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雷神祭~前夜~











「村長!村の周辺でおかしな奴らを捕らえました!」


いやおかしいのはお前らだよと私は思った


まず全員の髪型がモヒカンだし


肩にとげのついた肩パットを装備している


現実に世紀末スタイルを見るとこんなにドン引きになるとは思わなかった


「大切なのは今日より明日です」


村長が深いけれども意味の通じないことを言った


「私たちは『雷神祭』の真っ最中なのです」


「不吉な奴らめ!ボウガンの餌食にしてやろうか?!」


「おやめなさい。祭りを汚い思想で汚すおつもりですか?」


「申し訳ありません!村長!」


私こんな村嫌だな


次の村に移動したい気持ちは山ほどあったけれども


体は疲れているし食料も少ない


我慢するほかないか。こんな村でも




私はロジュと村を見て回った


案外簡単に村への滞在が許された


おお!屋台っぽいものもある!


よくわからない電子部品ばっかり並べてあった


「これと、これください」


ロジュはお目当ての物が見つかったようだ


「ポメ、これネックレスにできるよ」


そういいながら私にネックレス?を首にかけてくれた


「おそろいだね!」


ロジュもネックレス?をつけていた


数千年たってるっていうけどけっこう昔の文明の名残あるなこの村は


カンカンカン!と金属をリズミカルにたたく音が聞こえる


太鼓の代わりかな?提灯ちょうちんの代わりにあちこちにランプが設置してある


「お気に召しましたかな?」


村長が話しかけてきた


「いい感じじゃない?お祭りって感じで」


「そうですかそうですか」


しかしこの爺さんいつの間に私たちの背後を取ったんだ?


私は少し冷や汗をかいた


この爺さんできる!


ロジュも少し身構え気味だった


「ほっほっほっ、そう身構えなくても何もしませんよ」


間違いないこのジジイ「強キャラ」だ


私の漫画脳がそう告げている


「それにしてもずいぶんな旧式じゃなお主」


「そうかな?私の時代では最新式って呼ばれてたけど」


「目からビームとか出るのかの?」


「非効率だろそれ!」


村長は少し背をのけ反らせて笑った






「今日分の食料の調達は間に合いました」


マイラが冷静な口調で言った


「あんなもの欲しがるとはこの村の連中はよくわからん!」


マークは不満げだった


久々にまともな食事が出来そう♪


私の頭は食べることで一杯だった


「炭水化物と味付け用スープでございます」


あっダメだわ


食料事情改善されてないわ


私は今日お代わりは我慢した


「それにしても『雷神祭』ってどんなお祭りなんだろうね」


「けっこう派手に電気使ってるし期待できんのかな?」


私たちは久々にはしゃいでいた


祭りの中心の高台に司会らしき人物が話し始めた


「これより『雷神祭』を開催する!」





司会者の両隣には縛り付けられた女の子が


丸太に括り付けられていた









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