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世界最強の元大魔王  作者:
〜王立魔法学院編〜
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11/18

決闘

レイン視点です。

さて、あの人間はどうでるのでしょう。

まあ、レオ様に人間の攻撃が効く訳ないのですがね。

最初に人間がレオ様に仕掛けた。


無論、レオ様は避ける事なく直撃した。

レオ様があの程度の攻撃を避ける意味はありませんからね。


「は!見たかよ!案外Sクラスも大した事ねぇじゃねぇか!」


チッ、虫ケラ如きがレオ様を見下すなど.........!

殺してやる!

私がアイツを殺そうとした瞬間レオ様が私の前に立った。


「レイン、何故コイツを殺そうとした?そして、何故シルバーはレインを止めなかった?お前ならレインを止められた筈だ。」

「レオ様にあんな言葉をかける人間が許せないからですよ!」

「我も彼奴は嫌いだ。我の主人を愚弄する奴は死んで当然だ。」

「........お前たちの言い分は分かったが今は俺がコイツと戦っている。それを邪魔するお前たちは一体何がしたいんだ?俺の悪口を言っていたからと言って俺が相手をしている奴をは殺すのか?それは、俺を軽んじているようにも見えるぞ?俺の為と言うなら黙って見ていろ。」

「申し訳ございません.........。私が浅はかでした。」

「すまぬ。我もそこまでは考えていなかった。」

「いや、分かってくれたなら良い。俺も少し言いすぎた。悪いな。」

「そんな.........!レオ様が謝る事ではありません!今回は私たちが悪いのです!だから、レオ様が怒って当然の事です!」

「そうか..........。試合を続けるぞ。」

「ふん。貴様に言われなくても分かっている!」


私はなんて事を...........!

私の考えが浅はかだったせいでレオ様に謝らせてしまいました。

くっ、これを()()()に見られていたら殺されるところでした。


ですが、こんな私にも謝って下さるとは..........!

さすが、レオ様です!

それにしても、やはりレオ様が戦っていると綺麗です。


そういえば、レオ様は少し変わった気がします。

レオ様は個人に肩入れする程人間には良い思いを抱いてはおりませんでした。

それなのに、今はアキラとか言う人間の少年に肩入れされている。


一体、レオ様はどうされたのでしょう?

感性が人間になって来ているのでしょうか?

そんな感じには見受けられませんが...........。


「上級雷魔法:雷光!」

「これくらいでは、俺は倒せないぞ?」

「くっ!マズイ。そろそろ魔力も尽きて来た。まさか、平民に使う事になるとはな!見るが良い!代々、我らライティス家が受け継いで来たこの魔核を..........!この魔核を用いて貴様を倒す!」

「っ、あれは..........!」


アレは魔核などと言う優しい物ではない!

アレはレオ様の力が宿ったセフィラだ!

マズイぞ!

アイツの魔力がもし半分でも邪悪だったらレオ様のセフィラが反転してしまう!


セフィラとは本来人間や魔族、神などが持っている力の結晶の事だ。

セフィラは色の濃さなどで強さが変わる。

例えば、アイツと同じ火の属性で有名だと言うスカーレット家の令嬢の奴のセフィラは真紅色だ。


人間にしてはかなり強い方だ。

それに比べレオ様の相手の奴は薄い黄色。

弱いにも程がある!


そんな奴がレオ様のセフィラを触ったらあの人間は跡形もなく死んでしまう!

セフィラを持つ者はセフィラを壊されるとその者の存在が消える。

だから、セフィラは心臓よりも大事な部分!


くっ、この距離では間に合わない!

そういえば、良く見るとレオ様のセフィラの色は濃い黄色。

レオ様のセフィラにしては色が薄い。

それに、レオ様のセフィラを今も体内にある筈。

なら、アレは一体.........!


間に合わないと思った瞬間レオ様が動きました。

ですが、いくらレオ様でも間に合いません!

下手したら巻き込まれてしまいます!


レオ様がセフィラに手を伸ばした瞬間セフィラが光輝いていました。

その光はあっという間にこの会場全体を光輝かせていました。


他の人たちは光の圧に耐えられなくなって気絶したみたいですね。

シルバーは無事ですね。

他に起きている者は..........っ!?

あの教師平然と立っているなんて..........!

それと生徒が2人も立っていますね。


そんな事より今はレオ様がご無事かを確認しなければ........!

レオ様は一体、何処に.........!

っ、いました!


「レオ様!?ご無事ですか!?」

「........あぁ。大丈夫だ。それより、コイツが.........!俺のセフィラを使ってしまった。生きてはいるが瀕死の状態だ。」

「っ!?レオ様のセフィラを使って無事なのですか!?」

「あぁ.........。それに、コイツのセフィラの色や濃さが変わった。コイツ、ライティス家の奴じゃない。操られていたんだ。誰かに........!」

「セフィラの色や濃さが変わるなんて.........!」

「此奴、すごい魔力量だな。我らに引けを取らぬ程とはな。」

「セフィラの色がこんなにも変化するなんてな。だが、マズイな。コイツのセフィラの色...........。」

「っ!?こ、これは..........!」

「訳ありみたいだな。だが、我らが勝手に踏み込んで良い事ではない。主人よどうする?」

「...........仕方ないか。俺が保護する。まずは怪我を治さないとな..........。最上級回復魔法:範囲回復!」

「良かったのですか?魔力を使って..........。この人間........いや、聖人は回復速度が普通の人間より早い筈です。」

「構わない。俺が早く止めなかったせいだからな。」


そういえば、レオ様はセフィラを見た途端急に固まったように動かなくなってしまった。

何かあったのでしょうか?

ですが、やはりこの聖人は危険...........!


しかも、セフィラが白なのは余計にマズイです!

