~モグラのフレンズおじさんの話~(4)
「……そうさなぁ、なんでかってメアリー・ポピンズに聞かれちまうと、困ってしまうが……、」
やがて、モグラのフレンズおじさんは、メアリーの顔を見やると、ふっと、苦笑したようにして!でも、モグラのフレンズおじさんにしては、やや、大仰に、誇らしげな態度を少し滲ませながら、言ったんだ。
「……メアリー・ポピンズにも、わからないことがあるってこった。奴は……ポビーは、困った奴だが、悪い奴じゃない。わしが困っているのを知った上で、適当なアドバイスなどするような奴じゃない。奴が、魔女に会ったら良いと言うのなら、わしは、そうするのさ」
メアリーは、少し、不思議な感覚がしたけれど、黙っていることにしたんだな。……なんだか、野暮な気がしたからなのかもしれないな。友情は!第三者からは見えない妙な部分が見え隠れする時があるのだ。
メアリー・ポピンズは、そのことに納得するようなしないような妙な気分で歩を進める。モグラのフレンズおじさんは、ほんの少し力強い足取りで、メアリーは、それに追いつくように、ほんの少し足を速めて。
西の森へ近づいて行く内に、雰囲気が、暗くなっていく。メアリーは、なにか不安な感じがしたけれど、モグラのフレンズおじさんを心配させてはならないと感じてわざと口にはしない。その内、いよいよ、暗く、おどろおどろしい雰囲気が辺りに満ち始めた。
と、そうメアリーが感じ取ったと同時、白っぽい靄が、モグラのフレンズおじさんと、メアリーの周りを覆いはじめる。それらは、まるで!ダンスをするかのように陽気に一定のリズムで!
「キャッホ~イ!」
辺りに木霊した声……、メアリーは、震え上がった。彼等は、陽気なゴースト。……そして、メアリーは、彼等が苦手だったんだ。
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