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神を越えたその先へ  作者: blaster
2章 洞窟迷宮
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世界の真相

第2章は終わりです。

「さて、入るぞ、2人とも。」


 2人とも真剣な顔で頷く。


「そんな緊張すんな。何が出ても俺が何とかするから。」


 それを聞いて2人は安心したように頷いた。

 そして最後と思われる扉を開けると、、、



「やあみなさん。迷宮攻略クリアおめでとう!」


 やたら元気な小さい女の子が立っていた。


「よし帰ろうコイツは役に立たなさそうだな。」

「わかりました。」

「わかった。」

「わ~~~!待って待って!話だけでも聞いていって!」

「「「、、、。(無言で扉を開ける)」」」

「え?ホントに帰っちゃうの?嘘でしょ!?」

「お邪魔しました。」

「ごめんなさぁいっ!僕が悪かったです!だから待ってください!お茶も出しますから!」

「主様、どうしますか?斬りますか?」

「そうだな、それが良いだろ。ここから早く出たいし。」

「すみません!命だけは助けてください!お願いですぅ!」


 泣き叫び始めたのを見てさすがに不憫に思い、止めることにした。


「泣くな、冗談だ。」

「ぐすっ、ほ、本当に?」

「ああ。本当だ。な、ティア?」

「、、、、、、はい、冗談です。」

「嘘だぁ!今の間は冗談じゃない!」

「鬱陶しい。本当に斬りますよ。」

「ひいっ!」

「一回落ち着け、お前。深呼吸しろ。ほら、吸って~吐いて~」

「すぅ~はぁ~」


 素直に深呼吸をする少女


「で?お前が迷宮の管理者っていうことで良いのか?」

「は、はい。私はユウリっていう名前です。」

「そうか、俺は蓮だ。ユウリってのはどういう字を書くんだ?」

「えっと、、、優しいに里という字で優里です──ってええええええっ!?」


やはり日本人か。まあ、迷宮内に東京がある時点で殆んど確定だが。


「何だ?騒がしいな。」

「え、あ、だ、だってあなた、、、日本人?」

「ちょっとなに言ってるかわかんない。」

「わかってるじゃないですか!サン〇ウィッ〇マンじゃないですか!」

「え?なに?サンドイッチがどうしたって?」

「サンドイッチもこの世界にはありませんよ!」

「まあ、冗談はこのくらいにして。」

「本当ですよ。いい加減にしてください、、、。」


 この短時間でやや老けたように見える優里に、本題を切り出した。


「お前はいつからここにいる?そして何故ここで迷宮を管理してる?最後に世界を越える方法はあるのか?」

「っ、あなたは、、、。いえ、質問に答えます。順に、30年前、他にいく場所がないから、そして最後は、結論だけ言えば『はい』です。」

「!世界を越える方法が、故郷に帰る方法があるのか!?」

「はい。ですが、それは困難を極めます。」

「何でも良い。どんな方法でも良い。それはどうやるんだ?」

「蓮さんが神を殺すことです。」

「?どういうことだ?」

「この世界の神は、狂っています。蓮さんを召喚したのは神だということは知っていますか?」

「ああ。」

「それは、本来はあり得ないことなんです。神々は世界の住民に直接関わることを禁止しています。

 そして蓮さん、あなたは『神越者』ですね?」

「ん?そのシンエツシャって何だ?」

「へ?し、知らないんですか?ステータスは見ないんですか?」

「いや、見たけどクエスチョンマークが並んで読めなかったんだよ。」

「そ、そうですか。そんなこともあるんですね。なにしろこれは今までで初めての事例ですから、、、。

 それはともかく蓮さん。あなたにはその狂った神を殺して頂き、能力を略奪してもらいます。」

「成る程、俺をこっちに呼んだ能力を使って帰れば良いのか。」

「そういうことです。『能力略奪』があるだけでは不可能なことですが、神越の力ならそれが可能になる。」

「わかった。殺ろう。じゃなくてやろう。」

「やけに乗り気ですね。」

「当たり前だ。俺は家に帰りたい。そのために出来ることは何でもする。それだけだ。」

「わかりました。それなら蓮さんのステータス他、能力の一部を私が解放出来るだけやっておきますね。」

「そんなことも出来るのか。」

「はい。そういうのは得意なので。、、、はい、出来ましたよ。神越者の文字も見えるようにしておきました。」

「ありがとう、後で確認しとく。」

「いえいえ。では、次はエルフの里に行くと良いですよ。」

「ほう、エルフねえ、、、。4代迷宮を攻略しなくても良いのか?」

「はい。先にエルフの里が良いかと思います。その先にも雲海迷宮があるので。」

「成る程わかった。じゃあ行くか、ここから出してくれ。」


 時間が惜しいため、ここから出すように頼むと、


「あれ?あっさり過ぎません?もう少し躊躇っても良いと思うんですけど、、、。」

「そんなの知らん。早くしてくれ。」

「、、、わかりました。洞窟迷宮の外側に転移させますね。」

「ああ。頼む。」

「はい。頑張ってくださいね、蓮さん。」

「じゃあね、ユウリちゃん!」

「さようなら。」

「ええ、あなたたちにとって満足のいく結果になるように願ってます。」


 次の瞬間、俺たちは青白い光に包まれた。




──洞窟迷宮前──


 迷宮の入り口の扉の前に、青白い光がうまれた。それは次第に大きくなっていき、いきなり強く発光したかと思うと、消えた。


「、、、無事に戻って来れたみたいだな。」

「そのようですね。」

「じゃあ、行こうか。」

「うん!」

「はい!」



 俺たちの旅が再び始まった。

 終わった、のか、、、?

→はい、終わりました(第2章が)。


 ここまで読んでくれてありがとうございます。まだ付き合って頂けると嬉しいです。

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