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世界最強の元大魔王  作者:
〜王立魔法学院編〜
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14/19

冒険者

はぁ〜、全く寝た気がしない。

アイツ等が俺を呼び出すから結局昨日はあまり寝られなかった。

だが、やはりアイツ等は変わってはいないようだった。


「レオ様、いらっしゃいますか?」

「あぁ........。グレイか?早起きだな。俺は今起きたばかりだからまだ準備が出来ていない。少しの時間待っていてくれ。」

「分かりました。」


ふわぁ〜、眠い.........。

これからは、アイツ等が俺を呼ばないように結界でも張っておくか...........。

人間になってからは睡眠も必要になってしまったからな........。

本当に面倒だ.......。


「ん........?近くにレロのセフィラの気配を感じる........!」


だが、さっきまで気づかなかった.........。

方角的に迷宮か...........。

初心者でも入れるランクのところにいたら良いんだがな。


「レオ様?どうかなさいましたか?」

「いや、なんでもない。準備も出来たから行くぞ。」

「主人よ。我を置いて行く気か?危うく置いて行かれるところだった..........!」

「あぁ、悪いな。すっかり、忘れていた。じゃあ、シルバーも一緒に冒険者組合に行くか..........。」

「その冒険者組合とはなんだ?」

[冒険者組合とは冒険者登録や討伐した魔物のセフィラや身体の一部を売るなどしてくれるところです。ちなみに、依頼を成功したらお金をもらえます。]

「興味ない。金などは既にたくさんあるからいらないな。」

「だな。我もいらぬと思うぞ?主人は暇さえあれば魔物討伐に出向いていたからな。まあ、それは建前で普通に魔術や魔法の実験を繰り返ししていたのだが............。」

「魔法や魔術の実験は趣味程度にしかやっていないからな?そんなヤバいものはつくっていない。」

[本当ですか?そう言って、何回もヤバいものをつくっていましたが?]

「じゃあ、今この場で性能を言えば問題ないな?」

[まあ、確かにそうですね...........。]

「今、つくっているのは魔術の複合魔術だ。簡単に言えば、違う属性同士をまとめて一つの魔術にする魔術だな。無論、相反する属性でも可能だ。今は、基本属性と派生属性を一つに出来るように研究をしているところだ。」

[なんとも言えませんね。相変わらず出鱈目な研究ですね。普通の複合魔術は相反する属性は使えなかった筈です。それに、どう頑張っても三属性しか複合できません。]

「そうだったのか?..........きっと、その者の技量が足りなかったのだな...........。現に俺はつくれたからな。」

[はぁ〜、その研究は危なすぎまずよ。ちゃんと、安全性を確かめてから戦闘で使ってくださいよ?]

「分かっている。」


そうして、しばらくの間グレイの説教を聞かされていたのだが、丁度グレイの説教を聞き飽きていたところで冒険者組合に着いたのであった。

何故かそこまで距離はない筈なのにひどく長く感じたな。


「では、冒険者登録をしに行きましょう。」

「分かった。あそこだな..........。あの、冒険者登録をしに来たのですが..........。」

「分かりました。では、冒険者登録をする方はあの前にお願いします。まず、この紙に自分の名前と専門職業、適正属性をお書きくださいませ。それから、種族は書いても書かなくても問題はありません。字が読めなかったり書けなかったりしたらまた呼んでください。」

「シルバー、言っておくが絶対に銀狼と書くなよ?王立魔法学院に人間に扮して魔物が入っているとバレたら騒ぎになるからな。」

「我は魔物ではなく神獣なのだがな..........。まあ、人間からしたら同じ化け物同士で変わらないと言う事か..........。」


適正属性か.........。

一応、全部使えるんだよな..........。

だが、学院では氷と言ったから矛盾しないように書く必要があるからな..........。

で、次は専門職業か............。


俺は剣も使えるが............。

俺は今魔法学院の生徒として来ている訳だからな。

やはり、ここは無難に魔法使いだな。


一通り確認したがマズイ点は何もないよな。

...........よし、俺はこれで終わりだな。

さて、シルバーは............?

