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ねじ曲がる雪乃フルエレの宿命……


「むぐーむぐーっ」(や、やめてっ)


 今度は手で口を抑えられた雪乃フルエレは、必死に首を振り抵抗した。


「この美少女の揺れ動く白い乳房(ちぶさ)が白日の下に晒された時、俺はもう正気ではいられない」

「ハァハァやめろよ、乳房(ちぶさ)とか言うなよ興奮してしまうじゃないかっウッッ」


 二人の男の野卑た会話に、フルエレは羞恥でカーッと顔を真っ赤にし目をつぶった。


「へへ……観念した様だな、それじゃあこの最後の薄布を除去しようか」

「!!」


 ガリッ

 手が伸びて来た時、思わずフルエレは口を抑えている汚い男の手を噛んでしまう。


「ぐがっ痛てえっこのアマァッッ!!」


 ガスッ

 噛まれた男は一瞬で激怒し、少女の華奢なお腹を殴ってしまう。


「うぐっ」


 ガクーッ

 鬼畜の所業でフルエレは失神してしまった。


 ぬ~~

 顔をうなだれるフルエレの上半身の鎖骨のした、美しくななめ下向きに膨らむ紡錘形の乳房に向けて、今度こそ男の野卑た手がゆっくり伸びて来た。



 ガチャッ


「ひと~つ、人の世の乙女に乱暴してはダメだ。ふた~つ、不埒な悪行……まあいいか」


 良い所で突然謎の男が部屋に入って来た。


「な、何だてめえ! 見張りはどうした!?」

「ヘナチョコの見張りならば死んだ」

「えっ!?」

「テメーッ」


 突然の侵入者に、男の手は乳房の寸前で止まったままだ。


「今すぐ私のフルエレから汚い手をどかしなさい」

「はい、わかりました」


 何故か男はすっと腕を引いた。


「どうしたっ!?」

魅了(チャーム)だっそいつの目を見るな」

「遅い」


 無表情で男は言うなり、フルエレを襲おうとしていた者をいきなり切り捨てた。

 バッシャーッ! どさっ

 何の抵抗も無く倒れ行く、まおう軍の工作員。


 スッ

 倒れそうになるフルエレを支えると、優しく床に寝かせた。


「ふふふ君の相手は後でじっくりしてあげるよ……」


 男は不気味に笑うと残った者達に向かうが、誰も逃げる事も抵抗する事も出来ない。


「ひっどうしたんだっ!?」

「う、動けない!」

「悩む必要は無い、私のフルエレの口を汚した罪でここに居る者は全員死ぬのだハハハ」

「やっやめてくれっ」

「ひぃいいい」


 ザッシャーーッ! バッシャーーッ!

 侵入者は無表情のまま次々に男達を切り捨てて行った。


「ギャーーッ」


 ドシャッ

 ビュッ

 そして最後の一人を切り捨てると、血をはらって剣を収めた。



「雪乃フルエレ、やっと私の物になったね、取り敢えず蛇輪(へびりん)に乗り込もうか。現地工作員よ、死体を綺麗に処理しておけ。それと寝ている同盟軍警備兵には手出しするなよ」


「ハッ!」


 フルエレを抱き抱えながら指令すると、工作員達が湧いて出てテキパキと作業を始めた。


 バッシャッ

 のっし

 ステップから飛行形態の蛇輪の緊急ハンドルでハッチを開けると、男は何食わぬ顔でフルエレ共々乗り込んだ。


「……動かぬか。動けゴマッ! ……無理か。む、この形状は何かハメ込むか?」


 スリッ

 男は目の前のくぼみに指を這わせた。


「ん、ん……すなお……きて、くれた」

「ふふ、君はまだお眠り」


 カクーン

 彼女は今度は暴力では無く、魅了魔法で眠らされた。

 キラッ

 その時彼女のカバンについたキーホルダーの目立つ巨大宝石が見えた。


「これは? まさか……形がピッタリか、なんという僥倖」


 パチッ

 ヴィーーーーンッヒューーンッキュイーーーンッ

 始動キーである巨大宝石をはめた途端に目覚める蛇輪であった。


「発進する、作業員は離れておけ! ふふふ遂に手に入れたぞ私の可愛い小鳥、雪乃フルエレ」


 バシャッ

 男はフルエレの乱れた前髪を整えると、ハッチを閉めて魔法エンジン・魔ァンプリファイアを臨界にした。

 キュイイイイーーンッ


「砂緒よ蛇輪使わせて頂く! これでお相子だなハハハハハッ」


 シュバーーッゴワッシャーッ

 蛇輪は目の前のシャッターを開ける事無く、突き破って海に出ると、海面を滑って飛び立った。そのまま魔法レーダーにかからない様に海面すれすれを東に向けて滑り飛び続ける。


「かわいい、ひたすら可愛い。姫乃の少女時代の頃と同じ。決して触れられなかったあの頃。ふふふ、はははははは。砂緒よ、姫乃は一時貸す、決して傷つける事は許さぬぞ!!」


 そのまま男はフルエレの髪を触ったり、頬を撫でたりしながら飛び去ってしまった。やはり助けに来た男もただの変態であった……

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