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世界最強の元大魔王  作者:
序章
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4/17

魔法属性

俺は今アキラに叩き起こされて外の広間に向かっている。

それにしても眠い...........。


俺がアキラを助けてから3年の年月が経った。

今では俺が叩き起こされるくらいには仲良くなった。

今日はやけにアキラが楽しみそうだったから思わず着いて来てしまった。


だが、アキラが広間に行くなんて珍しいな..........。

アイツの家は貴族だから村の奴らはよく思ってない奴らが多いからな。

だとしたら、昨日言っていた魔法属性についてか......。

確か今では水晶で属性と魔力量が分かるんだよな..........。

昔は俺が測っていたんだよな..........。


あれは面倒だった。

けど、力を測るにはあの方法しかないからな..........。

でも、何故こんな田舎の村にわさわざ魔法属性なんて勉強を教えに来るんだ?


まあ、何かあったら俺がなんとかすれば良いよな。

アキラが興味を持ってしまったのだから俺は最後まで着いて行くだけだな。

そういえば、俺の魔力量ってどんくらいなんだろ?


一年前くらいに結構大技を放っても魔力が減った感じはしなかったんだよな...........。

たかが、水晶で測れるとは思えない。

俺でも測れなかった訳だしな。


「レオ、大丈夫?眠そうだけど.........?」

「アキラに叩き起こされましたからね。眠くて眠くてしょうがないです。」

「ごめんね。どうしても、レオと一緒に受けてみたかったんだ。」

「別に気にしてませんよ。アキラの事は分かっていりつもりですからね。」

「ふふ、ありがとう!」


相変わらずの純粋さだな。

まあ、アキラには悪いが俺は真面目に魔法の授業を受けるつもりはないんだよな。

俺は魔法には興味がないからな。


..........アキラは興味があるみたいだな。

魔法なんてただの殺人兵器だ。

俺はそれをたくさん見て来た。

魔術よりは威力も性能も劣るけど発動速度は圧倒的に速い。


「ねぇ、見て!みんなも来てるみたいだよ!」

「そうですね。一応、アキラは僕の側から離れないように。」

「もう、大丈夫なのに..........。レオってなんか過保護になったよね。まあ、嫌って訳じゃないんだけどね。」

「過保護ですか?あまり自覚はありませんが...........。」

「うん。僕に対してだけみたいだけどね。」


気づかなかった。

ここまでアキラに入れ込んでいたとは..........!


「みなさん、おはようございます!私は王立魔法学院から来たセシルと申します。今日はみなさんに魔法の事を教えに来ました。本日はよろしくお願いします!」

『よろしくお願いします!」

「では、さっそく魔法についてお話ししますね。まず、魔法とは魔力がないと使えません。世の中には魔力がない人もいますが魔力があっても使えない人がいます。」

「はい!先生!」

「何ですか?」

「何で魔力があるのに魔法がつかないんですか?」

「理由はたくさんありますが一番は適正する属性がないからですね。」

「適正する属性?」

「はい。属性とは基本属性の火、水、地、風、闇、光、無の7つと派生属性の雷、氷、毒、蘇生、即死、創造........と言ったたくさんの属性があります。属性の中でも希少なのが光と闇、蘇生と即死ですね。ですが、即死や闇属性は魔人族が最も適正する属性です。」

「でも、絵本では魔人族は闇属性しか使えないって書いてあるよ?」

「それはですね。魔人族は元々闇しか使えなかったのですがいつの間にか他の属性を有していたのです。」


なるほどな。

あの人は.........人間側は魔族たちが魔術と言う魔法とは似て非なる物を使っていると知らないのか。

それでは、魔族の対処は無理だろうな。


だが、魔人族とは何だ?

聞いた事がない。

新しく出来た種族か?

だとしたら、弱すぎるな。


今の人間たちはひどく弱すぎる。

それを壊せないとなると魔王と言うのも落ちたものだな。

..........まあ、俺には関係ないがな。


「と、言う事ですね。それでは、そろそろお昼ですし授業もそろそろ終わりましょうか。では、最後にみなさんの魔法の属性の適正を見ていきましょうか。」

「属性の適正だって!僕はなんの属性が使えるのかな?」

「アキラは光じゃないですか?光みたいに輝いていますし。」

「え?そ、そうかな......?」

「はい。絶対にそうですよ。」


アキラの前世の魔法適正は光と火だった。

前世と同じならアキラは光と火だ。


「じゃあ、測り方を教えますね。魔法適正を測るにはこの水晶を使います。この水晶には属性の適正だけではなく魔力量も分かるのですが魔力量が多すぎると壊れてしまうので魔力はゆっくり流していってください。では、私がお手本を見せますのでその後にみなさんの魔法適正を測ってみましょうか。こうして、水晶に手を翳してみてください。」

「.........それだけ?」

「はい。これだけです。そろそろ分かりますよ。」


水晶が急に緑に光出した。

なるほどな..........。

そう言う原理か...........。

だと、すると彼女は風属性か..........。


「こうやって、適正のある属性の色が現れます。私の場合は緑なので、風ですね。他にも火だったら赤色、水は水色、地は茶色、光は白色、闇は紫、無は透明、雷は黄色、氷は青色.........などですかね。それでは、みなさんも一緒にやってみましょう。」

「レオも一緒に行こう!」

「分かりました。」


そして、話しているとアキラの番になった。


「それでは、水晶に手を翳してみてください。」

「えっと、こうですか?」

「はい。では、色は.........!?これは光属性!?し、しかも火属性まで!?二属性持ち!?」

「..........。」

「えっと.........?」

「あなた、とてもすごいのよ!?もっと、喜んでも良いのよ?」

「だって、レオの方が絶対にすごいですから!」

「っ、........アキラ?」

「ま、まあ、良いでしょう。あなたも手に翳してみてください。」

「.........これで良いですか?」

「はい。って、え!?ぜ、全属性持ち!?.........っ、しかも黄金色!?あなた何者なの!?」


っ、な、なんだ?

今のは..........!

何故、俺にあの力が..........?

っ、チッ、頭痛が酷いな。


最悪な事が今ので分かったなら。

何故か記憶が封印されている痕跡を見つけた。

これは、俺がかけた魔術か?

いや、これは魔術じゃないのか?


..........どっちにしろ解かない方が賢明だな。

これのせいで封印が解けても困るしな。


「っ、だ、大丈夫レオ!?」

「え、えぇ、大丈夫ですよ。アキラは心配しすぎですよ。少し目眩がしただけですのに..........。」

「レオ..........!」

「.........すみません、少し頭痛がしただけです。回復魔法をかけたのでもう大丈夫ですよ。」

「なら、良いんだけど..........。」


今の痛みはまさか......!

刻印が進んだのか?

チッ、この痛みじゃ今日は何も出来ないな。


「すみません、アキラ。僕は先に帰ってますね。転移!」


っ、最悪だ。

痛すぎる。

アレも力を使った判定になるとはな.........。

今日は一日中寝るか............。


俺は自分に催眠魔法をかけて深い眠りについた。


次回もお楽しみに!

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