..........どうやら、グレイの言う通りに書いているらしいな。

そして、ようやくシルバーも書き終わったらしい。


「出来ました。」

「はい。では、御預かりしますね。レオ様とシルバー様ですね。では、二人とも冒険者登録は完了致しました。最初は初心者なのでFランクとなっております。依頼を受ける事によりランクを上げられていきます。依頼は一つ上のランクから1番下のFランクまで受けれます。他に質問はありますか?」

「いえ、ありません。」

「では、冒険者登録は終了致しました。さっそく、依頼を受ける事も可能なので是非依頼を見に行ってみてください。それでは、ご武運を...........。」


冒険者か...........。

依頼を受けるつもりはないんだが...........。

まあ、良いか...........。


「主人よ。依頼は何を受けるつもりなのだ?」

[レオ様なら迷宮くらいなら余裕で突破出来ると思いますけど...........。]

「せっかくだし迷宮の依頼を受けてみるか..........。」

「あ、レオ〜!久しぶりだね!」


名前を呼ばれたので振り返るとそこには、アキラがいた。

久しぶりなような感じがしたのはどうやら俺だけではなかったようだ。

本当に久しぶりだな...........。


毎晩、アルスにアキラの事は聞いていたがやはり会わないと安心出来ない!

だが、良かった。

本当に勇者学院では問題なくやれているようだしな。


「アキラ、久しぶりですね。」

[え?どちら様ですか?]

「グレイ、次言ったら殺すぞ?」

「え?誰?」

「こちらは魔法学院の友達がいない可哀想なグレイ先輩です。」

「え!?あ、え?あ、よ、よろしくお願いします?」

「グレイ、こっちが俺の友達のアキラだ。」

[よろしくお願いします。アキラさん。]

「ところで、アキラの隣にいるそちらの方は?それから、アルスは一体、何処へ行ったのですか?」

「え?こっちは、僕のクラスメイト兼ルームメイトのジークだよ。」

「よろしくお願いします。」

「レオだ。よろしく。」

「.......。」

「シルバー。挨拶だ。」

「我はシルバーだ。一応、よろしくだ。」

[私はグレイです。よろしくお願いします。]

「で?アスラは今何処にいるか分かるか?」

「アスラでしたら用事があるからアキラを頼むと言われて何処かに行きましたよ。」

「.........そうか。」


俺の言いつけを破った訳ではないだろうが..........。

用事とはなんだ?

今日はアイツと会う予定はないしな。


「ちなみに、アキラたちが冒険者組合に行く事は知っといたのですか?」

「うん。知ってると思うよ?」

「..........そうですか。」

「あ、主人よ!何もそこまで起こる事はなかろう!アスラにだって、自由があっても良いと我は思う!」

「お前の意見は聞いていないが?」

「..........す、すまぬ。」

「まあ、いいか。では、アキラ。一緒に依頼を受けませんか?」

「レオと?良いよ!やろう!依頼はどれが良い?」

「アキラの気になる依頼で良いですよ。」

「良いの!?じゃあ、この依頼が良いかな。」

「魔狼討伐の依頼ですか.........。良いと思います。グレイ以外なら全員倒せる難易度ですしね。」

[私は支援に特化していますので戦闘力を求められても困りますよ。レオさんだって、剣は出来ないでしょう?それと同じです。]

「いや、出来るが?」

「出来るな。」

「だよね。僕も全敗したからね。」

「え!?あ、アキラが全敗したのですか!?毎回、剣の模擬戦で勝っているアキラがですか!?」

「うん。剣もレオから習ったしね。」

[剣を扱えたのですか?]

「まあな。だが、最近ではやっていないな。剣を持つにも邪魔だからな。」

[はぁ〜、もう言葉も出ません。]

「さっきも言っていたぞ?」

「と、とにかく、その依頼を受諾してもいに行きましょう!」

「そうだね。」


それから、10分後。


「受諾してもらったよ〜!早速、魔狼討伐に行こう!」

「ですね。」


俺はその時に嫌な感じがしたが気のせいだと思って無視した。

だが、俺たちは着々と嫌な気配のするところに近づいているのであった。


次回もお楽しみに!

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