セフィラが白い者は神に選ばれし者の証拠みたいなものです。

レオ様は神の使いに接触する訳にはいかない筈です。

なのに何故、レオ様はこの聖人を治したり保護したりなど.......!


「これで、一つは帰って来たな。後九つか.........。さすがに、キツイな..........。このセフィラはハズレみたいだな。」



レオ様が呟くとセフィラがレオ様の身体の中に入っていった。

やはり、アレはレオ様のセフィラでしたか.........。

ですが、レオ様にはセフィラがある筈.........!


「どうかしたか?」

「何故、レオ様のセフィラは..........!」

「その話しはいつか話す。今はこの惨状をどうにかするか...........。レイン、頼めるか?」

「はい。あなた様のお望みのままに.........。第六階帝魔術:記憶忘却!」

「ありがとう。じゃあ、一旦ここを離れるぞ。転移!」


次の瞬間には何処かの教室に転移していました。

その教室にあったソファーに先程の聖人を寝かせた。


「それで、どうかしたか?」

「主人よ。先程のセフィラはどう見ても主人のセフィラであった。だが、主人にはセフィラはもうある筈だ。これは、どう言う事だ?」


私が最も聴きたかった事を銀狼が質問していました。


「あれか..........。確かにアレは俺のセフィラだ。と言うより、俺のセフィラの一つだ。」

「っ、セフィラを分散したのですか!?そんな危険です!」

「いや、奪われたんだよ。それで、アイツがセフィラを危険を感じてセフィラを分散させた。」

「では、先程のセフィラはその分散されたセフィラの一つと言う事ですか..........。」

「あぁ。転生する前に分散してしまったから今の俺はレインより弱い。」

「っ、で、ですが、魔力量は変わっていないように見受けられるのですが..........?」

「あぁ。魔力量は変わらない。俺の魔力は底がないからな。」

「底がない?」

「簡単に言うと魔力量は無限にある。」

「っ、そ、そうだったのですか!?」

「話しが逸れたな。で、今俺の元にあるセフィラは俺の中にある白色のセフィラにさっきの黄色のセフィラだけだ。」

「残りのセフィラの数はどのくらいだ?」

「九つだ。世界各地に散らばっている。だが、赤色のセフィラは見つけた。」

「っ、本当ですか!?なら、早く取り戻しに行きましょう!」

「無理だな。」

「何故ですか?」

「俺のセフィラはスカーレット家にあった。だが、何故か知らないがその令嬢が俺のセフィラを身体の中に入れているんだ。」

「それは危険だな。主人のセフィラは他とは全然違う。普通の人間が操れる訳ない。」

「いや、確かに操れてはいないがセフィラが暴走していないんだ。多分だが、あのスカーレットの令嬢のセフィラはもうないのかもしれない。」

「っ、それでは..........!」

「まだ、可能性だが十分にあり得る。もしくは、俺のセフィラをスカーレットの令嬢が取り込んでいるのかもしれない。」

「それなないだろう。主人のセフィラは力が強すぎる。使ったところで自滅してしまうのがオチだ。」

「じゃあ、もしそのセフィラが分散していたとしたらどうだ?」

「何!?だが、そうだとしたらその赤色のセフィラの後もう一つは何処に..........?」

「スカーレット公爵家でしょう。それしか考えられません。」

「まあ、最悪赤は最後に回収すれば良い話しだ。問題は紫色のセフィラと黒色のセフィラだな..........。」

「何が問題なんだ?」

「.........ソイツらには自我がある。ちなみに、水色のセフィラにもな..........。」

「水色のセフィラは問題ないのか?」」

「自我と言ってもレオ様本人な事には変わりありません。だから、水色のセフィラには話しがつくのです。ですが、特に問題なのが黒色のセフィラなのです。」

「其奴は話しをつかぬのか?」

「いえ、つきますよ。全員レオ様至上主義ですからね。レオ様だったら話しはつきます。ですが、私たちだと話しが別なんです。それに、アイツはレオ様のセフィラの中でも最も強いんです。」

「ほぅ。其方が認める程にか..........。」

「ええ、認めざるおえませんよ。私はソイツに負けましたからね..........。」

「お前が負けるのは仕方ない。アイツは俺の裏だからな。」

「裏?それはどう言う事だ?」

「.........ここからは、他言無用ですよ。セフィラは反転する事があります。反転と言うのは邪悪な力なのです。簡単に言えば魔族になりますね。」

「何!?人間が魔族に.........!?」

「神も反転したら堕天して魔族になってしまう。そして、俺が反転すると黒色のセフィラになってアイツが出てくる。俺の意思に関係なく、な..........。」

「なるほどな。それで、裏か...........。だが、主人を抑えられるという事は其奴強いな。」

「強くて当然ですよ。レオ様の裏ですからね。........それと黒色のセフィラを見つけても絶対に触らない事をお勧めします。」

「何故だ?」

「アイツはすぐに人を殺そうとするからですよ。手がつけられないのです。私たちでは.........。」

「そうか...........。では、ソイツらの容姿を教えてくれ。」

「容姿も何もセフィラですからないと思いますよ?」

「主人のセフィラなら人間になれるだろう?」

「っ、確かに........!あなたの言う通りですね。」

「水色のセフィラの名前はレキ。紺色の髪に淡い水色の瞳をしている聖人だ。紫色のセフィラはレオン。紫がかった黒色の髪に赤目をしている魔族だ。黒色のセフィラはレン。黒髪に紅色の瞳をした魔族だ。」

「........全員強いのだな。」


当然ですよ。

私ですらレキには敵わないのですよ。

レオ様のセフィラは一体一体が強力なのですから。

ですが、私だってレオ様の為に戦います!


例え、私の命が尽きようとも..........。

次回もお楽しみに!

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