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世界最強の元大魔王  作者:
〜鬼人族の依頼編〜
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依頼

新章:鬼人族の依頼編に突入しました。

あれから、三ヶ月後。

アキラを護衛していた偽物アスラを俺が消した事でアキラの護衛がいなくなってしまった。

さて、どうするか..........。


「レオ様、少し良いですか?」

「あぁ。何だ?わざわざ、部屋に来て.........。」

[実はあの一件でアキラさんたちが強くなりたいと言っているのです。そして、依頼を受けながら強くなろうと言い出したらしく強くなるならレオ様の指導が必要との事............。]

「人数合わせか?」

[はい。]

「後、何人必要なんだ?」

[今は私とレオ様、アキラさんとジークさんにシルバーです。最低でも後一人は必要です。]

「じゃあ、誰か呼ぶか...........。ちなみに、誰が良いとかはあるか?」

[私は誰でも構いません。]

「我は支援特化の奴が良いと思うぞ?グレイだけでは支援するのには足りぬだろうしな。」

「なるほどな。支援特化か..........。いるにはいるが.........。少し面倒な奴なんだよな。絶対に俺の命令しか聞かないんだよ。」

「まあ、ものは試しだ。主人よ。呼んでみてはくれぬか?」

「我は呼ぶ。太古の英霊よ。我が下に姿を現せ。万能之王:ギアラ!」


そこには、金髪にサファイア色の瞳をした綺麗な顔をした青年が立っていた。

だが、何故か執事服を着ていた。


「お久しぶりでございます。我が主人レオ様。」

「久しぶりだな。ギアラ。さっそくで悪いが今から俺たちと一緒に依頼を受けてくれないか?」

「了解致しました。ですが、レインは今どちらに?彼ならば主人様の役に立てる筈ですが?」

「アイツには違う仕事をしてもらっている。」

「なるほど!では、邪魔者は今回はいないのですね!良かったです!」


先程の発言で分かる通りギアラはレインが大嫌いだ。

無論、レインもギアラが大嫌いだ。

レインとアスラの時より仲が悪いのだ。


「それで、コイツらは誰ですか?」

「俺の配下のグレイとシルバーだ。グレイ、シルバー、コイツが万能之王:ギアラだ。」

[その称号はまさか...........!]

「あぁ。俺の配下の幹部には全員王と言う称号がついている。」

「ちなみに、幹部は何人いるのだ?」

「..........大体、十二人くらいだったか?」

「はい。」

「まあ、そう言う事だから行くぞ。アキラたちを待たせているかもだからな。」


♢♢♢


「あ、レオ〜!良かった。来ないのかと思ったよ。」

「それより怪我は大丈夫なのか?」

「うん!レオが治してくれたんでしょ?ありがとう!」

「..........あぁ。気にしなくて良い。」


アキラにはさすがに本当の事は言えないからな。

だが、アキラの怪我が治って本当に良かった。


「ところで、そちらの方は?」

「俺が召喚した配下だ。名はギアラだ。」

「ギアラです。レオ様の命令で一緒に依頼を受けさせていただきます。支援に特化していますので、サポートはお任せください。」

「分かったよ!僕はアキラ!よろしくね!」

「俺はジークと言います。よろしくお願いします。」

「で、今回の依頼の内容は?」

「えっと、鬼人族の長の娘さんからの依頼なんだって。内容は闘いに赴いた兄の説得もしくは敵の殲滅だって。」

「報酬は俺たちの働き次第で値段が変わるみたいですね。」

「鬼人族の長の娘からだと?何故、こんな周りくどい事をしているのだ?鬼人族ならば自分たちでどうにか出来るだろうに。それに、あの鬼人族が人間を頼るとは意外だ。これは、ちと厄介そうだな。」

「主人様、いかがなさいますか?」

「俺はアキラの決定に従う。」

「僕はこの依頼を受けたいかな。」

「じゃあ、決まりだな。俺たちはこの依頼を引き受ける。」

「依頼は受諾済みですよ。」

「仕事が早くて助かるな。それじゃあ、その鬼人族の集落に向かうか...........。最上級空間魔法:長距離転移!」

「ここが鬼人族の集落ですか?」

「それにしては、誰もいないけど...........?」

[レオさん、これは一体..........?]

「何故かは分からないが弾き飛ばされた。多分、結界だな。」

「では、面倒だが歩きで行くしかないな。」


すると、ギアラが近づいて来た。


「主人様、結界を壊しましょうか?」


小声で質問して来た。

壊した方が楽だがここにはアキラの特訓になりそうなものがたくさんある。

アキラの目的は強くなる事だ。

楽をするよりアキラの目的を遂行した方が良いな。


「いや、いい。それでは、アキラたちが強くなれないからな。」

「なるほど。理解致しました。出過ぎた真似をして失礼致しました。」

「いや、大丈夫だ。お前の心遣いは助かっているからな。」

「勿体なきお言葉で御座います。」


しかし、アキラだけではこの森を突破出来ないだろうな。

森自体が迷宮化する魔術だな。

俺たちの実力を試したいのだろうな。

と言う事は、それなりの難易度の高さという訳か..........。


普通は俺たちには受けられないランクだが.........。

鬼人族は魔物に認定されているからな。

素直に受ける者が少ないからランクを下げたのか...........。

俺たちでなければ確実に死んでいたな。


「あ、集落が見えて来たよ!」

「そうか。やっと着いたのだな。」


アキラの実力を見誤っていたらしいな。

今のアキラは昔のアキラとは違う。

ちゃんと成長していたんだな。


「あの、ここの長の娘さんから依頼を受けてやって来た冒険者なのですが依頼主はどちらにいらっしゃるのでしょう?」

「長の娘って事はアザミ様の事だね。確かにアザミ様は依頼を出していたね。分かった。案内するよ。」

「ここには、男があまりいないのですか?」

「あぁ、そうだね。男たちはアテラ様と一緒に敵を殲滅しに行ったんだよ。」

「そのアテラ様がアザミ様の兄なんですか?」

「あぁ。そうだよ。アザミ様は若くしてお父上を亡くされてしまった。兄まで失いたくはないんだろうね。」

「お父上という事は鬼人族の長!?亡くなられたのですか!?」

「あぁ。残念ながらね。」

[まさか、その敵の方々に..........?]

「そうだ。敵と言っても私たちには分からないんだけどね。敵とやらは、良く分からない魔術を使っていた。それに種族さえも検討がつかない。目的も分からない。だから、敵なのかどうかも分からないんだよ。」

「いつから敵が来たのですか?」

「それは..........!」

「そこからは私がお教えしましょう。」

「アザミ様.........!」

「バアラさん。道案内、ありがとうございます。それでは、みなさん私たちの家にお入りください。」

「お邪魔します!」


それから、俺たちはアザミたちの家に入り鬼人族の集落で何があったのかを聞く事になる。

次回もお楽しみに!

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