショット」
このやり取りは半日かかった




