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弱点

挿絵(By みてみん)








「アイドルは無敵なのよ!」


そう言い放ったルミーの皿には大量の野菜が残されていた


こいつ、好き嫌い多いな!


私は色々我慢して食べてるって言うのに・・・


「今はアイドルが無敵かどうかは関係ありません。栄養は残さず食べるべきです」


マイラが冷静に返した


「はあ?!これはここまで味がマズイ野菜という存在が悪いわけ!!ルミーは悪くないわけ!!」


とんでもない屁理屈をこねだした


「アイドルという存在の記録を参照しましたが、ルミーあなたはメンタルが弱すぎます」


「なっ?!ダメ出し?!そういうの一番嫌い!!」


いきなり成長の見込めないセリフ言い出したなコイツ


こういうタイプは成長すると私の脅威になりかねない


早めにわからせる!


「残された野菜たちの怨念が聞こえてこない?私たちあなたに食べてもらうために生まれてきたのにって!」


「やめて!!怖い話嫌い!!」


効いてる効いてる・・・!


・・・いや弱点多いなコイツ!!


「なんでこんな不便しなきゃいけないの?!あの村では何不自由なく暮らせてたのに!!」


「いや・・・!お前が外に出たいっていうから」


「私帰る!!あの村に帰る!!」


えー?なんなのこいつの無軌道っぷりは


完全に理解できないタイプの人間だわ


私たちは一応動向を見守ることにした







雷神祭の行われた村に戻ってきた


「村の者!!私は帰ってきたー!!」


と同時に武装した村人に囲まれるルミー


「雷神様のおっしゃってた通りだ!!」


「偽物が戻ってきたぞ!!」


「えっ?!何なの?!」


どうやら生成されたルミナスパイトは頭が回る個体だったらしい


ルミーの行動は完全に読まれていた


「やはりのこのこ戻ってきたようですねぇ」


雷神様として君臨しているルミナスパイトが姿を現した


村人一同が深々と頭を下げる


ルミナスパイトは嫌味ったらしい敬語を使っていた


「ほっほっほ!雑種は行動が読みやすくて助かります」


「なっ?!雑種?!」


ルミーはブルブルと震えていた


「上等じゃない!!私とあんた!どっちが本物の雷神様に相応しいかどうか勝負よ!!」


「ほっほっほ!受けて立ちましょう」


えっと、なにこの展開は


プチ家出を繰り返す不良少女のようなメンタリティを感じる


「目をさましなさいあんた達!!私がどれだけ村に尽くしてきたか思い出すのよ!!」


「無駄ですよ!もうこのものらは完全にワタシの術中です!」


「ルミナスパイト様」


「ルミナスパイト様」


「ルミナスパイト様」


もう村人の目は完全にうつろだった


もうやだこの村



「では問題を出しましょう。この村人Aのお名前は?」


「スガタ三四郎!」


「残念!不正解!!ふっふっふっあなたの村への愛はこの程度なのですか?」


「負けない!!私は豊かな生活を取り戻すのよ!!」






「まあ気を落とすなって、さすがに村人クイズ全問不正解は村人に


 愛想つかされるって」


私はルミーを慰めた


うなだれた様子で私たちと行動を共にするルミー


「私勝ってたから!クイズに負けただけであってあの偽物には勝ち越してたから!!」


減らず口をたたく元気があるのでまあいいか




夜空には大きく輝くふたご座が見えた















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